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TF-127 ワイトファミリーの絆! ウィンVS瀬良あゆみ


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 ワイトデッキです。

 あゆみちゃんが、嬉しそうに決闘盤を装着した。教会前の広場にて、ウィンと向いあう。彼女にとって、憧れの星であるようだ。ウィンはバリアンを次々に破っていったからね。アカデミアでも連戦連勝を伸ばしている。シスターや神父さんも観戦していた。

「ウィンさんとデュエルなんて、とっても幸せです」

「私もです。どうせなら、お互いに勝利するつもりでやりましょう!」

「はいっ! お願いします」

 2人とも礼儀正しいものだ。ミザエルが隣に立っていなければ、落ち着けるのに。ウィンがデュエルをすれば、どこからか湧いてくる。端正な顔をしているも、いつも表情が険しい。ドン・サウザンドがウィンを狙っているので、バリアンの誰かが見張っている。キャンサーなどは、女子寮にまで這入りこんできた。デュエルが始まろうとしている。



『デュエル!』



【1ターン目:ウィン】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「私のターン、ドロー。《召喚士セームベル:攻撃力600・Lv2》を召喚。魔法カード《ワン・レベルアップ》により、レベル3へアップさせます」

「《召喚士セームベル》の特殊能力を発動! 《異界の妖精エルフォビア:攻撃力900・Lv3》を手札から特殊召喚します。レベルが同じなら、そのモンスターを手札から呼びだせます」

 赤頭巾の少女が、魔法陣を弾けさせた。召喚魔法の威力に圧されてしまい、ツインテールを跳ねさせる。ダークゴズロリっぽいドレスの銀髪少女が、大きな杖を抱えて着地する。レベル3のモンスターを特殊召喚するために、《ワン・レベルアップ》を使用したのか。

「風属性モンスター《ガスタ・イグル:Lv1》を手札公開することで、《異界の妖精エルフォビア》のサイキック能力を発動します。次の相手メインフェイズ1が終わるまで、レベル2以上のモンスター効果は発動できません」

「レベル3《召喚士セームベル》と《異界の妖精エルフォビア》で、オーバーレイ・ネットワークを構築! 《トーテム・バード:攻撃力1900・R3・O×2》をエクシーズ召喚!」

 ウィンは容赦しないなぁ。《異界の妖精エルフォビア》の杖から、黒怪鳥が飛びあがった。歪な鳴声が、モンスター効果を封じる。すかさず、エクシーズ召喚へつなげる。《トーテム・バード》はランク持ちであり、制限を受けない。ORUを取り除けば、魔砲・罠カードにカウンターできる。《マジカルシルクハット》が手札にあるので、攻撃対策もばっちりだ。

「カード1枚をセットして、ターンエンド。《ワン・レベルアップ》を使用したエンドフェイズなので、1枚ドローしますね」



【2ターン目:あゆみ】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ウィン:《トーテム・バード:攻撃力1900・R3・O×2》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。モンスター1体を裏側守備表示で伏せて、ターンエンド」

 あゆみちゃんが、おずおずとモンスターをセットした。ウィンはニコニコしている。

 アタッカーを召喚して、《トーテム・バード》の戦闘破壊を狙う。あるいは、何もせずに守備を固めていく。魔法・罠も無効にされてしまい、モンスター効果も制限されている状況だしね。できる行為も限られてしまう。ボクもウィンに勝ちたいので、攻略法を練っていく。無効にされるのを前提にして、魔法・罠を発動してみる。ORUが無くなれば、300ポイントほどパワーダウンするようだし。でも、ウィンに囮は通じそうにもない。



【3ターン目:ウィン】LP4000、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
ウィン:《トーテム・バード:攻撃力1900・R3・O×2》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

あゆみ:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。


「私のターン、ドロー。《トーテム・バード》でセットモンスターを攻撃します」

 トーテムポールから飛びだち、《ゴブリンゾンビ:守備力1050・Lv4》を嘴で突いた。教会を前にして、ホラー映画じみた血渋きが噴きだす。ゾンビが痛々しく倒れこんだ。戦闘破壊されるも、あゆみちゃんが嬉しそうに声を張りだした。

「《ゴブリンゾンビ》がフィールドから墓地送りとなりました。守備力1200以下のアンデット《ワイトプリンス》を、デッキから手札に加えます」

「《ワイト》軍団が来そうです。モンスター1体を裏側守備表示でセットして、ターンエンド」



【4ターン目:あゆみ】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ウィン:《トーテム・バード:攻撃力1900・R3・O×2》が攻撃表示。モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

あゆみ:無し。


「私のターン、ドロー。《ワイトプリンス》を手札から墓地へ送り、魔法カード《ワン・フォー・ワン》を発動! デッキから《ワイトキング:攻撃力?・Lv1》を特殊召喚します」

