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TFSP-10 青春スイッチオン! ゆまとアンナの超特急タッグ!

「M・HERO フォーゼ」闇【機械族・融合】☆×7
「M・HERO フォーゼ」の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか発動できない。これらの効果を発動したターン、このカードは直接攻撃できない。①:このカードの特殊召喚に成功した場合、手札またはデッキからRモンスター1体を装備できる。②:このカードに装備されたRモンスター1体を墓地に送る。手札またはデッキからRモンスター1体を装備する。この効果は、相手ターンでも発動できる。③:このカードは装備したRモンスターと同じ効果を得る。※Rモンスター=「ロイド」機械族モンスター
ATK2400 DEF1900


 今回のキーカード! 特別篇の特別篇であり、はっちゃけています。

 宮田ゆまとレイン恵は、カレー専門店にいた。神月アンナが対面席で、モウヤンのカレーを味わっている。ライフが200ポイントほど回復しそうな料理であろうか。豪快爆発な食べっぷりであるが、下品さは感じられない。

「うんめーっ! こいつは癖になりそうだぜ。ぽかぽか食堂と比べものにならねーっ!」

 アンナは異世界からの来訪者である。バリアンに操られた状態で、レイン恵とも戦っている。洗脳が解けるも、ゴーシュさんと一緒に残りだした。ネオドミノへ興味津々なようである。お皿を白米で拭うと、スプーンを静かに置きだした。ミネラルウォーターを飲みほす。

「ごちそうさん。おごってもらって悪いな」

「いえいえ。アカデミアのバイトで小遣いもありますし、半額券も使いましたので」

「それじゃあ、俺はシンクロ探しをするぜ。こいつがあれば、戦力アップは間違いなしだ!」

 口周りを丁寧に拭いだす。混雑している店内から脱出して、外の空気を味わう。アンナと会話をして分かった。彼女のいた世界も、旧支配者どもに蹂躙されているようだ。シンクロで対抗しようとしているのか。ゆまにとっても、ハートランド・シティの話は興味深いものがある。エクシーズが支配する決闘環境かぁ。

「しかし、恵ちゃんは無口だなぁ。用事が終われば、アンタレスが元の世界に帰してくれる。それまでに、またデュエルをやろうな。今度は負けないよ」 

 白歯を見せて、ニコリと笑う。洗脳中の記憶も残っているようだ。アンタレスやヴァルゴとも話しあって、彼女たちの事情も理解している。竹を割ったようなキャラクターであり、仲良くなれそう。D・ホィールに視線を向けては、両目を輝かせている。ライディングにも惹かれているみたい。歩きながら、ニコニコと会話を進めていく。

「WDCの決勝戦では、コースター・デュエルがあったんだ。そういや、ライディングに近いかなぁ? 頑張って予選を突破したけど、そこで敗退してしまったよ。うっかりと、遊馬を庇ってな」

 九十九遊馬という決闘者に会ってみたいかも。ナンバーズ収集に、バリアンの企みと、彼女の話は面白いばかり。どこからか、叫びが聞こえてきた。アンナの表情が強張り、ゆまと頷きあう。レイン恵も無表情ながらに緊張している。彼女たちは駆けだした。



 路上決闘者の溜まり場が荒らされていた。白いバトルスーツをまとった怪人によるものか。透明マスクに包まれた顔は不気味なものだ。目周りは青く、口から両頬にかけて口紅が伸ばされている。右手を突きだして、エネルギーを敗者たちから吸収しだす。

「カードゲームに勝利して、デュエル・エナジーを奪う。G・シャドウの完全復活も近づいたものだ。その暁には、この世界を武力侵攻してくれよう」

 左肩部分に、「G」という文字がある。和訳すれば、影将軍になるだろうか。奇妙な怪人軍団が暴れているらしいが、目の前にいるのがそれっぽい。野次馬たちも怖々と離れだす。《M・HERO ディケイド》がデッキから湧きだして、G・シャドウを感心深げに眺めている。

