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TFSP-13 ドン・サウザンドに支配されし街! 宮田ゆまVSドン・サウザンド-シャドー


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 今度は、普通の《M・HERO》を使います。《M・HERO 電王》などは活躍しません。

 濃厚とした瘴気を吸いこむだけで、カオスへ取りこまれそうになる。視界は混沌色に塗られており、粘液に満たされたようで不愉快だ。多くの人間たちは、ドン・サウザンドの呪縛を受けているのだろう。浮遊しているかのごとく、空っぽな表情で漂っている。

 宮田ゆまとレイン恵は、そんな窮地から救われていた。《M・HERO ディケイド》のカードが、不思議な力で護ってくれている。ある日に、流星のごとく降ってきたヒーロー。その正体は分からない。精霊みたいのも宿っているだろうか。原理は分からないも、ゆまは感謝を捧げている。



「《M・HERO 剛火:攻撃力2200・Lv6》を変身召喚して、ダイレクト・アタック!」

 炎の仮面戦士が、はるか高く跳躍する。いくつもの烈火輪が空中に並びだした。それらを潜りながら、《M・HERO 剛火》がキックをメテオのように叩きつける。燃えあがる足先に貫かれて、ドン・サウザンドの分身体が消滅させられた。



「ゆま、大丈夫? 連戦ばかり。次は私がデュエルをする」

「大丈夫ですよ、恵ちゃん。ヒーローは負けませんから」

 いつもは無表情だけど、レイン恵は不安を漏らしていた。バリアンが闇を撒いていたこともあるが、それよりも悲惨極まりない状況だ。どこかへ隠れようとしても、ドン・サウザンドの欠片が探しだしてくる。デュエルに勝てれば退けられるも、いつまで精神力が持つだろうか。ドン・サウザンドを誰かが倒さないと、解決しないだろう。

「いつか来ると分かっていましたけど、いざとなれば怖いですね」

 レイン恵が頷く。アカデミアの昼休みに、混沌嵐が突如として襲ってきた。逃げに逃げまくって、2人は追いつめられている。ウィンは狙われていたはず。大丈夫かと胸騒ぎが鳴きだす。

 不動遊星さんは猛毒に冒されたままだ。シグナーやチーム・ラグナロクも闇決闘で、疲労を重ねているはず。彼らが引き起こしたといえども、ミザエルらに期待するしかない。いや、他力本願は止めておこう。宮田ゆまは、自ら混沌邪神と戦うだけの覚悟を決めだす。

「ゆま。無理はしないでね」

 レイン恵が手を握ってきた。それだけで、宮田ゆまに勇気が湧きだす。



 小道の片隅を歩いていると、ドン・サウザンドの化身が降りてきた。隠れるように移動しても、意味などないようだ。腹部の赤眼が、ぎろりと睨んでくる。市民は何も言わないので、街は無音無声だ。それを裂くように、決闘宣言が走りだした。



『デュエル!』



【1ターン目:ドン・サウザンド-シャドー】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「異世界の存在に守られし者よ。汝らを混沌へと誘おう。我のターン、ドロー。モンスター1体を裏側守備表示で伏せておくぞ」

「カード1枚をセットして、ターンを終了する」

 異世界の存在ですか。《M・HERO ディケイド》のことでしょうか? 圧倒的な畏怖さは、絶対に慣れるものでない。今から思えば、ハラルドさんは凄いものだ。つーっと冷汗を垂らしてから、宮田ゆまが構えだす。



【2ターン目:ゆま】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ドン・サウザンド-シャドー:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《E・HERO シャドー・ミスト:攻撃力1000・Lv4》を召喚」

「《E・HERO シャドー・ミスト》を墓地へ送り、手札から速攻魔法《マスク・チェンジ》を発動します。《M・HERO ダーク・ロウ:攻撃力2400・Lv6》に変身召喚!」

 影のごとき漆黒のヒーローだ。長髪を逆立たせると、変身の構えを取りだした。ベルトが腰に出現して、バックルが黒光りしだす。ウルフヘッドのマスクと、ダークなバトルスーツに覆われていく。胸部分にある狼顔が吠えあがった。


