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TFSP-21 通りすがりのM・HERO


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 TFSPは、これで最終回となります。後は本編と合流します。別世界とリンクしていたり。

 何だろう、この映像は?

 市街に怪人軍団が攻めこんでくる。ブラックタイツに包まれた戦闘員らが、キーキー叫びながら市民を襲っている。ステンドグラスのような装飾を施された蛸怪人が、人間たちから生命を奪っている。像の灰色怪人が、老人を灰塵へと変えていく。

 恐怖に包まれた都市では、容赦のない殺戮が広がっている。赤い鉄仮面が哂っていた。彼の声が聞こえてくる。どうやら、あらゆる異世界を支配しようと企んでいるようだ。複数世界の闇組織が統一された、悪の秘密結社。

 彼らに抵抗するかのごとく、青年が立ちはだかった。ベルトを装着してから、カードをバックルにスキャンさせる。バトルスーツをまとった仮面戦士に変身した。《M・HERO ディケイド》が駆けだす。蛸怪人を一閃にして斬り伏せた。すかさず、象怪人にもスラッシュ!

「ディケイドか。今度こそ、貴様を葬ってやるのだ。この世界にも迷惑をかけてやるのだ」

「とっくに迷惑をかけてるよ」

 噴きあがる爆炎も気にせずに、赤い鉄仮面が歩みだす。太陽盾を投げつけるも、《M・HERO ディケイド》が華麗によける。大人しそうな青年が《M・HERO クウガ》になって、戦闘員らにキックを打ちつけた。烈戦が始まろうとしている。



 場面が変わった。

 《M・HERO ディケイド》は、茶髪青年へと変身解除されている。《M・HERO クウガ》も頼りなさそうな青年に戻っていた。この場所は見覚えがある。例の写真館だ。お爺さんや女性店員とも会ったことがある。白い蝙蝠玩具も見かけたような。女性声で騒がしい。《M・HERO ディケイド》だった青年が、写真を取りだした。

「ここも、俺の世界じゃないようだ」

 お爺さんが鎖を引くと、壁絵が下がってきた。ネオドミノであろうか。D・ホィールでライディング・デュエルをしているが、彼らには何をしているのか理解できない。

「これが次の世界か。バイクレースが流行っているようだな」

 写真館ごと異世界を渡っていく。《M・HERO ディケイド》と《M・HERO クウガ》は、不思議な力によりデュエルカードにされた。女性店員が慌てだすも、それらは窓から飛びだしていく。どうなっているのか、まるで意味が分からない。



 場面が二転三転する。

 《M・HERO ディケイド》と《M・HERO クウガ》のカードが、夜空から降ってきた。宮田ゆまが手にする。それらは、いくつものカードに分裂した。《M・HERO 電王》や《M・HERO フォーゼ》へと。ゆまは疑問に感じるも、それらのカードを使いこなしていく。カードに封印されながらも、《M・HERO ディケイド》はネオドミノを観察していた。



【4ターン目:ドンサウザンド-シャイニング】LP1400、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
ゆま:《M・HERO 鎧武:攻撃力2500・Lv7》&《C・HERO カオス:攻撃力3000・Lv9》が攻撃表示。

ドン・サウザンド-シャイニング:《ヌメロン・ウォール:守備力0・Lv1》が守備表示。


「我のターン、ドロー。スタンバイフェイズだ。《CNo.1 ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ:攻撃力2000・R2・O×0》を異世界より特殊召喚する。《ヌメロン・ネットワーク》が無いゆえに自壊するがな」

 ゆまの意識が現実へと戻されていく。ドン・サウザンドの欠片が集まり、光輝く存在となっている。そいつが叫びあげると、混沌竜巻が生まれだす。そこから現れた巨門建築物が崩壊する。スタンバイフェイズに破壊されたので、バーンダメージは発生しないはず。ゆまが胸を撫でおろすも、すぐに気を引き締めた。油断をしている暇もない。

「《CNo.1 ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ》が破壊されたことで、魔法カード《ヌメロン・カオス・リチューアル》を発動する。墓地の《ヌメロン・ネットワーク》と《No》4体をレベル12のモンスター扱いとして、オーバーレイ・ネットワークを構築!」

「現れろ、CNo.1000!」

「混沌の憂えは、浅ましき人の業。天壌の夢は、無窮の幻。虚ろの神よ、闇をもて、光に鉄槌を。《CNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアス:攻撃力10000・R12・O×5》!」

「《C・HERO カオス》のヒーロー能力により、そのモンスター効果を無効にします」

 浮びあがったのは、白き異形の堕天使。両腕が白黒翼となっている。ディスク機能を活かすも、カードテキストが正確に表示されない。文章量の多さから、数多の特殊能力を抱えているようだ。《C・HERO カオス》が光線を放ち、そいつをまとめて押さえこんだ。


「ならば、《CNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアス》で《M・HERO 鎧武》を攻撃するまで」

「《M・HERO 鎧武》が攻撃対象になったので、能力を発揮します。デッキトップからカード3枚をめくり、その中の《HERO》または植物族全てを墓地へ送ります。それらの合計攻撃力分だけ、《M・HERO 鎧武》はパワーアップします」

