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TF-138 ドン・サウザンド再臨! ミザエルの対抗策


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遊戯王オフィシャルカードゲーム

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 アニメでもあった対戦カードです。

「こんな小娘ごときに、俺様が敗れるとは……」

 バクラは著しく心身を消耗している。肩を上下させながら、荒々しく呼吸をしている。眼光の鋭さは衰えておらず、今にも喰いかかってきそうだ。デュエルで勝てたのに、恐怖感が収まってくれない。ウィンがボクを庇うように、立ちはだかった。

「敗北しても満足できないのなら、私が相手をしますよ」

 ウィンはボクの左手を握ってくれている。心奥から発した震えが、掌の温かさに抑えられていく。強い口調で、バクラに物怖じせず対峙している。ウィンの優しい眼差しは、憎しみ盛りだくさんの狂気に負けるはずもない。ダメージを考慮すれば、あちらさんも部が悪そうだ。

「その必要はないよ。ボクたちは、一先ず引くからね」

 暗黒の四足獣が歩いてきた。ぴょこぴょこ。そんな擬音が似合いそうな愛らしさ。円らな赤瞳で見上げてきた。ふわふわの尻尾が、ぶるんと回される。

「君のような凡人が、バクラに勝ってしまうとは。一少女が多層世界の法則を塗り変えたこともある。人間の力も馬鹿にはできないってことだね」

 そう言葉を残して、ウルタールとバクラは消えていった。ウィンが応援してくれたから、凡人でも邪神を倒せたんだ。あの言様からすれば、企みを諦めたわけでないだろう。それよりも、アリトさんが心配だ。クリスタルみたいのを、体中に張りつかせている。油汗を粘つかせて、いかにも辛そうな表情を湛えている。ウィンが抱き起すと、掠れるような声を発した。

「しばらくデュエルはできないが、心配ねぇよ」

「ドン・サウザンドが近づいていやがる。ここは、俺が食い止めるから逃げろ」



 そんな言葉に従う義理はない。空一面を占めていた黒点が薄らいでいる。混沌に囚われた人々が、虚ろに彷徨っている。この危機的状況を打破するまで、ボクたちの戦いは終わらない。混沌空が渦巻いて、大いなる存在が降りてきた。ウィンを狙うかのような視線を感じる。どうせ、ドン・サウザンドからは逃げられないんだ。ウィンとボクは、そいつに向かって駆けだした。



「汝らの方から来てくれたか。ここまで回復するのに、多大なる時間を要した。ウィンと言ったな? 汝の力を取りこんで、我は完全に蘇る」

 黒き混沌邪神が見下ろしてきた。バクラのような狂気こそ感じられないが、畏怖が底なしに押し寄せてくる。こいつさえ倒せれば、ネオドミノは救われるはず。足元まで伸びあがった金髪が、見惚れしまうほどに美しい。ウィンが決闘盤を構えだした。

「私にとって、ネオドミノは大切な場所なんです。日常を取り戻すために、あなたと戦います」

「連戦になっちゃうけど、ボクも戦うよ」

「ツァン!」

「ならば、2人がかりで挑むがいい」

 ウィンが心配そうに視線を刺してきた。激痛も残っており、体力と精神力を消耗しきっている。それでも、魂は燃えあがっているんだ。ドン・サウザンドがオッドアイを空へと持ちあげた。ボクも視線を追う。ミザエルが割りこむように飛来してきた。

「ウィンが戦う必要はない! そのデュエル、私が受けよう!」

「何ですか、それっ?」



『デュエル!』



【1ターン目:ドン・サウザンド】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「よかろう。バリアン七皇など、我が生贄のために生まれしモノ。ウィンの前菜にしてくれる。ドロー」

「《ヌメロン・クリスタルバード:攻撃力1900・Lv5》を手札から捨て、フィールド魔法《ヌメロン・ネットワーク》をデッキから手札に加える。こいつを発動するぞ」

「フィールド効果を使用する。《ヌメロン・グラディエイタ―:攻撃力2500・Lv5》を手札から捨て、《ヌメロン・ヒュドラー》をデッキより呼び寄せる」

 水晶鳥が赤紫に輝くと、世界が変貌しだした。ドン・サウザンドの混沌世界に塗り変えられる。チーム5D’Sですらも勝てなかった相手だ。それでも、こいつの戦略には弱点がある。ミザエルなら見破っているだろう。


「《ヌメロン・ビッグハンド:攻撃力200・Lv5》を召喚。《ヌメロン・ネットワーク》があることで、リリースせずに通常召喚できる。この召喚により、《ヌメロン・クリスタルバード:守備力1100・Lv5》を墓地から特殊召喚する」

「《ヌメロン》の存在により、《ヌメロン・ヒュドラー:攻撃力2300・Lv5》を手札から特殊召喚!」

「レベル5《ヌメロン》3体でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《運命の支配者ヌメロン・ヌメロニアス:攻撃力4000・R5・O×3》をエクシーズ召喚!」

