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TFSP-1 カオス再生! ハラルドVSドン・サウザンド-シャドー


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 120話以降のエピソードです。永続魔法《ムンクの叫び》は2回目の登場かな。

 ドン・サウザンドは一時的にも撤退したようだ。バリアンはグランド・ナンバーズの追跡を始めた。シグナーに敵対するべき理由も消えたせいか、大人しく活動をしている。死傷者は幸いにして確認されていない。ひとまずの平穏が訪れたと表現するべきか。

 ハラルドの気分は晴れない。キャンサーというバリアンに完全敗北を喫した。《三極神》3体を降臨させるも、ダメージを与えるので精一杯といったところか。《CNo.101 S・H・Dark Knight》を使いこなして、北欧神すらも嘲笑う。そんな決闘者を相手にして、ウィンは勝利を掴んだ。それどころか、ミザエルすらも打ち負かしたという。

「《三極神》の力に、私は慢心していたのだろうか?」

「ハラルドが慢心だと? そうとは思えんがな」

「キャンサーが異常に強すぎなんだよ。まぁ、俺たちも発展途上といったところか」

 ドラガンの返答に、ブレイブが思いをつなげた。駆けあがりたいという気持ちが、言葉の裏にこめられている。惨敗をバネにすることで、ラグナロクは伸びあがっていくだろう。彼らの表情に、夜明けのごとく輝きが戻りつつある。《極神聖帝オーディン》に頼りすぎた戦略も改めてみるべきか。ハラルドはデッキを見直してみる。

「ウィン・カーウィンと名乗っていた少女は、旧支配者に憑かれていたようだな。辛い記憶を戻したらしく、神父の世話になっていると耳にした」

「決闘者として成長著しいが、今は休んでほしい。ドン・サウザンド絡みには触れさせたくねぇ」

 ブレイブはウィンを知っているが、特に親しくはない。幼子を世話している身としては、少女に苦労させたくないものだ。ドン・サウザンドはダメージを癒すためにも、生贄を求めるだろう。ルーンの瞳が、カオスの企みを示してくれる。ウィンは大いなる力に覚醒したという。それゆえ、彼女は混沌邪神から狙われている。


 シティは日常を戻しつつある。水面下では混沌が蠢いているが。



 重々しい曇天が、今にも雨粒を落としてきそうだ。肌寒げな風も吹いてくる。桃色髪の制服少女が、ウィンと楽しげに歩いていた。暗黒塊が邪眼を突きだして、遠くから観察しているようだ。禍々しいマスクをかぶっており、赤眼が腹部に開いている。

「女の子を眺めまわすとは、趣味が悪いぜ。ドン・サウザンド」

「我が視えるのか? どうやら、《三極神》の所持者であるようだな。貴様らを供物として、我が本体に捧げるとしよう。デュエルを始めるぞ」

「ドン・サウザンドの分身といったところか。そのデュエル、私が受けよう」

 ドラガンとブレイブが、ハラルドにデッキを託す。ドン・サウザンドの欠片らしき影が、煙のように昇りだす。ラグナロクの面々よりも、はるかに高身長なようだ。並の決闘者ならば、心を凍結させられてしまう威容さ。ハラルドは微塵も引かない。正々堂々と立ち向かうのみ。



『デュエル!』



【1ターン目:ドン・サウザンド-シャドー】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「我のターン、ドロー。《ヴェルズ・カストル:攻撃力1750・Lv4》を召喚。この召喚により、《ヴェルズ・ヘリオロープ:攻撃力1950・Lv4》を追加召喚する」

「レベル4《ヴェルズ・カストル》と《ヴェルズ・ヘリオロープ》でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《ヴェルズ・オピオン:攻撃力2550・R4・O×2》をエクシーズ召喚!」

