スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

TFSP-12 ドン・サウザンドの従者! 牛尾VSドラゴン


遊戯王カード 蒼眼の銀龍[ウルトラ] 青眼龍轟臨(SD25)収録 /SD25-JP040-UR/遊戯王ゼアル遊戯王カード 蒼眼の銀龍[ウルトラ] 青眼龍轟臨(SD25)収録 /SD25-JP040-UR/遊戯王ゼアル
()
コナミデジタルエンタテインメント

商品詳細を見る

 新たなバリアンです。間章的なものかな。

 牛尾は驚愕していた。

 そいつの、あまりの強さに。

 ドラゴンと名乗る決闘者は、警察関係者を次々と倒していった。バリアンの黒紋章を、額で鈍光させている不気味さ。閉眼状態で、牛尾を眺めこんでいる。

「貴様で一区切りをつけておく。闇を埋めこみ、ドン・サウザンド様に捧げるとしよう」

 黒髪が腰まで伸びている。端正な顔をした男だ。デュエル・ディスクを静かに向けてくる。衆人環視の中で、牛尾は挑戦を受けた。風間も無残にやられたんだ。恐れをなして、逃げるわけにはいかない。狭霧深影が震えた声をかけてくる。

「牛尾くん……」

「心配しなくていいですよ。この牛尾哲、こんなヤツには負けません」

 そうして、決闘盤を左腕にはめこむ。豪気そうな男が、ドラゴンの背後に控えている。額を剣してみるに、こいつの仲間であろう。燃えあがりそうな闘気を放っている。精神を焼かれてしまいそうだ。まずは、目前の男を倒すのみ。



『デュエル!』



【1ターン目:牛尾】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「俺の先攻、ドロー。モンスター1体を裏側守備表示でセット。カード2枚をセットして、ターンエンド」

 《アサルト・ガンドッグ》を壁としよう。ドラゴン使いのようであるが、戦略を千変万化させてくるので対策は難しい。幻竜族という奇妙なのもいたが。牛尾は対戦相手を眺める。細身ながらに鍛えあげられた肉体だ。それを中華風味な白衣装で包みこんでいる。



【2ターン目:ドラゴン】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
牛尾:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法・罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。魔法カード《竜の霊廟》を発動する。《ラビードラゴン》をデッキから墓地へ送る。このモンスターはノーマルなので、さらなる同名モンスターを墓地へ落す」

「速攻魔法《銀龍の轟咆》を発動。《ラビードラゴン:攻撃力2950・Lv8》を墓地から特殊召喚する」

「《伝説の白石:攻撃力350・Lv1・チューナー》を召喚」

 ドラゴン族の通常モンスターをコアとしたタクティクスか。もこもこの雪兎竜が飛びあがった。コミカルな容姿をしているが、油断できないパワーだ。大きな竜卵まで現れる。


「レベル8《ラビードラゴン》に、レベル1《伝説の白石》をチューニング!」

「銀光に輝く聖竜よ! 蒼き眼に力宿らせ、新たなる神話を小宇宙に刻みこめ! 廬山より昇竜せよ! シンクロ召喚! 《蒼眼の銀龍:攻撃力2500・Lv9》!」

「《伝説の白石》が墓地へ送られたことにより、《青眼の白龍》をデッキから手札に加える。《蒼眼の銀龍》でセットモンスターに攻撃する」

 《青眼の白龍》という言葉に、牛尾が反応してしまう。海馬瀬人のみが所有するカードであったはず。ブルーアイズと対になるような白銀龍が飛翔した。バーストストリームを口中より吐きつけてくる。《アサルト・ガンドッグ:守備力800・Lv4》は虫けらのように焼かれていく。しかし、こいつには仲間を呼びだす特殊能力がある。

「《アサルト・ガンドッグ》は戦闘破壊されると、デッキから《アサルト・ガンドッグ:守備力800・Lv4》2体を特殊召喚する」

「カード2枚を伏せて、ターンエンドだ」


「罠カード《トゥルース・リインフォース》を発動! レベル2以下の戦士族である《ジュッテ・ナイト:攻撃力700・Lv2・チューナー》をデッキから特殊召喚する」

 デフォルメしたような眼鏡与力が、銃武装犬2匹と並んだ。牛尾は手札確認をする。《蒼眼の銀龍》の特殊召喚により、ドラゴンを効果対象にできず、効果破壊もできない。戦闘破壊できるだけの準備は整っている。



【3ターン目:牛尾】LP4000、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
牛尾:《ジュッテ・ナイト:攻撃力700・Lv2・チューナー》が攻撃表示。《アサルト・ガンドッグ:守備力800・Lv4》2体が守備表示。魔法・罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ドラゴン:《蒼眼の銀龍:攻撃力2500・Lv9》が攻撃表示。魔法・罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。まずは、こいつだ! 《アサルト・ガンドッグ》をリリースして、《手錠龍:攻撃力1800・Lv6》をアドバンス召喚!」