「攻撃力10000の前では、意味を成さないものだ」

 《M・HERO 鎧武》が存在するかぎり、《C・HERO カオス》は攻撃対象とならない。ゆまはデッキを信じて、3枚同時にめくりだす。奇跡でも起こらなければ、敗北へと追いつめられてしまう。絞られるように心臓が高鳴るも、レイン恵の穏やかな視線が落ち着かせてくれる。《M・HERO ディケイド》も見守ってくれるんだ。


 《E・HERO エッジマン:攻撃力2600・Lv7》

 《E・HERO ブルーメ:攻撃力1900・Lv6》

 《スイカアームズ:攻撃力3000・Lv8》


『スイカアームズ・ロックオン!』

 強運の引きである。《M・HERO 鎧武》に巨大西瓜ロボが被さって、バトルアーマーへと変化する。緑の機体が、《CNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアス》に向かって高速飛翔をぶっぱなした。こちらも攻撃力10000ポイントにまで高まっているんだ。スイカブレードでビーム砲撃を逸らして、敵本体へと突っこむ。翼ごと胴体を斬り払った。相手も熱線を猛乱射してくる。モンスター2体が相打ちとなり、フィールドから消滅していく。


「《CNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアス》が破壊された。このカードをORUにしてエクシーズ召喚!」

「降臨せよ、CINo.1000! 我が天は長し、地は久し。人のすがる夢は一場の幻に過ぎず。虚無の大神よ、闇をもて、光に鉄槌を! 《CINo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア:攻撃力10万・R13・O×1》!」

「このカードは攻撃宣言できないが、このカードに攻撃せねば、汝は敗北するであろう。告げておくが、このカードは効果破壊されない。ターンを終了する」



【5ターン目:ゆま】LP4000、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
ゆま:《M・HERO ディケイド:攻撃力1900・Lv4》&《C・HERO カオス:攻撃力3000・Lv9》が攻撃表示。

ドン・サウザンド-シャイニング:《CINo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア:攻撃力10万・R13・O×1》が攻撃表示。《ヌメロン・ウォール:守備力0・Lv1》が守備表示。


「私のターン、ドロー。って、あれ?」

 《M・HERO 鎧武》が破壊されたので、《M・HERO ディケイド》が墓地から特殊召喚された。それが、《ディケイドライバー-チェンジ》の第二効果である。

 ブラックをマゼンダで挟んだバトルスーツ。いくつものダークボードが刺さった頭部。グリーンのアイレンズを通して、ドン・サウザンドを見上げている。しっかりと質量感が、命の鼓動が伝わってくる。ソリッド・ヴィジョンじゃない。れっきとした人間だ。

「この世界での俺がなすべき役割は、カードゲームのモンスターだったわけか。ようやく、戻れた」

「カードを大切にする決闘者に拾われたのは、幸運だったな」

 ディケイドが、ゆまへと振り返る。短い期間であるが、ある種の信頼がこめられている。


「ただのモンスターでないようだが、汝も混沌に取りこむまで。そして、あらゆる世界をカオスの海に沈めてくれよう」

 紋章型の究極邪神を背にして、ドンサウザンドが光輝く巨体を迫らせてきた。

「デュエルモンスターズは分からないが、この少女は夢に向かって生きている。日常を守ろうと戦っている。その笑顔を守るためにも、俺は戦う!」

「貴様、何者だ……?」

「通りすがりの仮面、いや《M・HERO》だ。覚えておけ!」


「いくぞ!」

「はい。《C・HERO カオス》をリリースして、魔法カード《ミニマム・ガッツ》を発動! 《CINo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア》の攻撃力を0にします」

「ちょっと、くすぐたいぞ」

『ファイナル・フィームライド! カオス!』

 《M・HERO ディケイド》が《C・HERO カオス》の背中に、両手を刺しこんだ。謎の男性声も、どこからか流れてくる。《C・HERO カオス》のボディが左右に別れて飛びあがった。ブラックとホワイトのキャノンにメタモルフォーゼ! それらを左右の腕により抱えこみ、射撃体勢へと腰を落とす。光と闇の砲撃が発射された。《CINo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア》のウィングを貫いて、不安定に落下させる。

 《C・HERO カオス》のヒーロー能力も使ったので、モンスター効果も無効にされている。


「《M・HERO ディケイド》で《CINo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア》を攻撃します!」

『ファイナル・アタック・ライド!』

 《M・HERO ディケイド》が空高く飛びあがった。朽ちかけている究極邪神へと、ディメンション・キックを放つ。いくつものビッグカードが空中に並びだして、それらを潜るたびに威力が増していく。《CINo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア》へ直撃すると、崩壊の末に爆散した。ドン・サウザンドも衝撃波を受けて、ライフポイントを0にまで落とす。

「馬鹿な。ドン・サウザンドの半身である我が……敗北しただと」





【TFSP-その21】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

更新ありがとうございます!

なんだか完全に仮面ライダーとクロスオーバーできてますね!!
ディケイドは個人的にあのマゼンタの二眼レフカメラを買っちゃったくらい気に入ってたんで嬉しいです(笑)

ここからどんなふうに物語が連結していくのか・・・ゆまちゃんの成長とともに気になります!

それから「ARC-15」の方にコメントをもう一回書かせていただきました!

次回も楽しみにしてます!!

No title

 TMさん、感想ありがとうございます。

 1年前から、このシーンを計画していました。やりたい放題にクロスオーバーをやっています。私も好きなライダーシリーズですので、混ぜてみたかったです。

 あちらの返信もします。

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