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GX-5 グランド・ナンバーズに支配されし者! エドVS斎王


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 こちらも、タロット関係ですので。

「ナンバーズはデンジャラスなカード、デース。絶対に触らないでくだサーイ」

 ペガサス・J・クロフォードがテレビで訴えていた。その必死さも伝わってか、I2社のナンバーズ回収も捗っているという。それでも、強さという魅力には抗いがたいもの。多くの決闘者が憑かれていった。僕も何人か倒したのを覚えている。ナンバーズは使用者の欲望を暴走させるようだ。ぎらついた眼差しに、荒々しい吐息を忘れられない。

「本当に何が起こっているのだ? ルールそのものが変わっているし」

 万丈目が愚痴っていた。青空一面が白く輝いた日以降であろうか。デュエルのルールが革命的に変化しており、誰もがが認識して受け入れている。シンクロやエクシーズといったモンスターが出現して、ペンデュラムゾーンがフィールドに追加された。

「先攻はドローできない。フィールド魔法を互いに発動できる。悪くはないか」

「カードの種類も一気に増えたよなぁ。レアカードも得やすくなった。ウザいヤツも増えたが」

 《青眼の白龍》さえも中学生の小遣いで買えるほどに。経済的な混乱が起こりそうであるが、どういうわけか波立たない。まるで、デュエルの法則が書き換えられたようだ。万丈目の言うウザいヤツは、僕も心当たりがある。デッキを強化したので、プロにも楽勝で勝てるだろう。そう勘違いした輩に絡まれるものだ。丸藤兄弟も苦笑いをしていた。

「《カオス・シャドール》使いに挑まれたっす。容赦なく潰したけどね」

 小悪魔めいた微笑で、丸藤翔が自慢していた。カイザー亮に諌められていたが。それにしても、僕は他の決闘者と慣れあっているものだ。遊城十代の影響であろうか。斎王もそうだが、しばらく顔を会わせていない。



 もうすぐ、僕の決闘試合が始まる。スタジアムは観客であふれかえっており、熱気が控室まで伝わってくる。エックスはデッキ破壊に磨きをかけているはず。ワクワクしてくるのも、遊城十代の影響だろう。孤児院の子供たちも、テレビで観てくれている。

 デュエルフィールドでは、プロによる熱戦が繰り広げられている。大歓声が爆発するかのように沸きあがった。ナンバーズ憑きが侵入してこないように、警備員が見張っている。そういう事件が続いたせいだ。ナンバーズ波遮断箱も作られており、安全に回収作業ができる。リラックスしての精神集中に沈んでいたとき、モニターに異変が起こった。



「斎王琢磨! どうして、ここに?」

 久しぶりに逢う親友であるが、再会を祝う余裕はない。破滅の光に憑かれたような表情をしている。エックスが足元に倒れていた。眼鏡が割れており、意識混濁としているようだ。指先が痛々しく震えている。ダーク・デュエルが行われたのだ。

「エド・フェニックス。久しぶりだね」

 スタッフが遠巻きに囲んでくる。斎王は警備員をまとめて倒し、エックスを瞬時に屠った。観客席が動揺と野次馬根性で染まっている。マスコミもチャンスとばかりに活動的だ。走ってきたせいか、体が火照っている。デュエルモンスターズ・カードが斎王の傍らに浮かんでいる。

「世界は危機を迎えようとしている。ニャルラトホテプが這入りこみ、世界崩壊への足音も近づいている。グランド・ナンバーズの力により、ヤツらと戦うのだ」

「ニャルラトホテプ? 何を言っている?」

「英雄王に認めてもらうため、力を示す必要がある。エド、君を倒す」

 大袈裟な手振りで訴えてくる。斎王は運命視を失っているはず。ナンバーズに操られているのか。ハプニングとはいえ、大観衆に見守られている。プロとして惹きつけるデュエルをしよう。互いに決闘盤を装着した。ナンバーズが黄金色に輝き、言葉を放つ。

『雑種よ。少しは我を愉しませろよ』



『デュエル!』



【1ターン目:斎王】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

「私の先攻。モンスター1体を伏せて、ターンエンド」

 斎王は《アルカナ・フォース》でなく、マジシャンを使用していた。ナンバーズはデッキに加わらず、斎王琢磨を見下ろしている。自ら戦わないのか。



【2ターン目:エド】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
斎王:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。


「僕のターン、ドロー。《D-HERO ダンクガイ:攻撃力1200・Lv4》を召喚。《D-HERO ディアボリックガイ》を手札から捨て、エフェクトを発動! 500ポイントのダメージを与える」

 ドローのフォームを綺麗に流す。指先から肩、足捌きまで美しく。基本姿勢は大切なもの。

 ドレッドヘアの巨漢が、ダッシュ・アンド・ジャンプ! 《D-HERO ディアボリックガイ》をエネルギーボールに変えてから、ダンクシュートを斎王へ叩きこんだ。相手ライフが3500ポイントにまでダウンする。歓声に答えて、《D-HERO ダンクガイ》が右手を振りあげた。


「魔法カード《オーバー・デステニー》を発動。《D-HERO ディアボリックガイ:Lv6》をセメタリ―から選択する。《D-HERO デビルガイ:守備力800・Lv3》をデッキから特殊召喚!」