「危なそうなヤツだな。俺が退治してやるぜ」

「あっ! 待って」

 アンナを追って、ゆまはG・シャドウの前に出てしまう。相手が白いデュエル・ディスクを突きだしてきた。世界征服を企んでいそうな気配が肉迫してくる。

「私への挑戦者か。2人がかりで挑むがいい。貴様らも我が糧にしてくれようぞ」



『デュエル!』



【1ターン目:アンナ】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「俺のターン、ドロー。《無頼特急バトレイン:攻撃力1800・Lv4》を召喚。特急効果を発動して、500ポイントのダメージを与える。バトルフェイズが飛ばされるけど問題ない」

 タッグ・デュエルが始まった。変則的なものであるが。ゆまとアンナは、フィールドとライフポイントを共有している。赤列車が青空から降りてきた。レーザーを撃ちおろして、G・シャドウのライフを3500ポイントにまで焼きつくす。

「魔法カード《おろかな埋葬》を発動! 《深夜急行騎士ナイト・エクスプレスト》をデッキから墓地へ送る。カード1枚をセットして、ターンエンド」



【2ターン目:G・シャドウ】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
アンナ:《無頼特急バトレイン:攻撃力1800・Lv4》が攻撃表示。魔法・罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「シャドウの力を見せてくれよう。ドロー。デッキからカード3枚を墓地へ送り、魔法カード《光の援軍》を発動! 《ライトロード・ハンター ライコウ:守備力100・Lv1》をデッキサーチだ」

「カード効果により、《シャドール・ビースト》が墓地に送られた。1枚ドローする」

「モンスター1体を裏側守備表示でセット。カード1枚をセットして、ターンエンドだ」

 《シャドール》はカード効果により墓地送りとなれば、特殊能力を発揮するようだ。リバース効果まで有している。《ライトロード》とも相性抜群であろう。マリオネットな猛獣が、G・シャドウに恵をもたらす。《神の写し身との接触》という速攻魔法までもが落ちたようだ。《ライトロード・ハンター ライコウ》を伏せられると厄介極まりない。



【3ターン目:ゆま】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ゆま:《無頼特急バトレイン:攻撃力1800・Lv4》が攻撃表示。魔法・罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

G・シャドウ:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法・罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《M・HERO ディケイド:攻撃力1900・Lv4》を召喚!」

 バトルスーツの戦士が跳びあがった。マゼンダとブラックを基調にしたボディカラー。ダークボードが列を成して、顔面に刺さっていく。グリーンのアイレンズで、相手を見据えている。G・シャドウも因縁めいた視線を返す。気になることが多いが、ゆまは決闘を進めるのみ。

「手札から速攻魔法《ディケイドライバー-チェンジ》を発動! 《M・HERO ディケイド》を墓地へ送り、《M・HERO フォーゼ:攻撃力2400・Lv7》に変身召喚!」

 《M・HERO ディケイド》専用の変身魔法だ。スリー、ツー、ワン、ゼロとカウントが流れていく。変身者を囲むように、リングが足元から頭上まで急上昇! 白煙が噴射して、その姿を覆いつくした。ロケット・ヘッドの仮面戦士が構えこむ。ゆまとアンナが、しゃがんだ状態から立ちあがり、両手を空へと伸ばす。なぜだか、そんな仕草をしてしまう。

『宇宙キター……と言っておこうか』

 ディケイドが呟いた。


「《M・HERO フォーゼ》の変身召喚により、デッキから《パトロイド:攻撃力1200・Lv4》を装備します。スイッチ・マシーンと同じ効果を得るのですよ! 《パトロイド》エフェクトにより、セットカード1枚を確認します」

 ホワイト・バトルスーツの仮面戦士が頷く。《パトロイド》のスイッチをベルトにはめこむ。右腕に探査装置が装着された。アンテナを向けて、セットカードをスキャンしていく。永続罠《影依の原核》を仕掛けているようだ。《次元幽閉》や《ミラフォ》じゃなくて安心できる。