「レベル4《アサルト・ガンドッグ》に、レベル2《ジュッテ・ナイト》をチューニング!」

「秩序と法の守護者よ! 世を乱す悪を縛り、弱者を守っていこうぜ! シンクロ召喚! 《ゴヨウ・ガーディアン:攻撃力2800・Lv6》!」

「カウンター罠《昇天の黒角笛》を発動する。その特殊召喚は無効だ」

「カウンター罠《ギャクタン》を発動! そいつを無効にして、デッキに戻す。攻撃するぜ!」

「私の備えは、これだけに止まらない。永続罠《竜魂の城》を発動する。〈ラビードラゴン》を墓地より除外して、《蒼眼の銀龍》をエンドフェイズまで700ポイントパワーアップさせる」

「何だとっ⁉」

 歌舞伎めいた岡っ引が、紐付きの十手を投げつけた。《蒼眼の銀龍》を拘束するはずが、エネルギーブレスを浴びせられる。攻撃力3200ポイントを喰らい、《ゴヨウ・ガーディアン》は光の餌食となった。牛尾のライフが3600ポイントにまで掠られていく。《手錠龍》の直接攻撃も不可となる。

「カード2枚をセットして、ターンエンド」

 《重力解除》と《ウィキッド・リボーン》で凌ぐしかない。《ゴヨウ・ガーディアン》を復活させられる。



【4ターン目:ドラゴン】LP4000、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
牛尾:《手錠龍:攻撃力1800・Lv6》が攻撃表示。魔法・罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

ドラゴン:《蒼眼の銀龍:攻撃力2500・Lv9》が攻撃表示。永続罠《竜魂の城》が発動中。


「俺のターン、ドロー。スタンバイフェイズに入ったな。《蒼眼の銀龍》のモンスター効果により、《ラビードラゴン:攻撃力2950・Lv8》を墓地から特殊召喚する」

「魔法カード《大嵐》を発動する。魔法・罠カード全てを破壊だ。表側表示の《竜魂の城》が破壊されたことにより、除外されている《ラビードラゴン:攻撃力2950・Lv8》を特殊召喚!」

「罠カード《重力解放》を発動! モンスター全ての表示形式を変更する」

 超重力に屈まされて、《手錠龍:守備力1800》を守備表示にできた。こいつが戦闘破壊されても、装備カードとなることで1800ポイントのパワーダウンをさせられる。《ラビードラゴン》も守備表示にさせた。ドラゴンは、たんたんと制圧を進めていく。


「レベル8《ラビードラゴン》2体でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《サンダー・エンド・ドラゴン:攻撃力3000・R8・O×2》をエクシーズ召喚!」

「ORU1体を取り除くことで、《サンダー・エンド・ドラゴン》以外のモンスター全てを破壊する」

「魔法カード《古のルール》により、《青眼の白龍:攻撃力3000・Lv8》を手札から特殊召喚する。貴様の守護者は存在しない。ダイレクト・アタック!」

 青白竜が稲妻を放った。《蒼眼の銀龍》までも巻きこんで、モンスターへ落雷させていく。アスファルトが抉れて、破壊跡が生々しく現れる。暴風雷に遭い、牛尾のフィールドにカードはない。海馬瀬人が愛用していた最強竜が、空中で開口している。白輝するボディは美しく、対戦相手に恐怖を塗りたくるもの。《サンダー・エンド・ドラゴン》も吠えあがり、スパークを吹きつけてきた。圧倒的なる破壊衝撃に直撃されて、牛尾が吹きとばされた。

 ドラゴンは最後まで目を開けなかった。デュエル・ディスクを消滅させてから呟く。

「力こそあるが、大味であるな。幻竜族の方が、俺に合っているようだ」

 牛尾だけでなく、風間も倒れている。狭霧深影が睨みつけるが、一瞥も返さない。ドラゴンが右手を伸ばした。混沌を植えつけようとする。



「やめろーっ!」

 アリトが空から飛びこんで、牛尾を守るように立ちはだかった。ドラゴンが閉眼したまま見遣り、もう1人の男も反応する。鳳凰のごとき熱風が吹いてくる。

「バリアン七皇が相手となれば、今は引くしかないようだ」

「教えてやろう。ドン・サウザンド様の復活は近い。かつてないほどに力を蓄えられておられる。この世界をも超えて、全てが混沌に呑みこまれるだろう」

 そう告げると、2人は赤紫の揺らぎに消えていった。

「待てっ! ドラゴン! フェニックス!」

 アリトが同胞の名を叫ぶも、虚しく響くのみだ。



 安穏とした日常は、つかの間に過ぎないのか。終焉が少しずつ這ってくる。





【TFSP-その12】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。