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TF-140 最終決戦! ウィン&ツァン・ディレVSドン・サウザンド

「六武式旋風斬」通常罠
このカードの効果は、相手によって無効にされない。①:自分フィールドの武士道カウンター1つを取り除いて発動できる。フィールドの魔法・罠カード1枚を破壊する。その後、デッキから「六武衆」モンスター1体を手札に加える。


 ラスボス戦です。

 夕空を覆いつくしていた混沌渦が、次第に晴れていく。空一面を占めていた黒点も、綺麗さっぱりと消えている。ドン・サウザンドが苦悶気に呻きだした。

「馬鹿なっ! 我が半身が破れただとっ。たかが小娘ごときに」

 誰だか知らないけど、彼の分身を破ったんだ。混沌邪神の自信が揺らいでいる。ミザエルを吸収するも、ダメージは回復しきれていないようだ。目元を塞いでいる右手が、微かに震えている。ツァン・ディレさんが目線で促してきた。今が最大のチャンスなんだと。

「ドン・サウザンド! ボクたちが相手だっ!」

「よかろう。貴様らごとき、2人まとめて倒してやろう」



『デュエル!』



【1ターン目:ツァン】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「ボクの先攻だね。ドロー。永続魔法《六武の門》と永続魔法《六武衆の結束》を発動する。《六武衆》が召喚・特殊召喚するたびに、武士道カウンターを追加するよ!」

「《真六武衆-カゲキ:攻撃力200・Lv3》を召喚! この召喚により、《六武衆の影武者:守備力1800・Lv2・チューナー》を手札から特殊召喚する」

 バクラ戦と同じような展開だ。幸先が良いドローっぷり。カラクリアームを装着した鎧武者が、紫電を放ちながら跳びだしてきた。《六武衆の影武者》も続く。それにしても、ツァン・ディレさんは邪神相手にしても怖じかない。眼光が研ぎ澄まされている。バクラを、ナイアーラトテップの恐怖を乗り越えたせいだろうか。彼女の魂は強くなっている。


「《六武衆の結束》には武士道カウンター2つが乗っている。このカードを墓地へ送り、2枚ドロー」


「レベル3《真六武衆-カゲキ》に、レベル2《六武衆の影武者》をチューニング!」

「乱世の覇者よ。天下泰平をもたらすために、軍勢を率いてフィールドに突撃せよ。シンクロ召喚! 《真六武衆-シエン:攻撃力2500・Lv5》!」


「《六武の門》から武士道カウンター4つを取り除く。《真六武衆-キザン:攻撃力1800・Lv4》をデッキサーチ! 《六武衆》の存在により、手札から特殊召喚するよ」

「《六武の門》から武士道カウンター4つを取り除いて、《六武衆の師範:攻撃力2100・Lv5》もデッキサーチ! 《六武衆》がいることで、手札から特殊召喚!」

 とても心強い陣営だ。《六武の門》に武士道カウンターが2つずつ溜まっていくので、アドバンテージを稼ぎやすい。赤鎧の戦国武将が、黒鎧の武者2人を従える。魔法・罠効果も封じれるので、《ヌメロン・ネットワーク》も怖くない。

「カード4枚を伏せて、ターンエンド」



【2ターン目:ドン・サウザンド】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ツァン:《真六武衆-シエン:攻撃力2500・Lv5》&《真六武衆-キザン:攻撃力2100・Lv4》&《六武衆の師範:攻撃力2100・Lv5》が攻撃表示。永続魔法《六武の門:武士道カウンター+2》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード4枚をセットしている。


「我のターン、カオスドロー! 魔法カード《ブラック・ホール》を発動する。フィールドのモンスター全てを破壊させてもらう」

「《真六武衆-シエン》の侍能力で無効にするわ!」

 ドン・サウザンドのドローカードが混沌色に染まっている。また、カードを自分勝手に創ったのですか。フィールドに暗黒渦が発生するも、《真六武衆-シエン》が黒羽装置を広げて、日本刀を構えこんだ。裂帛の雄叫びが、《ブラック・ホール》を蒸発させる。明らかに囮であるのは、ツァン・ディレさんも分かっているはず。