「《E・HERO シャドー・ミスト》が墓地へ送られたので、《E・HERO エアーマン》をデッキから手札に加えます。セットモンスターに攻撃しますね」

 《M・HERO ダーク・ロウ》がファイティング・ポーズを固めた。野性的な瞬足で駆ける。ダークオーラに包まれた拳が、《ヴェルズ・オ・ウィスプ:守備力2050・Lv4》を捉えた。その背後空間に亀裂が広がり、ブラックホールのように敵を吸いこもうとする。《M・HERO ダーク・ロウ》が存在するかぎり、相手墓地へ送られるカードは除外されるのだ。

「《ヴェルズ・オ・ウィスプ》とバトルしたモンスターは、ダメージ計算後に効果無効となる」

 異次元へと喰われる直前に、暗黒焔が呪詛を吐きだしてきた。《M・HERO ダーク・ロウ》に蛇のごとく、詠唱呪文が絡みつく。《ヴェルズ・オ・ウィスプ》が戦闘破壊されても、呪いは有効だ。《魔宮の賄賂》とのコンボを狙っていたのに、不可能になってしまった。除外効果も期待できない。

「カード2枚をセットして、ターンエンド」


「速攻魔法《終焉の焔》を発動する。《黒焔トークン:守備力0・Lv1》2体を特殊召喚」

 めらめらと暗黒焔が湧きだす。上半身のみの人型を成していき、単眼で凝視をしてきた。闇属性モンスターのアドバンス召喚素材にする気だろうか。



【3ターン目:ドン・サウザンド-シャドー】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
ドン・サウザンド-シャドー:《黒焔トークン:守備力0・Lv1》2体が守備表示。

ゆま:《M・HERO ダーク・ロウ:攻撃力2400・Lv6》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「我のターン、ドロー。魔法カード《二重召喚》を発動する。このターン、召喚を2回行える」

「《黒焔トークン》2体をリリースして、《ヴェルズ・コッペリアル:攻撃力2450・Lv6》と《ヴェルズ・ゴーレム:攻撃力2150・Lv5》をアドバンス召喚!」

 《M・HERO ダーク・ロウ》の特殊能力を封じられてなければ、《魔宮の賄賂》による代償を打ち消せるもの。相手がドローフェイズ以外にデッキカードを手札へ加えれば、相手の手札1枚をランダムに除外できるから。《二重召喚》により上級モンスターを並べられるも、カウンターは止めておこう。ゆまは、切札を溜めておいた。


「《ヴェルズ・コッペリアル》で《M・HERO ダーク・ロウ》を攻撃する」

 機械人形が黒機体を操縦している。《レアル・ジェネクス・クロキシアン》の残骸であろうか。機体中央の赤円から、暗黒砲撃を放ってきた。《M・HERO ダーク・ロウ》は一瞬にして粉砕された。3950ポイントにまで、ライフを焼かれてしまう。わずかなダメージであろうが、微痛がしみてくる。

「《ヴェルズ・ゴーレム》でダイレクト・アタック!」

 《M・HERO ダーク・ロウ》が闇属性で助かった。そうでなければ、効果破壊をされていた。《A・O・Jカタストル》の残骸が、《ヴェルズ》に感染させられた存在か。白機体から、昆虫のような黒足が生えている。そいつがバッタみたいに跳ねあがり、体当たりを仕掛けてきた。ゆまのライフが、1800ポイントにまで激減させられる。激痛が五臓六腑を浸食していく。

「ゆまっ!」

「大丈夫! 遊城十代さんなら、これぐらい耐えますね」

「カード1枚を伏せて、ターンを終わらせる」


「永続罠《リミット・リバース》を発動します。《E・HERO シャドー・ミスト:攻撃力1000・Lv4》を墓地から特殊召喚! この特殊召喚により、速攻魔法《マスク・チェンジ》をデッキからサーチ!」

 路面に影が伸びだして、そこから《E・HERO シャドー・ミスト》が飛びだした。新たな変身召喚の準備完了だ。勝利への思いが、ダークデュエルの痛みを吹っとばしてくれる。真夜中じゃないかと勘違いする暗さであるも、希望が光を照らしてくれる。





【TFSP-その13】





 《M・HERO ディケイド》が、宮田ゆまの戦いを眺めている。希望の力が、カードへと流れていく。




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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