「《D-HERO ディアボリックガイ》をセメタリ―から除外して、《D-HERO ディアボリックガイ:守備力800・Lv6》をデッキから特殊召喚する」

「《D-HERO》3体をリリースして、カモン! 《D-HERO ドグマガイ:攻撃力3400・Lv8》!」

 悪魔めいた《D-HERO ディアボリックガイ》に、悪魔を冠した《D-HERO デビルガイ》。《D-HERO ダンクガイ》がホットにガッツポーズ。それらを生贄として、ダークアーマーのヒーローが手札から特殊召喚された。蝙蝠のごとき黒羽を広げてフライング。エースモンスターの登場に、観客席の応援がヒートアップ。


「セットモンスターにアタック! デス・クロニクル!」

 右腕の短剣を伸ばして、急降下で滑空をしだす。黒仮面下の口元が笑んだ。《魔導術士ラパンデ:守備力200・Lv1》を斬りつける。二本の魔術槍で防いできたが、無駄に終わった。橙髪の魔導士は苦悶に耐えつつ、何かを詠唱している。

「ハングドマンこと《魔導術士ラパンデ》が墓地へ送られた。レベル3以下である《魔導召喚士テンペル》を、デッキから手札に加える」

「カード1枚をセットして、ターンエンド」



【3ターン目:斎王】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
斎王:無し。

エド:《D-HERO ドグマガイ:攻撃力3400・Lv8》が攻撃表示。魔法・罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー」

「《D-HERO ドグマガイ》のエフェクト発動! ライフを半分にする」

 《D-HERO ドグマガイ》が両掌をあげると、斎王が真紅渦に呑みこまれた。生命値が吸いだされていき、ライフ2000ポイントへ減らされる。特殊召喚した次の相手スタンバイフェイズに、本領を発揮できるヒーローだ。


「さすがは、エド・フェニックス。《魔導召喚士テンペル:攻撃力1000・Lv3》を召喚」

「我が墓地に《魔導書》はない。魔法カード《魔導書庫クレッセン》を発動する。デッキから《魔導書》3種類を選び、ランダムに1枚を手札に加える」

「魔法カード《グリモの魔導書》により、《トーラの魔導書》をデッキサーチ!」

 フィールドを古代書庫が通りすぎていく。斎王の手に《魔導書》が加わる。《魔導書庫クレッセン》の代償として、このターンに《魔導書》以外のマジックを使えないはず。


「このターンに《魔導書》が発動されている。《魔導召喚士テンペル》をリリースして、《魔導天士トールモンド:攻撃力2900・Lv9》をデッキから特殊召喚する」

「このカードがマジシャンにより招かれた。《グリモの魔導書》と《魔導書庫クレッセン》を墓地回収する。ザ・ワールドの力は、これだけに収まらない。手札の《魔導書》4種類を見せることで、フィールドのカード全てを破壊する」

 杯を両手にした女性魔導士が、魔法陣に呑みこまれた。ゆっくりと聖天使が浮びあがってくる。三重白翼が開かれていく。《D-HERO ドグマガイ》の闇色と対照的であろうか。《アルカナフォースXXI-THE WORLD》には苦戦させられたものだ。裁きの破壊光線を撃ってきた。ハラハラ感が観客席から響いてくる。

「ライフを500ポイント払い、速攻魔法《D-バリア》をリバース! 《D-HERO》1体は、エンドフェイズまでエフェクト破壊されない」

 《D-HERO ドグマガイ》がダークバリアに包まれた。光線が弾かれる。ライフ3500ポイントにまで減ったが、ノープロブレム。


「魔法カード《ヒュグロの魔導書》を発動! マジシャンである《魔導天士トールモンド》は、エンドフェイズまで攻撃力が1000ポイントアップする。モンスターを戦闘破壊すれば、デッキから《魔導書》を手札に加えられる。《D-HERO ドグマガイ》に攻撃!」

 エンジェルのようであるが、あくまでもマジシャンの域に止まっている。魔導書を読みこんで、自身の強化詠唱をしだす。聖球体を膨らましてから、《D-HERO ドグマガイ》へ飛ばした。3900ポイントのパワーには負けるだろう。仲間の支援があれば、それも乗り越えられるもの。

「《D-HERO ダガーガイ》を手札から捨てることで、《D-HERO ドグマガイ》はエンドフェイズまで800ポイントのパワーアップ!」

 《D-HERO ダガーガイ》が短剣を投げつけて、聖球体の進行方向を逸らした。《D-HERO ドグマガイ》が高速飛行で距離を縮める。4200ポイントものパワーで、《魔導天士トールモンド》を斬りつけた。白羽が血雨のように降ってくる。反撃の戦闘破壊に成功して、相手ライフを1700ポイントにまで追いこめた。斎王が顔をしかめる。

「やはり、エド・フェニックスは強い。カード1枚をセットして、ターンエンドだ」



 観客席の沸騰ぶりが止まらない。ナンバーズから人型が浮かんでくる。金髪に黄金鎧の美丈夫が。傲岸不遜な態度で見下ろしてきた。





【GX編:物語の始まり-その5】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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