「ORU1体を取り除くことで、モンスター効果を発動するぞ。相手デッキのトップから3枚を確認して、好きな順番で並べかえる」

 巨岩掌が水晶鳥を掴みあげた。三つ首竜も飛翔しだす。《CNo.107 超銀河眼の時空龍》と酷似したデザインだ。それらが混沌渦に呑みこまれて、白き人型巨神が降臨する。幾重もの黒翼が、ゆっくりと羽ばたいている。ORUを眩く輝かせてきた。さっこく、ミザエルの運命を弄ぶつもりか。手札情報を間接的に知られてしまい、ドロー操作までされている。

「カード3枚をセットして、ターンを終了する」



【2ターン目:ミザエル】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ドン・サウザンド:《運命の支配者ヌメロン・ヌメロニアス:攻撃力4000・R5・O×2》が攻撃表示。フィールド魔法《ヌメロン・ネットワーク》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード3枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《防覇龍ヘリオスフィア:攻撃力0・Lv4》を召喚」

「貴様は手札を使い果たした。自分フィールドのモンスターは、こいつのみ。残念だったな。貴様は攻撃宣言を行えない。これで、ターンを終わらせる」

 ドラゴンがウィングを広げた。エネルギーが膜となり、ミザエルを護るように覆いだす。防御を固めて終わりか。下手に動いても、カウンタートラップがリバースしてくる。《ヌメロン・リライティング》で魔法・罠だけでなく、エクストラ・デッキからの特殊召喚までも封じられてしまう。



【3ターン目:ドン・サウザンド】LP4000、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
ドン・サウザンド:《運命の支配者ヌメロン・ヌメロニアス:攻撃力4000・R5・O×2》が攻撃表示。フィールド魔法《ヌメロン・ネットワーク》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード3枚をセットしている。

ミザエル:《防覇龍ヘリオスフィア:攻撃力0・Lv4》が攻撃表示。


「我のターン、ドロー。ORU1体を取り除いて、我がデッキトップからカード3枚をめくり、並べなおす」

「《ヌメロン・アークナイト:攻撃力2400・Lv5》を召喚。この召喚により、《ヌメロン・クリスタルバード》を墓地から装備する。ターンエンドだ」

 《CNo.101 S・H・Dark Knight》と似たようなモンスターが、長槍を振りまわす。ORUとして墓地送りにされた《ヌメロン・クリスタルバード》を吸いあげた。《ヌメロン》カードが効果破壊されるとき、装備カードを身代りにできるはず。ドン・サウザンドも攻撃態勢に入らず、守備を固めるに止まった。この硬直は、すぐにも破られるだろう。



【4ターン目:ミザエル】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ドン・サウザンド:《運命の支配者ヌメロン・ヌメロニアス:攻撃力4000・R5・O×1》&《ヌメロン・クリスタルバード》を装備した《ヌメロン・アークナイト:攻撃力2400・Lv5》が攻撃表示。フィールド魔法《ヌメロン・ネットワーク》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード3枚をセットしている。

ミザエル:《防覇龍ヘリオスフィア:攻撃力0・Lv4》が攻撃表示。


「私のターン、ドロー。《防覇龍ヘリオスフィア:守備力1900》を守備表示に変更する」

「《聖刻龍-ドラゴンゲイヴ:攻撃力1800・Lv4》を召喚。《オネスト》の手札支援を受けて、《運命の支配者ヌメロン・ヌメロニアス》を攻撃する」

 光の守護天使が、竜戦士に宿る。《防覇龍ヘリオスフィア》が攻撃されたときの備えもあった。《聖刻龍-ドラゴンゲイヴ》から光翼が生えあがる。アスファルトを蹴りつけて、D・ホィールも抜かす勢いで走りだす。突きだされた拳が、顔無しの頭部を貫いた。戦闘相手の攻撃力分だけパワーアップしているんだ。《運命の支配者ヌメロン・ヌメロニアス》を沈めて、ドン・サウザンドのライフを2200ポイントにまで押しこんだ。


「《聖刻龍-ドラゴンゲイヴ》が戦闘破壊に成功した。《神龍の聖刻印:守備力0・Lv8》をデッキから特殊召喚する」

 黄金球体が空高くから降りてくる。アンクがドン・サウザンドを見下ろしているようだ。レベル8がいるので、《防覇龍ヘリオスフィア》のレベルをエンドフェイズまで8にできる。ミザエルは、それをやらない。《ヌメロン・リライテイング・サモン》を警戒しているのだろう。

「ヌメロニアスの運命操作は、初期手札にまでは及んでいない。貴様はモンスター効果を封じる手段を有してないはず。そんなカードがあれば、とっくに《ヌメロン・ネットワーク》でサーチしているからな。バリアンの神であるが、倒させてもらうぞ!」

「私のフィールドには、ドラゴン2体以上が存在する。《サンフレア・ドラゴン:守備力2700・Lv8》を手札から特殊召喚する。《神龍の聖刻印》をリリースすることで、そのレベル1つにつき200ポイントのダメージを与える」

 太陽炎が竜を成して、地上へと降りてきた。気温を急上昇させそうな熱波を放っている。光眩しく、目に優しくないモンスターだ。《神龍の聖刻印》を体内へ吸いこむと、黄金炎を汚物を消毒するように放射しだした。ドン・サウザンドが炙られていく。ライフも600ポイントにまで追いつめられた。ここまで押していくとは、ミザエルは強すぎる。

「ターンエンド」





【TF-その138】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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