スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

TF-111 マーメイル・オーケストラ始動! ウィンVSキャンサー

遊戯王カード 【水精鱗-アビスノーズ】 CBLZ-JP033-N ≪コスモ・ブレイザー 収録≫遊戯王カード 【水精鱗-アビスノーズ】 CBLZ-JP033-N ≪コスモ・ブレイザー 収録≫
()
コナミデジタルエンタテインメント

商品詳細を見る

 ウィンの連戦であります。

「《ドラグニティナイト-ヴァジュランダ》でダイレクト・アタック!」

 高速飛行で突き抜けて、赤き竜騎士の槍撃がクリティカルヒットした。バリアン騎士が屋上床に倒れこむ。ヴァルゴほどじゃないけど、かなりの強敵だった。炎属性モンスターのバーンにより、火傷ぽい痛みに苛まれている。膝が震えだして、悪質な眠気までも差してくる。ツァン・ディレさんも宮田ゆまさんも勝利したようだ。互いに顔を向いあわせて、微笑みをぶつけあう。そんな油断に浸っている暇もないけれど、少しでも不安を除きたいので。

「ふぅん。それだけ疲労しているのに、精鋭部隊を倒しちゃうなんて」

 キャンサーが仲間たちに機械操作を任せて、私たちへと足先を向かわせる。白衣を脱ぎ捨てると、クリームカラーの女子制服姿となる。赤いリボンが首元で映えている。

「私はキャンサー。いちおう言っておくよ。ドン・サウザンドの復活を不安がっているようだけど、安心して。ドン・サウザンドの欠片により闇を集めて、モーメント・エネルギーにより凝縮させていく。グランド・ナンバーズを人造的に完成させれば、アイツは副作用的に復活するだろうね。それは私たちが処分しておく。計画完了といけば、ネオ・ドミノは元に戻る」

「そんな言葉を信用できると思っているのですか?」

「これだけの迷惑をかけたからね。とにかく、装置には近づけさせない」

 キャンサーが決闘盤を装着しだした。異世界装置は黒結晶が膨れあがったようなもの。バリアンたちが白衣姿で、ホロキーボードを打鍵している。ホロディスプレイに映されている文字列は意味不明だ。闇空に浮かんでいる影、ドン・サウザンドが輪郭を明確にさせている。世界中から渦巻いてくる闇を消化しているのだろう。

「ウィン。お前は頑張ったが、あまりにも疲れている。ジャック・アトラスが代わろう」

「あなたの方が倒れそうです。お断りします」

 キャンサーと対峙しあう。快活そうな少女が、強気に笑みだす。


『バリアルフォーゼ!』


 いきなり、本性を現すなんて。キャンサーが海色に輝きだした。たくさんの水泡が湧きだす。両肩を露出した戦士衣装といった趣きだ。セパレーツ・タイプのようだけど、ビスチェにより腹部を巻いている。青髪を撫であげると、音楽記号っぽい髪飾りが出現した。

「ちょっと、どうなっているの?」

 ツァン・ディレさんが叫ぶのも無理はない。屋上床に立っていたはずなのに、ふわふわの絨毯を踏みしめている感触。水中にいるかのように、視界が揺らめいている。私たちは円形ホールに幽閉されたようだ。無人の観客席に囲まれている。オーケストラを奏でている異形たち。ジャックさんが女子陣を庇うように立ちあがる。また、結界ですか……。



『デュエル!』



【1ターン目:キャンサー】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「私の先攻、ドロー。《水精鱗-アビスリンデ:攻撃力1500・Lv3》を召喚。カード2枚をセットして、ターンを終了するわ」

 青髪の人魚さんが泳いできた。妖艶な雰囲気で見下ろしてくる。ディスク機能で調べてみると、リクルーター効果が表示された。カード効果で破壊しても、デッキから《水精鱗》を特殊召喚させるようだ。1ターンに1度のみという制限有りなので、同名モンスターを呼ばれる心配もないだろう。



【2ターン目:ウィン】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
キャンサー:《水精鱗-アビスリンデ:攻撃力1500・Lv3》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。永続魔法《ヒステリック・サイン》を発動します。デッキから魔法カード《万華鏡-華麗なる分身-》を手札に加えます。《ハーピィ・レディ2:攻撃力1300・Lv4》を召喚!」

 ショートヘアーの鳥乙女が降りてきた。きつめの眼差しで、遊泳している人魚さんを睨みあげる。《万華鏡-華麗なる分身-》により《ハーピィレディ1:攻撃力1300・Lv4》を特殊召喚すれば、《電光千鳥》のエクシーズ召喚へと連携できる。そうなれば、除去しまくりです。キャンサーは暢気そうに構えているけど、何かを狙っているようだ。《万華鏡-華麗なる分身-》の発動を待っているような。

「ウィン。どうしたの?」

 コロンちゃんが不安そうに呟いた。冷汗が頬を滑っていく。《水精鱗-アビスリンデ》を自ら破壊しても、リクルート・エフェクトは発揮できる。《激流葬》を仕掛ければ、どうなるのだろう? エクシーズ素材を並べた時点で、フィールドのモンスターは一網打尽にされてしまう。《水精鱗-アビスリンデ》も流されてしまうが、仲間の人魚が泳いでくる。自分フィールドにはモンスターがいなくなる。ダイレクト・アタックのオンパレードにより、私が敗北させられる危険性もある。あの表情はブラフかもしれないけど、慎重にプレイしていこう。