「ORU1体を取り除いて、モンスター効果を発動する。デッキから速攻魔法《侵略の汎発感染》を手札に加えよう。カード2枚をセットして、ターンを終了する」

 黒渦が曇天中に広がった。闇の従者どもが、そこへ飛びこんでいく。もうもうと暗黒霧が吐きだされて、漆黒竜が威圧するかのように降りてきた。ORUが衛星のごとく、その周囲を旋回している。これが存在するかぎり、レベル5以上のモンスターを互いに特殊召喚できないようだ。ディスク機能を活かして効果調査をすれば、《極神聖帝オーディン》を封じられていた。



【2ターン目:ハラルド】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ドンサウザンド-シャドー:《ヴェルズ・オピオン:攻撃力2550・R4・O×1》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《極星霊ドヴェルグ:攻撃力100・Lv1》を召喚。この召喚により、《極星將テュール:攻撃力2000・Lv4》を追加召喚する」

 《ヴェルズ・オピニオン》が見張っているかぎり、シンクロ召喚は行えない。《侵略の汎発感染》を潜めているのなら、魔法・罠も通じないだろう。ドワーフ・タイプの星霊が、隻腕軍神を連れてきた。フェンリルの怒りを買ったせいで、右腕を喰われている。

「装備魔法《極星宝ドラウプニル》により、《極星將テュール》の攻撃力を2800ポイントにアップさせる。《ヴェルズ・オピオン》を斬るのだ!」

 ブルーマントを翻して、《極星將テュール》が一気呵成に跳びあがる。《ヴェルズ・オピオン》の額を踏みしめてから、左手にした剣を刺しこんだ。悲鳴を軋らせながら、暗黒竜が墜落していく。250ポイントものバトルダメージ。《極星霊ドヴェルグ》の直接攻撃も成功して、相手ライフを3650ポイントにまで削れた。

「カード3枚をセットして、ターンを終了する」

「永続罠《侵略の浸食感染》を発動する。手札の《ヴェルズ・コッペリアル》をデッキへ戻して、《ヴェルズ・マンドラゴ》をデッキよりサーチする」



【3ターン目:ドン・サウザンド-シャドー】LP3650、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
ドンサウザンド-シャドー:永続罠《侵略の浸食感染》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ハラルド:装備魔法《極星宝ドラウプニル》を装備した《極星將テュール:攻撃力2800・Lv4》&《極星霊ドヴェルグ:攻撃力100・Lv1》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード3枚をセットしている。


「我のターン、ドロー。相手モンスターが多いゆえに、《ヴェルズ・マンドラゴ:攻撃力1550・Lv4》を手札から特殊召喚する」

「《ヴェルズ・ケルキオン:攻撃力1600・Lv4》を召喚して、特殊効果を発動するぞ。《ヴェルズ・ヘリオロープ》を墓地から除外することで、《ヴェルズ・カストル:攻撃力1750・Lv4》を墓地より回収する。さらに、このカードを召喚しよう」

「レベル4の《ヴェルズ》3体でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《ヴェルズ・ウロボロス:攻撃力2750・R4・O×3》をエクシーズ召喚!」

「ORU1体を取り除くことで、《極星將テュール》を手札へ戻す」

 闇の星座騎士どもが暗黒植物を率いて、次元渦に飛びこんだ。凄まじい咆哮が、シティを崩壊させようと揺さぶりだす。アカデミアの女子生徒たちが、驚愕しながら観戦している。三つ首竜が衝撃波を吐きつけた。《極星將テュール》が舞いあげられる。《極星霊ドヴェルグ》しか残されていない危機状況に、ドンサウザンドの影が哂いだす。

「《ヴェルズ・ウロボロス》で攻撃力100を喰らわせるとしよう」

「《極星霊ドヴェルグ》を除外して、罠カード《極星宝グングニル》を発動! 《侵略の浸食感染》を破壊する。《極星霊ドヴェルグ》は2回目の自分エンドフェイズに戻ってくる」

