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GX-1 デュエル・ワールド改変! 丸藤翔VS五階堂宝山


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 GX世界が劇舞台となりますが、デュエル環境は大きく変わっています。

 世界が瞬いた夜から、全てが変わった。



 スタジアムは観客席で満杯だ。前座戦も終わり、メインデュエルを今か今かと待っている。

 まさか、これだけの観衆を惹きつけてしまうとは。オシリスレッドの駄目生徒だった僕が、プロ決闘者の強豪になるとは予想もできなかった。この程度で満足してられない。プロリーグを立ちあげるために、もっと上を目指さなければ。

「翔。準備は整ったか?」

「もちろん! 五階堂くんは強い。リスペクト全開でぶつかるよ」

「《X-セイバー》を得てから、勝率を急上昇させたと聞いている。侮れないデュエリストだ」

「シンクロ召喚かぁ。デュエル環境も違うものになったね」

 1ヵ月近くを遡ること。兄さんと野外練習をしていたとき、夜空が異様なほどに輝いた。その瞬間から、デュエルの法則が塗り変えられた。シンクロやエクシーズの追加に収まらない。いつの間にか、レアカードが巷に大量流通していた。

 中学生の小遣いで、《青眼の白龍》さえも買えるほどに。

「環境の変化に対応することが、俺たちの使命だ」

「そうしなければ、生き残れないっすね」

 この不可思議な現象については、海馬コーポレーションが調べ回っている。副社長さんの努力は実ってないけど。デュエル雑誌をめくってみれば、緊急特集が組まれていた。読み飽きたのでスルー。何となく、グラビアページへ視線を落としてしまう。

「翔。二ヤついているぞ」

「ニヤついてないよっ!」

 ダルク・ウェイトリィという少女が写されていた。お人形さんみたいだ。自称・男子であるも、体格的に無理がありすぎる。あちらこちらの大会で連戦連勝らしい。

「《ハネクリボー》を使うらしいな」

「十代の兄貴と関係あるのかな? レアカードも湧いているから、断言できないけど」

「そろそろ時間だ」

「そうっすね。楽しくデュエルをしてくるよ」

 ヘルカイザー亮こと、丸藤亮に見守られながら、控室を後にする。五階堂宝山との決闘に、胸が踊るように弾んでくる。遊城十代の影響もあるだろうか。それにしても、どこで何をやっているのかな? そろそろ、会ってみたいよ。



「ショーくん! 応援しているよーっ!」

 お姉さん集団の呼びかけに答えると、ハイテンションな反応が湧きだした。可愛いか。女性に応援されるのは嬉しいけど、子供扱いされすぎ。もぅ、23歳なのに。

 MCの叫びに促されながら、僕は行進していく。歓声が凄まじくて、三半規管を揺らされまくる。スタジアムの屋根が閉まっているので、夕日も射しこまない。モクバ副社長の来訪を聞いている。オブライエンがボディーガードをしているので、彼も特別席にいるだろう。

 チアガールがオヘソ丸出しで踊っている。クーラーも強設定なので、冷やさないようにね。



「丸藤さん。アカデミアでトップクラスの成績を収めましたね。プロ成績も抜群で、ランカー入りを短期間で果たしているとも聞いています。あなたと戦えるなんて光栄です」

「君の活躍も聞いているよ。シンクロを使いこなしているんだってね」

「丸藤先輩にも勧めますよ。ボード・アドバンテージも稼ぎやすいですから」

 五階堂宝山。中学時代は優等生でもあるも、万丈目(さんだぁ)に敗北して落ちこんでいたという。不調時代が続くも、何とか這いあがってきた。《X-セイバー》を得てからは、凄まじい活躍を魅せている。大人になって、痛々しい傲慢さも抜けている。

「僕も一時期は痛々しかったなぁ。あ、いや、何でもないよ!」

「シンクロやエクシーズも楽しそうだけど、今は融合一択で行くよ」

 MCの絶叫が一段落すると、審判数人が近寄ってきた。スタジアム全体が静まり返る。わくわくを深呼吸で落ち着かせてから、ゆっくりと開眼した。デュエルが始まろうとする。



『デュエル!』



【1ターン目:翔】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

「僕の先攻。モンスター1体を裏守備表示で伏せる。カード1枚をセットして、ターンエンド」

 輝きの夜から、ルールも強制的に変えられている。先攻は通常ドローできない。フィールド魔法を互いに発動できる。ルールブックが知らない間に書き換えられており、誰もが自然に従っている。この決闘環境なら、先攻封じは納得できるもの。



【2ターン目:五階堂】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
翔:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法・罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「オレのターン、ドロー。《XX-セイバー ボガーナイト:攻撃力1900・Lv4》を召喚」