「カード1枚をセットして、ターンエンド」



【3ターン目:キャンサー】LP4000、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
キャンサー:《水精鱗-アビスリンデ:攻撃力1500・Lv3》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

ウィン:《ハーピィ・レディ2:攻撃力1300・Lv4》が攻撃表示。永続魔法《ヒステリック・サイン》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「けっこう、用心深いんだね。私のターン、ドロー。装備魔法《アビスケイル-ケートス》を《水精鱗-アビスリンデ》に着てもらう。装備モンスターは攻撃力800ポイントアップ。相手がトラップを発動すれば、無効にしてから《アビスケイル-ケートス》を墓地に送る」

 《ゴッドバードアタック》を伏せていたのに。これでは、発動できません。相手モンスターの攻撃宣言時に撃ちたかったけど。ヤバい! キャンサーが観察してくる。さわやかに笑いだす。

「今のは不味かった? 《水精鱗-アビスノーズ:攻撃力1500・Lv4》を召喚して攻撃!」

 甲冑人魚が物凄い速さで突っこんできた。兜の鼻部分が尖りすぎている。《ハーピィ・レディ2》を容赦なく貫いて、私のライフを3800ポイントにまで減らす。

「《水精鱗-アビスノーズ》が戦闘破壊に成功した。手札の水属性モンスター《水精鱗-アビスマンダー》を捨てることで、《水精鱗-アビスラング:守備力1800・Lv4》をデッキから特殊召喚する。このカードの存在により、水属性モンスターの攻撃力が300ポイントアップするよ!」

 大柄な男性人魚が、両手盾で防御態勢に屈みこむ。

「《水精鱗-アビスリンデ》によりダイレクト・アタック! 罠カード《アビスコーン》を発動して、攻撃力をエンドフェイズまで1000ポイントアップさせる」

 《水精鱗-アビスリンデ》も鎧姿になっている。長髪を引きながら、銛のように突っこんできた。表情が怖すぎるもの。攻撃力3600ポイントによる体当たりは痛すぎます。ふわりと舞いあげられて、ゆっくりと絨毯床に沈んでいく。ツァン・ディレさんが悲鳴を零した。ただでさえ疲労困憊しているのに、このまま眠りたくなる。でも、絶対に負けられないんだ。エンド宣言を捕えながら、無理をしてでも起きあがる。痛覚をシャットダウンできないかな……。



【4ターン目:ウィン】LP200、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
キャンサー:装備魔法《アビスケイル-ケートス》を装備した《水精鱗-アビスリンデ:攻撃力2600・Lv3》&《水精鱗-アビスノーズ:攻撃力1800・Lv4》が攻撃表示。《水精鱗-アビスラング:守備力1800・Lv4》が守備表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ウィン:永続魔法《ヒステリック・サイン》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。魔法カード《大嵐》を発動! 魔法・罠カード全てを破壊します」

 大嵐というよりも、海流の暴走みたいだ。異形の従者たちが流されそうになるも、演奏を止めない。《ゴッドバードアタック》も吹きとばすけど問題ありません。やっぱり、相手は《激流葬》を仕掛けていましたか。エクシーズ召喚を狙っていれば敗北するところでした。

「モンスター1体を裏側守備表示でセット。カード1枚をセットして、ターンエンド。《ヒステリック・サイン》が墓地へ送られたエンドフェイズなので、《ハーピィ》カード3種類をデッキから手札に加えます」

 《ハーピィ・ダンサー》や《ハーピィ・チェネラー》をサーチする。手札5枚にまで増えました。



【5ターン目:キャンサー】LP4000、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
キャンサー:装備魔法《アビスケイル-ケートス》を装備した《水精鱗-アビスリンデ:攻撃力2600・Lv3》&《水精鱗-アビスノーズ:攻撃力1800・Lv4》が攻撃表示。《水精鱗-アビスラング:守備力1800・Lv4》が守備表示。

ウィン:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。魔法カード《RUM-七皇の剣》を発動! 《No.101 S・H・Ark Knight》をエクストラ・デッキから特殊召喚! このカードを素材にすることで、《CNo.101 S・H・Dark Knight:攻撃力2800・R5・O×1》をエクシーズ召喚!」

「魔法カード《守備封じ》により、セットモンスターを攻撃表示に変更する。《ガスタ・ガルド:攻撃力500・Lv3・チューナー》ねぇ。攻撃するよ!」

 白き巨大戦艦みたいのが出現したかと思えば、コアから暗黒剣士が降りてきた。主と同じように、マントを羽織っている。《ガスタ・ガルド》が慌てふためくように、翼を暴れさせる。発動条件は厳しそうだけど、《RUM-七皇の剣》は強力すぎる。あんなモンスターをカード1枚で特殊召喚できるなんて。黒巨体が剣を振りあげながら迫ってくる。このまま攻撃を受ければ敗北してしまう。視界が曲がりだし、時間が引き伸ばされていく。キャンサーの記憶が流れこんできた。

 悲しい少女の物語が始まろうとする。





【TF-その111】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

No title

更新ありがとうございます!

キャンサーはオーバーハンドレッドとさらにCNo.まで使えるのですね。

ヴァルゴ達とは一線を画している気が・・・。

キャンサーの過去はどういう風に描かれるのか・・・。

次回も楽しみにしてます!

No title

 TMさん、感想ありがとうございます。

 オーバーハンドレッドにセブンズワンと七皇カードを使いまくりで、七皇待遇みたいになっていますね。実力的にもヴァルゴよりも上という設定です。後半戦も頑張っていきます。
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。