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TF-113 不屈の兄弟コンボ! ミザエルVSレクス&ルドガー

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 ミハエルやクリストファーに比べると年配兄弟です。

 キャンサーが倒れると同時に、海馬コーポレーションを包囲していた力が消失していく。迷路のごとき結界世界を張っていたのは、彼女自身だから。時間も経たないうちに、クロウさんやルアくんが屋上へと駆けてきた。心強くなれたのは一瞬だけ。酷く疲労しているようだ。

 遊星さんは青紫色になっており、毒でも盛られたのかと疑ってしまう。アキさんが困憊しながら支えている。とてもじゃないが、デュエルは不可能だろう。そういう私も、ツァン・ディレさんに介抱されている状態だ。コロンちゃんが泣きそうだけど、大丈夫なので心配しなくていいよ。大庭ナオミさんは事態を理解できないようで、宮田ゆまさんから説明を受けている。

 結界が消えたせいか、赤き竜が近づいてきた。そこから、光柱が注いでくる。UFO番組を思いだす光景だ。オジサマ2人がゆっくりと降りてきた。金髪の貴公子さんと対峙しあう。

「レクス・ゴドウィン……」

 ジャックさんが呟いた。とても熱っぽくて、視界全体が多重にぶれてくる。耳にしたことがあるような。治安維持局の元長官さんであり、シグナーとも戦ったという。実体化したダメージのせいで、内臓を痛めつけたのかな? 何かを吐いてしまう。ツァン・ディレさんが青ざめる。

「病院に行かないと、本当に危険だよ」

「これでも、体力には自信があります。私は丈夫ですから、ぜんぜん平気ですよ」

 キャンサーとのバトルは熾烈を極めた。ヴァルゴやアンタレスと比べても、ダメージの威力が桁違い。ツァン・ディレさんが彼女と戦わなくて幸いです。デュエルが終了してから、激痛が唸りをあげてきた。こんな痛みを、親友に味わせたくない。赤い水溜りが、ドン・サウザンドの影を映している。その輪郭が明確になってくる。



 クロウさんが、驚いたように呟いている。もう片方は、ルドガー・ゴドウィンというらしい。

「赤き竜の導きにより、我らが呼びだされた。バリアンの決闘者よ。デュエルをしましょう」

「貴様らが挑むというのなら、このミザエルが受けるまで」

 不動遊星さんを倒したバリアンですか。キャンサーよりも強いだろう。レクスさんが視線を向けると、遊星さんが頷いた。私にも一瞥してくる。彼らについては詳しくないですが、実力者で頼りになるはず。決闘内容はバトルロワイヤル・モードであり、それぞれのプレイヤーはファースト・ターンに攻撃宣言できない。プレイヤーの1人が敗北しても、カードはフィールドに残るようだ。赤き竜に見守られながら、デュエルが始まろうとする。



『デュエル!』



【1ターン目:ルドガー】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「私の先攻、ドロー。《赤蟻アスカトル:攻撃力700・Lv3・チューナー》を召喚。カード4枚をセットして、ターンを終了する」

 かつてはダーク・シグナーだったらしい。金髪の中年男性が、堂々たる決闘姿勢で挑む。《赤蟻アスカトル》の攻撃力は低いですけど、ミザエルのターンに攻撃されないので安心です。



【2ターン目:レクス】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ルドガー:《赤蟻アスカトル:攻撃力700・Lv3・チューナー》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード4枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。相手フィールドのみにモンスターが存在する。《太陽の神官:守備力2000・Lv5》を手札から特殊召喚する。魔法カード《精神操作》を発動することにより、《赤蟻アスカトル》のコントロールを得る」

「レベル5《太陽の神官》に、レベル3《赤蟻アスカトル》をチューニング!」

「太陽昇りしとき、全ての闇を照らしだす。降り注げ光よ! シンクロ召喚! いでよ、《太陽龍インティ:攻撃力3000・Lv8》!」

 バトルロワイヤル・モードでは、ルドガーさんも対戦相手として扱う。《太陽の神官》の召喚条件も満たせるし、《精神操作》によるモンスターの移動もできる。古代南米文化を思わせる神官が、《赤蟻アスカトル》とシンクロしあう。眩い太陽顔が昇ってきた。その上下左右には、竜頭4本が伸びあがっている。戦闘破壊されても、アタック・モンスターを返り討ちにするだけでなく、その攻撃力の半分だけダメージを与えるようだ。ツァン・ディレさんがディスク機能で調べてくれた。