「ORU2つを取り除いて、《トーテム・バード》の特殊能力を発揮しますね。《ワン・フォー・ワン》を無効にします。《ワイトキング》は厄介ですので」

「コストまでは無効にできません。《ワイトプリンス》が墓地へ送られたので、《ワイト》に《ワイト夫人》をデッキから墓地送りにします。家族がそろいました」

 あゆみちゃんは、両親への想いをワイト・ファミリーに託しているようだ。カードへの眼差しが、彼女の寂しさを伝えてくる。


「《ゾンビ・マスター:攻撃力1800・Lv4》を召喚して、モンスター効果を発動します。《ボーンクラッシャー:攻撃力1600・Lv4》を手札から墓地へ送り、このカードを特殊召喚!」

 恵ちゃんの愛用モンスター。アンデットが墓地にあれば、コストにしたモンスターも蘇生対象にできる。骸骨戦士が石斧を手にして、石畳を早歩きしてくる。骨犬もついてくるのが、微妙に可愛らしい。《ボーンクラッシャー》はアンデットにより特殊召喚されると、相手の魔法・罠カード1枚を破壊する。大きくのけぞってから、《マジカルシルクハット》を叩き潰した。

「レベル4《ゾンビ・マスター》と《ボーンクラッシャー》で、オーバーレイ・ネットワークを構築! 《レッド・ピラミッド・シング:攻撃力2400・R4・O×2》をエクシーズ召喚!」

「ORU1体を取り除くことで、セットモンスターを破壊します」

 ゾンビどもが光渦に飛びこんだ。赤い三角錐をかぶった怪人が立ちあがる。ゆらゆらとした歩き様が不気味である。今は昼間だけど、夜中に遭遇したら失神するかもね。ORUを投げつけて、《ガスタ・イグル》を撃ち砕いた。さっき手札公開したので、何を伏せたのかはバレているのだろう。ウィンのフィールドには、《トーテム・バード》のみが残されている。《親切なプチリュウ》が手札にあるので、戦闘対策もばっちりだが。


「《ワイトプリンス》と《ワイト》、《ワイト夫人》を墓地から除外することで、《ワイトキング:攻撃力?・Lv1》をデッキから特殊召喚します」

「《ワイトキング》で《トーテム・バード》に攻撃! さらに、手札から速攻魔法《異次元からの埋葬》を発動します。除外されている《ワイト》たち3体を、墓地に戻しますね」

 《ワイトキング》のパワーは、墓地の《ワイト》1体につき1000ポイントアップする。《ワイト夫人》や《ワイトプリンス》は墓地では《ワイト》扱いなので、攻撃力3000ポイントに。《親切なプチリュウ》も使えない。相打ちに持ちこもうが、《ワイトキング》は自己蘇生が可能だ。《ワイト》を墓地除外することで、戦闘破壊からも立ち直れる。攻撃力2000の状態で追加攻撃されてしまう。骸骨王が鳥に噛みついた。1400ポイントものバトルダメージが、ウィンを襲う。

「《レッド・ピラミッド・シング》でダイレクト・アタック!」

 見るからに邪悪そうな怪人が、巨躯を迫らせてくる。ブラッドソードを振りかざして、ウィンを斬りつけた。ライフ200ポイントにまで追いつめられる。首の皮一枚でつながっている状態だ。

「カード1枚をセットして、ターンエンド」


「《レッド・ピラミッド・シング》が攻撃宣言したエンドフェイズですね。アンデットである《ワイトメア》を、デッキから墓地へ送ります。《ワイトメア》も墓地では《ワイト》扱いです」

 《ワイトキング》の攻撃力が4000ポイントにまでアップした。ミザエルも愉しそうに眺めている。



【5ターン目:ウィン】LP200、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
ウィン:無し。

あゆみ:《ワイトキング:攻撃力4000・Lv1》&《レッド・ピラミッド・シング:攻撃力2400・R4・O×1》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「あゆみちゃん、凄いですよ! 私のターン、ドロー。どうやら、勝利の風が吹いてきたようです。私も魔法カード《ワン・フォー・ワン》を発動しますね。《ガスタ・グリフ》を手札コストにすることで、《音響戦士ベーシス:攻撃力600・Lv1・チューナー》をデッキから特殊召喚します」

「《ガスタ・グリフ》が手札から墓地へ送られました。デッキから《ガスタの疾風リーズ:攻撃力1900・Lv5》を特殊召喚します」

「永続罠《デビリアン・ソング》を発動! 相手モンスター全ては、レベル1ダウンします」

 グリフォンに乗って、筋肉質な少女がやってきた。このまま、シンクロ召喚へ進めたいところであるが、デュエルは思い通りに運ばないもの。《レッド・ピラミッド・シング》が悪夢じみた歌を奏でだした。《ガスタの疾風リーズ》がレベル4にダウン。シンクロやエクシーズも妨害する永続罠か。ウィンだって、デュエルの困難さと、それを乗り越える嬉しさに魅惑させられている。