「装備魔法《レインボー・ヴェール》も付けますよ。アタック!」

 《レインボー・ヴェール》のスイッチを、ベルトに差しこむ。ジェットエンジンが背中で大噴射をした。ハイジャンプをしてから、《ライトロード・ハンター ライコウ》へスペースキックを叩きこむ。衝撃を受けて、白狼が転がっていく。レインボーオーラにより、リバース効果も封じきった。


「《無頼特急バトレイン》でダイレクト・アタック!」

「《アルカナフォースⅩⅣ-TEMPERANCE》を手札から捨て、バトルダメージを0にする」

 赤列車が高速で突っこんでいくも、黄色い肉みたいのが洪水のように絡んでくる。衝撃を吸収していき、《無頼特急バトレイン》の体当たりを止めきった。G・シャドウへは届かない。

「カード1枚をセットして、ターンエンドです」



【4ターン目:G・シャドウ】LP3500、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
ゆま:装備魔法《レインボー・ヴェール》&《パトロイド》を装備した《M・HERO フォーゼ:攻撃力2400・Lv7》&《無頼特急バトレイン:攻撃力1800・Lv4》が攻撃表示。魔法・罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

G・シャドウ:魔法・罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。エクストラ・デッキからモンスターを呼ぶとは愚かな。魔法カード《影依融合》を発動! デッキから光属性《超電磁タートル》と《シャドール・ドラゴン》を墓地へ送り、《エルシャドール・ネフィリム:攻撃力2800・Lv8》を融合召喚!」

「《シャドール・ドラゴン》が効果により冥府送りとなった。《レインボー・ヴェール》を破壊するぞ!」

「《エルシャドール・ネフィリム》の特殊召喚により、《シャドール・ヘッジホッグ》をデッキから墓地に送る。カード効果で冥府送りとなったゆえ、《シャドール・リザード》をデッキサーチだ」

 エクストラ・デッキから特殊召喚したモンスターがいれば、デッキのモンスターを融合素材にできるなんて。ハリネズミやドラゴンのマリオネットが、コロコロと動きまわる。人形竜が闇を吐きだして、《レインボー・ヴェール》を剥いだ。女神人形が大空から降臨してくる。ビルディングをも呑みこみそうな巨大さだ。アンナも唖然としている。


「魔法カード《貪欲な壺》を発動する。墓地のカード5枚をデッキへ戻して、2枚ドロー」


「《エルシャドール・ネフィリム》で《M・HERO フォーゼ》を攻撃する。特殊召喚されたモンスターとバトルするとき、ダメージ開始時に破壊するのだ」

「罠カード《ブレイクスルー・スキル》を発動! 《エルシャドール・ネフィリム》を効果無効にします」

「それでも、パワーで勝っている。叩き潰すまでだ」

「大丈夫ですよ。《M・HERO フォーゼ》の効果を発動します。《パトロイド》スイッチを墓地へ送ることで、《ジャイロイド》をデッキから装備します。《ジャイロイド》エフェクトにより、1ターンに1度だけですが戦闘破壊されません」

 《M・HERO フォーゼ》がベルトのスイッチを入れ替えた。《ジャイロイド》スイッチをオンにする。プロペラが右腕に現れて高速回転をしだす。《エルシャドール・ネフィリム》が背中より、大量の糸を撃ってきた。それらをプロペラ・シールドで弾き返す。3600ポイントにまでライフを削られるも、《M・HERO フォーゼ》の破壊を止められた。

「モンスター1体を裏側守備表示でセット。カード2枚をセットして、ターンエンド」

 《エルシャドール・ネフィリム》の特殊召喚時に、《ブレイクスルー・スキル》を使えばよかった。未知なる存在に圧倒されてしまい、タイミングを逃してしまった。ゆまは後悔してしまう。



 ルアや天兵が、ギャラリーに混ざっている。やはり、年頃の男の子であろう。キラキラと両目を輝かせながら、《M・HERO フォーゼ》を見入っていた。フェルト帽子のオジサンが、その近くに立っている。眼鏡を通して、怒りの双眸を燃えあがらせる。

「ディケイド。こんな場所にいたのか。貴様は、この世界まで滅ぼそうとしているのか」





【TFSP-その10】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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