「《泣き神の石像》を手札から墓地へ送り、魔法カード《ワン・フォー・ワン》を発動する。デッキから《スーパイ:攻撃力300・Lv1・チューナー》を特殊召喚する」

「《アポカテクイル:攻撃力1800・Lv4》を召喚。チューナーの存在により、レベル5になる」

「レベル5《アポカテクイル》に、レベル1《スーパイ》をチューニング!」

「闇に月満ちるとき、魔の囁きが聞こえだす。死へと誘え! シンクロ召喚! いでよ、《月影龍クイラ:攻撃力2500・Lv6》!」

 木人形のごとき稲妻神が飛びあがり、仮面モンスターとシンクロしあう。満月顔が昇りだして、上下左右から生えた竜頭を吠えさせる。攻撃対象にされると、アタック・モンスターの攻撃力の半分だけライフ回復ができるらしい。《太陽龍インティ》と《月影龍クイラ》の片方が墓地送りにされてから本領発揮! 破壊されると、相方を甦らせるようだ。ルドガーさんが不敵に笑みだした。

「レクスも手札が少なかろう。罠カード《強欲な贈り物》を発動。レクスは2枚ドローする」

「兄さん、助かりますよ。永続魔法《太陽の祭壇》を発動する。カード2枚をセットして、ターンエンド」

 レクスさんは相手扱いなので、《強欲な贈り物》ができるのですか。ルドガーさんはサポートに徹しているようだ。両目を細めると、ちらりと伏せられたカードを覗けた。トラップ《死神の呼び声》かな。モンスターを墓地から特殊召喚すれば、《スーパイ》も復活させられる。《太陽の祭壇》により、攻撃力を300ポイントアップさせて。



【3ターン目:ミザエル】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ルドガー:魔法&罠カードゾーンにカード3枚をセットしている。

レクス:《太陽龍インティ:攻撃力3000・Lv8》&《月影龍クイラ:攻撃力2500・Lv6》が攻撃表示。永続魔法《太陽の祭壇》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「私のターン、ドロー」

「永続罠《生贄封じの仮面》を発動! 互いのプレイヤーは、カードをリリースできない。さらに、永続罠《王宮の鉄壁》を発動するぞ。互いのプレイヤーは、カードを除外できない」

「ここまでメタを張られると、どう切り抜けようかと楽しくなるものだ。それぐらいで、このミザエルを攻略できると侮るなよ。魔法カード《召集の聖刻印》によりデッキサーチをして、魔法カード《超力の聖刻印》により、《神龍の聖刻印:攻撃力0・Lv8》を手札から特殊召喚する」

「《聖刻龍-アセトドラゴン:攻撃力1900・Lv5》を召喚。リリース無しで召喚したゆえに、攻撃力は1000ポイントにまでダウンするがな。モンスター効果を発動して、このカードのレベルをドラゴン族である通常モンスター《神龍の聖刻印》に合わせる」

「レベル8《神龍の聖刻印》と《聖刻龍-アセトドラゴン》で、オーバーレイ・ネットワークを構築! 《No.46 神影龍ドラッグルーオン:攻撃力3000・R8・O×2》をエクシーズ召喚!」

「私のフィールドには、《No.46 神影龍ドラッグルーオン》のみ。ORU1体を取り除くことにより、ドラゴン族である《太陽龍インティ》を奪う!」

 ルドガーさんの永続罠にも動揺しない。ミザエルは悠々と愉しんでさえいる。エクシーズ召喚により降臨したのは、金毛豊かな白神龍だ。ORUを放つことで、太陽龍さえも支配する。コントロールを奪われてしまえば、《太陽龍インティ》と《月影龍クイラ》のコンボも難しくなってしまう。バトルロワイヤル・モードで助かった。連続攻撃により、ルドガーさんが敗北させられるから。

「カード2枚をセットして、ターンエンド」



【4ターン目:ルドガー】LP4000、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
ルドガー:永続罠《生贄封じの仮面》と永続罠《王宮の鉄壁》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

レクス:《月影龍クイラ:攻撃力2500・Lv6》が攻撃表示。永続魔法《太陽の祭壇》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

ミザエル:《No.46 神影龍ドラッグルーオン:攻撃力3000・R8・O×1》&《太陽龍インティ:攻撃力3000・Lv8》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《スーパイ:攻撃力300・Lv1・チューナー》を召喚。魔法カード《ブラック・ホール》を発動して、フィールドのモンスター全てを破壊する」