「ならば、《侵略の浸食感染》が除去される前に発動するのみ。《ヴェルズ・ゴーレム》をデッキに戻すことで、《ヴェルズ・オランタ》をサーチする」

 《極星霊ドヴェルグ》の魂を糧にして、オーディンの槍が放たれる。ハラルドは何者にも守られない。そう運ぶことが、彼の狙いである。ダイレクト・アタック宣言を受けて、《ヴェルズ・ウロボロス》がダークブレスを威力全開で吹きつけた。2750ポイントものダメージが、ハラルドに激痛を刻みこむ。ライフ1250ポイントにまで追いこまれた。

「自分フィールドにモンスターが存在しない状態で、バトルダメージを受けた。罠カード《フリッグのリンゴ》を発動! その数値分だけ、自分ライフを回復させる。さらに、《邪精トークン:攻撃力2750・Lv1》を特殊召喚する」

 ハラルドのライフポイントは初期値に戻った。《邪精トークン》の攻守は、回復数値分だけアップする。《ヴェルズ・ウロボロス》と相打ち可能である。《極星將テュール》は《極星》が存在しなければ、自壊してしまう。《ヴェルズ・ウロボロス》を倒せても、《ヴェルズ・オランタ》が控えている。逆転できなければ、敗北へと圧されていく。ドローに賭けるしかない。

「永続魔法《ムンクの叫び》を発動する。相手エクストラ・デッキからモンスター3枚をランダムに除外する。このカードが破壊されないかぎり、それらのモンスターは使用できない。どうやら、《極神聖帝オーディン》が除外されたようだな。ターンエンドだ」



【4ターン目:ハラルド】LP4000、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
ドンサウザンド-シャドー:《ヴェルズ・ウロボロス:攻撃力2750・R4・O×2》が攻撃表示。永続魔法《ムンクの叫び》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ハラルド:《邪精トークン:攻撃力2750・Lv1》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。手札から速攻魔法《エインヘリアルの帰還》を発動する。《極星霊ドヴェルグ:攻撃力100・Lv1》は除外されているが、特殊召喚できる」

「《極星將テュール:攻撃力2000・Lv4》を召喚。トラップ《極星宝メギンギョルズ》により、パワーを倍にする。《ヴェルズ・ウロボロス》にアタック!」

 《エインヘリアルの帰還》を使えば、《極星》を墓地へ戻すこともできる。《極星霊ドヴェルグ》を特殊召喚して、《極星將テュール》の自壊も防いだ。トール愛用の聖帯を締めてから、隻腕剣士が跳びあがる。攻撃力4000ポイントにアップしているのだ。剣閃が縦横無尽に張られて、竜頭を斬り落としていく。1250ポイントものダメージが、相手ライフを2400ポイントにまで急降下させる。《邪精トークン》の直接攻撃も通り、ドン・サウザンドの影は消滅した。



「我はドン・サウザンドの一欠片にすぎない。どう貴様らが足掻こうと、完全復活の日は近いのだ」

 残された哄笑に、ハラルド一行の危機感が高まっていく。



 ドン・サウザンドの影は、人間のみに呪詛を吐いたのではない。はるか遠くから、ミザエルが決闘を見守っていた。バリアンにも向けられた言葉である。





【TFSP-その1】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

やっとこさゆっくりSSを読ませていただく時間ができました・・・。
更新ありがとうございます!
ハラルドは《極神聖帝オーディン》を使わないデュエルを模索し始めた感じですかね・・・。

ところで訂正なんですが、《ヴェルズ・オピオン》が《ヴェルズオピニオン》になっていたのでご報告させていただきます。
では次の話を読ませていただきます!

No title

 TMさん、感想&ご指摘ありがとうございます。オピニオンだと「意見」になっちゃいますね。訂正しました。

 《極星將テュール》を活躍させようとしたら、このような流れになりました。ラグナロクが惨敗したままだとアレなので、復活を描きました。
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