「手札2枚ありますので、《音響戦士ベーシス》の音楽効果を発動します。このカードをレベル2だけアップ! 《デビリアン・ソング》で、レベル2へ戻されますけど」

「レベル4《ガスタの疾風リーズ》に、レベル2《音響戦士ベーシス》をチューニング!」

「偉大なるヴァイロンの力よ。聖なる輝きを大自然と融合させて、我らを新たなる段階へと進化させよ! シンクロ召喚! 飛翔せよ、《ダイガスタ・スフィアード:攻撃力2000・Lv6》!」

「このシンクロ召喚により、《ガスタ・イグル:攻撃力200・Lv1・チューナー》を墓地より手札回収します。このまま、召喚しますね。バトルフェイズに入りますよ」

 ギターロボットが自らの弦を響かせて、レべルアップ。《ガスタの疾風リーズ》とシンクロしあう。《ダイガスタ・スフィアード》は戦闘破壊されない。《ガスタ》でのバトルダメージを反射させられる。《ダイガスタ・スフィアード》が緑鳥を連れて、《ワイトキング》に特攻を仕掛ける。骸骨王が噛みついてくるも、聖杖を振りかざした。ウィンが受けるはずのバトルダメージを、ウィンドウォールにより跳ね返す。ハイパワーが仇となり、あゆみちゃんのライフは0にまで墜落した。


「相手モンスターのパワーを利用したか。さすがであるな」

「《ブレイクスルー・スキル》を仕掛けて、攻撃宣言時に発動すれば……」

「それも良かろう。ウィンを超えようとする姿勢は感心できる」

「デュエリストなら、当然だと思いますけど。ミザエルさんも対策を考えているのでしょう?」

「決闘者ゆえに当然だ」

 ミザエルが話しかけてきたので、吃驚してしまう。このバリアンも雰囲気が変わっている。ウィンとあゆみちゃんの仲良しぶりを眺めて、穏やかに相好を崩していた。





【TF-その127】





 瀬良あゆみは夕日道を歩いていた。憧れの女性と手合せできて、とても嬉しい。負けたのは悔しいけれど、勝てるように努力していこう。ウィン姉さんも、デュエルのアドバイスをしてくれた。分かりやすい説明で、先生みたいだ。単独行動は駄目だと言われているが、カードショップに1人で訪れた。誰も虐めてこないので、安堵しながら帰路を歩んでいる。シスターさんを心配させたかもしれない。教会施設に着いたら謝っておこう。

「おいっ! てめぇ、詐欺一家の娘じゃねぇか!」

 大声を叩きつけられ、思いっきり蹴りつけられた。アスファルトに両手をついて、右掌を擦りむいてしまう。血がにじんで痛々しい。大きな黒人のオジサンが見下ろしてくる。

「あいつらのせいで、俺様は大金を損したんだ。収容所もクビになるし、ロクなことがないぜ!」

 鼻穴に指を突っこむと、鼻毛を千切りだした。息を吹きかけて、汚いものを少女へと漂わせる。酒臭さも降りてくる。瀬良あゆみは恐怖で身動きもとれない。汚物が近づいてくる。

「どうして、こんな目に……」

 ぎゅっと、両目をつぶるしかない。昂揚感が一気に、苛立ちと悲しみに塗りたくられる。何かの気配が流れてきたのか。目蓋を開けてみると、おっきな黒手が鼻毛を受け止めていた。黒い魔人が、オジサンを睨んでいる。黄金色の髪が、カーテンのように揺らめいている。

「異物は排除するのか。エリファスも人間も変わらぬな」

 そう呟くと、魔人さんは掌をかざした。ふっと息を吐きだす。そこについていた鼻毛を吹きとばして、オジサンの顔面に張りつかせる。あまりの恐怖に、オジサンは意識を失った。

「我はドン・サウザンド。虐げられし娘よ。混沌なる力を与えてやろう」




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

更新ありがとうございます!!

ワイトデッキ・・・一回コンボを完成させちゃうと突破が面倒なんですよね・・・。

ガスタデッキは組みたいですけどあれ必須カードが全部高いカードなんで・・・。
やっぱヒーローの強化にしましょうか・・・。
・・・関係ない話で申し訳ありません!

ドン・サウザンドはちびっ子にも手を出しますか・・・。さすが外道ですね・・・。
鷹栖はオリカを作られているあたり近いうちに再登場ですかね?

次回も楽しみにしてます!!

No title

 TMさん、感想ありがとうございます。

 《ワイト》は着実にパワーアップしてきますね。《HERO》はストラクも出ますし、収集も楽になりそうです。《ガスタ》もストラクなどの再録があればいいのですが。

 鷹栖は出ますね。もう1つの話の方で。ドン・サウザンドも容赦なく闇を収集しています。
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