「ライフ1500ポイントを払い、速攻魔法《我が身を盾を》! 破壊効果を無効にする」

 《スーパイ》がカード効果によって墓地送りとなれば、《太陽の神官:攻撃力1000・Lv5》をデッキから特殊召喚できる。パワー倍増させた状態で。上手くいけば、攻撃力2000のダイレクト・アタックができたのに。ミザエルが《ブラック・ホール》による衝撃を、自らへと集約させた。ダメージが実体化しているせいか、うっすらと冷汗を流している。

「ならば、レクスにつなげるまでだ。罠カード《不運なリポート》を発動! 次のターン、レクスはバトルフェイズを2回行える。ターンエンド」



【5ターン目:レクス】LP4000、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
ルドガー:《スーパイ:攻撃力300・Lv1・チューナー》が攻撃表示。永続罠《生贄封じの仮面》と永続罠《王宮の鉄壁》が発動中。

レクス:《月影龍クイラ:攻撃力2500・Lv6》が攻撃表示。永続魔法《太陽の祭壇》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

ミザエル:《No.46 神影龍ドラッグルーオン:攻撃力3000・R8・O×1》&《太陽龍インティ:攻撃力3000・Lv8》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。フィールドの《スーパイ》を墓地に送り、罠カード《ケツァルコアトルの炎》を発動する。《月影龍クイラ》の攻撃対象モンスターは、攻撃力0となり効果無効となる」

 もちろん、エンドフェイズまでという限定付きで。フィールドの《赤蟻アスカトル》か《スーパイ》1体を墓地へ送ることで、自分スタンバイフェイズに発動できる。《太陽龍インティ》と《月影龍クイラ》のサポートカード。バトルフェイズも連続して行えるので、ミザエルに大打撃を与えられる。

「相手スタンバイフェイズゆえに、罠カード《覇者の一括》を発動するまで。このターン、貴様のバトルフェイズをスキップする。残念だったな」

 レクスさんが言葉を呑みこむ。そのまま、エンド宣言を唱えるのみ。ドローカードは使えないものか。セットすら行わない。ミザエルのターンに入れば、ルドガーさんが狙われてしまう。危険な状態に陥りそうで、レクスさんが焦燥を零しだす。



【6ターン目:ミザエル】LP2500、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
ルドガー:永続罠《生贄封じの仮面》と永続罠《王宮の鉄壁》が発動中。

レクス:《月影龍クイラ:攻撃力2500・Lv6》が攻撃表示。永続魔法《太陽の祭壇》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ミザエル:《No.46 神影龍ドラッグルーオン:攻撃力3000・R8・O×1》&《太陽龍インティ:攻撃力3000・Lv8》が攻撃表示。


「私のターン、ドロー。あっけないものだな。今すぐにも勝負を終えそうだ。魔法カード《受け継がれる力》を発動するぞ。《太陽龍インティ》を墓地に送り、その攻撃力分だけ《No.46 神影龍ドラッグルーオン》をパワーアップさせる」

「ORU1体を取り除いて、《No.46 神影龍ドラッグルーオン》の特殊効果を発動する。《月影龍クイラ》のコントロールを奪う」

「《聖刻龍-ドラゴンゲイヴ:攻撃力1800・Lv4》を召喚! バトルを開始する」

 《月影龍クイラ》から生えている竜頭たちが、ダークブレスを一斉発射した。ルドガーさんが吹きとばされて、《聖刻龍-ドラゴンゲイヴ》の追加攻撃を受ける。竜戦士の殴打により、ライフが0ポイントにまで急落していく。それだけでは終わらない。《No.46 神影龍ドラッグルーオン》は攻撃力6000ポイントにまで達している。ジャンボジェットのように空中高くから迫りだし、レクスさんを押し潰した。ミザエルの圧倒的実力に、遊星さんたちが固唾を呑んでいる。



 胸奥が燃えるようだ。背中がムズムズしてきます。





【TF-その113】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

No title

更新ありがとうございます!

えっと・・・意外な人物が出てきたと思いきや・・・ミザエルの咬ませ犬として出落ち(泣)

さて、ミザエルとは誰が戦うのでしょうか・・・?

ところでこのSSでは「ペンデュラム」はスルーですか?

次回も楽しみにしてます!

No title

 TMさん、感想ありがとうございます。

 速攻で勝負が決まりました。ミザエルの引きも良かったりします。ミザエルの連戦といきます。

 ペンデュラム召喚については、この章(ウィンが主人公内)ではスルーとなります。次章で触れようかと考えています。ペンデュラムについて慣れていない部分もあるので、しばらく様子見です。

No title

さすが七皇といったところですか・・・。

そうですよね。ペンデュラムはいろいろルールがはっきりしてなかったりもしますし・・・。
今はウィンの物語を楽しませていただきます!!
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