「フィールド魔法《ヌメロン・ネットワーク》を発動する」

「《ヌメロン・パンドラボックス:攻撃力1000・Lv5》を手札から墓地送りにすることで、《ヌメロン・アークナイト》をデッキより加えるぞ。《ヌメロン・パンドラボックス》が《ヌメロン・ネットワーク》の発動コストになったことで、1枚ドロー!」


「魔法カード《ヌメロン・ダイレクト改》を発動! 《ヌメロン・ネットワーク》が存在するゆえに、《ヌメロン》4体をデッキから特殊召喚する」

「モンスター4体を一気に特殊召喚だって! カードを創るなんて反則すぎるよ!」

 《ヌメロン・クリスタルバード》と《ヌメロン・ヒュドラー》が混沌瘴気を破って飛翔した。《ヌメロン・イリュージョニスト》が嘲笑うかのように、ドクロステッキでダンスをしている。《ヌメロン・ビッグハンド》が五指全開で威嚇してくる。


「レベル5《ヌメロン》3体でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《運命の支配者ヌメロン・ヌメロニアス:攻撃力4000・R5・O×3》をエクシーズ召喚!」

「武士道カウンター1つを取り除いて、罠カード《六武式風雷斬》を発動! そいつを手札に戻す」

「《ヌメロン・ヒュドラー》が存在するゆえに、カウンター罠《ヌメロン・リライティング・トラップ》を手札から発動するぞ。《六武式風雷斬》は書き換えられる」

 《ヌメロン・ビッグハンド》が《ヌメロン・クリスタルバード》と《ヌメロン・イリュージョニスト》を掴みあげた。そのまま、混沌渦へと呑みこまれていく。白き邪神が降臨するも、《真六武衆-シエン》が稲妻まとった刀を振りあげる。このまま、バウンスとは運ばれない。《CNo.107 超銀河眼の時空龍》そっくりな三つ首竜が吠えあがると、紫光が射しこんできた。

「ボクがデッキからトラップ3枚を選択して、その中から1枚を相手が選ぶ。それをセットできるんだったね? こいつに頼るしかない」

 やり取りの末に、《六尺瓊勾玉》が伏せられた。ツァン・ディレさんに焦燥が兆した。


「ORU1体を取り除くことで、《運命の支配者ヌメロン・ヌメロニアス》の混沌能力を発動する。汝のデッキトップからカード3枚をめくり、我が意のままに並べ替える」

 幾重もの黒翼を羽ばたかせて、顔無き白邪神が啼きだす。運命操作をさせられる。


「《ヌメロン・リライティング》によりセットしたカードを墓地送りにすることで、《ヌメロン・セラフィム:攻撃力2300・Lv5》を手札より特殊召喚! そして、《ヌメロン・リライティング・トラップ》を墓地より回収する。汝は罠を発動できまい」

「これで終わらぬ。《ヌメロン・アークナイト:攻撃力2400・Lv5》を召喚。この召喚により、《ヌメロン・クリスタルバード》を墓地より装備する。《ヌメロン》が効果破壊される場合、このカードを身代りにできるのだ!」

「武士道カウンター1つを取り除いて、罠カード《六武式旋風斬》を発動! 《ヌメロン・クリスタルバード》を破壊する。このカードは無効化されない。《ヌメロン・リライティング・トラップ》でもね!」

 《CNo.101 S・H・Dark Knight》そっくりな槍士が、《ヌメロン・クリスタルバード》をまとう。《真六武衆-シエン》が飛びあがり、日本刀で竜巻を練りあげる。水晶鳥を呑みこませることで、木端微塵に削り砕いた。これで、《ヌメロン》を効果破壊できる。


「《ヌメロン・セラフィム》で《六武衆の師範》を攻撃する」

「罠カード《聖なるバリア-ミラーフォース-》を発動! 攻撃モンスターを殲滅させる」

「そのカードを活かすために、《六武式旋風斬》を使ったのか。無駄なことだ。カウンター罠《ヌメロン・リライティング・トラップ》を手札から発動するのみ」

 《ヌメロン・ヒュドラー》が三重咆哮を放つ。《ヌメロン・アークナイト》が槍を構えこんだ。《運命の支配者ヌメロン・ヌメロニアス》が破壊光線を撃ちだそうと、カオス・エネルギーをチャージしている。ツァン・ディレさんが微かに崩れだした。絶望が射しこんだ表情を、私へと向けてくる。とても辛そうで、すがるように手を伸ばしてきた。