「この召喚により、レベル4以下である《X-セイバー パロムロ:攻撃力200・Lv1・チューナー》を手札から特殊召喚する」

 クリムゾンカラーのマントが広がった。鎧戦士が蜥蜴戦士を連れて、フィールドに着地する。頑強そうな体格を誇っており、単体でも強靭なアタッカーである。チューナーがあるので、さっそくシンクロ召喚をしてくるだろう。


「レベル4《XX-セイバー ボガーナイト》に、レベル1《X-セイバー パロムロ》をチューニング!」

「荒野を生き抜いてきた傭兵団よ! 新たなる戦場に突撃して、その名声を広げよ。シンクロ召喚! 《X-セイバー ウェイン:攻撃力2100・Lv5》!」

「このシンクロ召喚により、《X-セイバー ガラハド:攻撃力1800・Lv4》を手札から特殊召喚する」

 《X-セイバー パロムロ》が飛びあがり、歯車的な光輪となる。《XX-セイバー ボガーナイト》が四星と化して、そこを通り抜けていく。西部劇に登場しそうな戦士が降りてきた。そいつが口笛を鳴らすと、魚顔の鎧戦士が跳びこんでくる。アタッカー2体を並べてきた。


「《X-セイバー ウェイン》でセットモンスターにアタック!」

 ウェスタンハットを落とさずに疾走して、拳銃剣を振りかぶってきた。プロペラが高速回転して、剣撃を受け止める。ヘリコプターをキャラクターにしたようなコミカル・マシーン。

「《ジャイロイド:守備力1000・Lv3》は、1ターンに1度だけ戦闘破壊されない」

「《X-セイバー ガラハド》でスクラップにしてやりますよ!」

「《ロイド》が攻撃対象になったので、トラップ《スーパーチャージ》を発動! 2枚ドロー」

 《X-セイバー ガラハド》がベローンと舌を出してから、蛙のように跳ねあがった。攻撃宣言時に300ポイントのパワーアップをするようだ。《ジャイロイド》を槍で突いて、爆炎を噴きあげさせた。

「カード1枚をセットして、ターンエンド」



【3ターン目:翔】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
翔:無し。

五階堂:《X-セイバー ウェイン:攻撃力2100・Lv5》&《X-セイバー ガラハド:攻撃力1800・Lv4》が攻撃表示。魔法・罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「僕のターン、ドロー。相手フィールドのみにモンスターがいるので、《サイバー・ドラゴン:攻撃力2100・Lv5》を手札から特殊召喚する」

「《スチームロイド:攻撃力1800・Lv4》を召喚」

 サイバー流の継承者だからね。《サイバー・ドラゴン》も使うのだよ。《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》が流行りだすと危険でもあり、この戦術も危ういけど。


「《サイバー・ドラゴン》で《X-セイバー ガラハド》に攻撃するよ! エボリューション・バースト!」

 シルバーボディが綺麗に輝いている。スパークがビリビリ。エネルギーブレスを吐きつけた。《X-セイバー ガラハド》は攻撃されると、500ポイントのパワーダウンをする。仲間を身代りにさせられるも、この状況では特殊能力を使わないはず。あっけなく魚顔戦士を吹きとばして、ライフを3200ポイントにまで削れた。


「《スチームロイド》で《X-セイバー ウェイン》を攻撃する」

「オレのフィールドには、《X-セイバー》1体のみ。罠カード《身剣一体》を発動! 《X-セイバー ウェイン》に装備して、攻撃力を800ポイントアップさせる」

「手札から速攻魔法《収縮》を発動! 《X-セイバー ウェイン》の元々の攻撃力を半分にする」

 《X-セイバー ウェイン》が両手で剣を構えこむ。《身剣一体》の装備モンスターが戦闘破壊すれば、1枚ドローする。反撃すると同時に、アドバンテージを稼ぐつもりか。そうはさせない。速攻魔法の呪縛を受けて、攻撃対象が縮んでいく。1850ポインへとパワーダウン!

 汽笛が鳴りあがる。攻撃時に500ポイントのパワーアップ。機関車が黒煙を吐きながら、体当たりをぶつけた。ウェスタンハットが舞いあがった。


「容易に通るわけがないか……」

「《X-セイバー》が戦闘破壊された。ライフ500ポイントを払って、《X-セイバー パロムロ:守備力300・Lv1・チューナー》を墓地から特殊召喚する」

「カード1枚をセットして、ターンエンド」

 五階堂が悔さを零している。バトルダメージに加えて、ライフコストも払った。ライフポイントは2250ポイントにまで減っている。蜥蜴剣士が軽快に跳びあがり、守備体勢へ固まる。チューナーを確保するとは、さらなるシンクロ召喚が御披露されそうだ。鼓動が静かに昂ぶってくる。





【GX編:物語の始まり-その1】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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