「ごめんね。ボクじゃ勝てそうにないよ」

「仕方ありません。チーム5D’Sでも、ミザエルさんでも勝てない相手ですから」

 ツァン・ディレさんの目尻からは、今にも涙が零れそうだ。そんな様子を眺めて、ドン・サウザンドが哂いを溜めている。私という神の末裔を取りこむことで、より大きな力を得ようとしているのか。ツァン・ディレさんが泣声混じりに叫びあげる。

「お願いだから、ウィンだけでも逃げて!」

「ウィンもデュエルに参加している。闇の決闘に敗れることで、我が一部となるのだ!」


「邪神様でも騙せるんだね。カウンター罠《カウンター・カウンター》を発動! 《ヌメロン・リライティング・トラップ》を無効にする」

 これで、《聖なるバリア-ミラーフォース-》が通る。いくつもの閃光砲撃が発射されて、《ヌメロン・アークナイト》と《ヌメロン・セラフィム》の胴体中央に穴を開けた。《ヌメロン・ヒュドラー》の三頭がもげる。《運命の支配者ヌメロン・ヌメロニアス》も光の洪水を浴びてしまい、硫酸をかけられたように溶解させられる。ドン・サウザンドのモンスターは全滅した。主は呆然としている。手札カードも1枚のみで、セットカードもない。

「これで、ターンエンド? 《六武式旋風斬》の追加効果で、《六武衆-ザンジ》をデッキサーチしておいたから。デッキもシャッフルされたので、《運命の支配者ヌメロン・ヌメロニアス》の特殊能力も無駄になったね。ウィンにバトンタッチをするよ」



【3ターン目:ウィン】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ウィン:《真六武衆-シエン:攻撃力2500・Lv5》&《真六武衆-キザン:攻撃力2100・Lv4》&《六武衆の師範:攻撃力2100・Lv5》が攻撃表示。永続魔法《六武の門:武士道カウンター+0》が発動中。

ドン・サウザンド:フィールド魔法《ヌメロン・ネットワーク》が発動中。


「私のターンですね。ドロー。速攻魔法《サイクロン》で《ヌメロン・ネットワーク》を吹きとばします」

「《憑依装着-ウィン:攻撃力1850・Lv4》を召喚して、ダイレクト・アタック!」

 私そっくりな緑髪少女が詠唱をして、風の衝撃波を吹きつけた。フィールド全域を覆っていた混沌網を散らし、ドン・サウザンドを切り刻む。ライフを2150ポイントにまで減らせた。《カウンター・カウンター》を悟られないようにと、ツァンは演技をしていた。ドン・サウザンドも美少女相手に慢心をしていたようだ。どこか意識散漫としている。

「ダメージを受けたゆえに、《ヌメロン・ウォール:守備力0・Lv1》を特殊召喚する。そして、バトルフェイズを終了させる」


「魔法カード《魂の解放》を発動します。あなたの墓地から、モンスター5体を除外しますね」

 ドン・サウザンドは痛みにより目覚め、剛腕ゴーレムにガードされている。《運命の支配者ヌメロン・ヌメロニアス》は当然のこと、《ヌメロン・ヒュドラー》や《ヌメロン・リライティング・トラップ》も墓地除外しておいた。再利用されると厄介ですからね。カオスドロー対策も、バッチリしておきましょう。速攻で叩き落とせば大丈夫なはず。

「《六武衆》3体を守備表示に変更します。カード3枚をセットして、ターンエンド」



「我のターン、カオスドロー」

 ここに来てまで、それにすがりますか。強すぎる力が、自分を弱くしているとも気がつかずに。ドン・サウザンドが混沌色に輝きだした。猛烈な風が吹きつけてくる。ドン・サウザンドの記憶までもが、私の魂へと流れてきた。





【TF-その140】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

更新ありがとうございます!

ついに最終決戦ですね!
ウィンたちの死亡フラグなのか・・・それともドン・サウザンドにはストレートに勝ってしまうのか・・・?

ここから先の想像をするとキリがないです!(笑)
展開が予想できないって面白いです!

とにかく!続きを楽しみにしてますね!!

No title

 TMさん、感想ありがとうございます。

 ラストデュエルとなりました。ドン・サウザンドはチート技を使ってきます。ミザエル戦で目にしたので、対策を立てやすかったり。ウィンとツァン・ディレはGX編も出るかも。
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