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GX-10 モクバの戦略! クリボーズVSトライデント・ドラギオン


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 久しぶりのクリボー・デッキです。

 《トライデント・ドラギオン》が火炎放射を噴きつけて、ダルク・ウェイトリィを火達磨にする。ソリッドヴィジョンとはいえ、視界一面が紅蓮色に染まるのだ。鼓動が恐怖感に押しあげられるだろう。《メンタルドレイン》によって、《クリボー》を手札発動できない。トラップも仕掛けていない。それでも、彼女は遊城十代のように笑んでいた。

「《呪われた棺》の効果で、《ネクロ・クリボー》が手札から墓地へ送られたんだ」

「《ネクロ・クリボー》を墓地から除外することで、戦闘ダメージを0にするよ」

 グリグリー! 《ネクロ・クリボー》がドクロを盾代わりにして、主を灼熱から守りきる。《トライデント・ドラギオン》のスキルコストを補うため、《呪われた棺》を伏せたはずが。《マジクリボー》も杖を振って、バリアを拡大させていた。こいつの戦闘で発生するバトルダメージは0になるようだ。トリプル・ブレスは、まだ終わっていない。

「《呪われた棺》が仇になるなんて。最後の攻撃は受けてもらうよ」

 ダルクを猛炎が襲いかかる。3000ポイントのダイレクト・アタックにより、ライフは1000ポイントにまで燃やされた。深く息を吐きだしてから、少女が顔を持ちあげる。可憐な眼差しは消えており、戦士のごとき双眸が開かれている。


「このターンで決めようと思ったけど、さすがだね。カード1枚をセットして、ターンエンド」

「《ネクロ・クリボー》が発動したとき、《クリボー》モンスター2種類が墓地にあった。エンドフェイズに1枚ドローするよ」

 デュエルとなれば、敬語が解かれている。こちらが本来の口調であろうか。ダルクが《ネクロ・クリボー》とタッチをしあっていた。ぎりぎりの攻防戦に、ギャラリーが湧きあがる。あくまでもディフェンスに成功したのみ。《メンタルドレイン》は表側表示で立ちはだかっている。ダルク・ウェイトリィにとっては辛い状況であろう。



【4ターン目:ダルク】LP1000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
モクバ:《トライデント・ドラギオン:攻撃力3000・Lv10》が攻撃表示。永続罠《メンタルドレイン》が発動中。魔法・罠ゾーンにカード1枚をセットしている。

ダルク:無し。


「俺のターン、ドロー。魔法カード《クリボーの宝札》を発動! 《ボムクリボー》を手札から墓地送りにして、2枚ドロー」

「《クリボー》を手札から墓地に送って、魔法カード《ワン・フォー・ワン》を発動する。《ハネクリボー:攻撃力300・Lv1》をデッキから特殊召喚!」

 《メンタルドレイン》に封じられているからと、手札コストにしたようだ。遊城十代が相棒としていたモンスターが、白翼全開にして降りてきた。主の足元で、甘えるかのように跳ねている。表情豊かであり、プログラムで動いているとは思えない。こいつも実体化した精霊なのか。


「手札から速攻魔法《虹色の糸》を発動して、《マジクリボー》を墓地から回収する」

「《マジクリボー:攻撃力300・Lv1》を召喚。この召喚により、《ナイトクリボー:攻撃力300・Lv1》をデッキから特殊召喚するよ」

 《マジクリボー》が魔法陣を描きだす。そこから《ナイトクリボー》が跳びあがった。兜を鎧代わりに装備して、剣盾を構えている。《クリボー》3体を並べたか。それにしても、どれだけの《クリボー》がいるのだ? さっきから、《クリボー》しか召喚してないようだが。


「《ナイトクリボー》がいるかぎり、《クリボー》はダイレクト・アタックできる。いっくよ!」

「ダメージは受けたくない。レベル7以上である《トライデント・ドラギオン》が存在する。トラップ《無力の証明》を発動して、レベル5以下のモンスター全てを破壊する」

「手札から速攻魔法《クリボンバー》を発動! 《クリボー》3体を破壊して、1体につき800ポイントのダメージを受けてもらう」

 クリクリーッ! 《トライデント・ドラギオン》が猛火噴射をするも、《ハネクリボー》らが飛び抜けていく。モクバに三連続で体当たりをぶつけた。トリブルボムの直撃が、モクバのライフを600ポイントにまで追いつめる。《メンタルドレイン》のライフコストも効いている。

 《無力の証明》のおかげで助かったと言えよう。ダイレクト・アタックを受けていれば、このターンでモクバは敗北していた。《クリボンバー》と《ハネクリボー》のコンボで、バトルダメージも打ち消せるようだ。攻防一体の戦略に、俺の闘争心も昂ぶってくる。ギャラリーも興奮したのか、声援がヒートアップしてきた。



【5ターン目:モクバ】LP600、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
モクバ:《トライデント・ドラギオン:攻撃力3000・Lv10》が攻撃表示。永続罠《メンタルドレイン》が発動中。

ダルク:魔法・罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「君は面白いね! 俺のターン、ドロー。ドラゴン族の存在により、魔法カード《スタンピング・クラッシュ》を発動する。魔法・罠カード1枚を破壊して、500ポイントのダメージだ!」

「罠カード《ぷちピケルの魔法陣》を発動! 《ぷちピケル》をデッキから手札に加える。このターン、ダイレクト・アタックによってダメージを受けない」

 《トライデント・ドラギオン》がセットカードを踏みつけようとするも、《白魔導士ピケル》の妹的なのが飛びだした。呪文を唱えて、ダルク・ウェイトリィを魔法陣で包みこむ。このターンで、彼女のライフポイントを0にできなくなった。それでも、崖っぷちに立たされたままだ。


「防御が固いねぇ。モンスター1体をセットして、ターンエンド」

 《仮面竜:守備力1100・Lv3》を壁として伏せたのだろう。



【6ターン目:ダルク】LP1000、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
モクバ:《トライデント・ドラギオン:攻撃力3000・Lv10》が攻撃表示。モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。永続罠《メンタルドレイン》が発動中。

ダルク:無し。


「俺のターン、ドロー。手札から光属性《ぷちピケル》を見せることで、速攻魔法《ホワイト・ウィンド》を発動! 《メンタルドレイン》を破壊して、ライフを800ポイント回復する」

 《ぷちピケル》が呪文詠唱すると、優しい風が吹いてきた。《メンタルドレイン》を吹きとばして、ダルクのライフポイントを回復する。手札は1枚しか残されてない。小さな可能性であるが、どうやって勝利に結びつける?


「魔法カード《エンジェリック・クリボーの宝札》を発動! 《クリボー》3体を墓地からデッキに戻して、2枚ドロー。《だめクリボー》をデッキから墓地へ落とす」

 なるほど。《貪欲な壺》より回しやすいか。それにしても、《だめクリボー》いうのが気になるが。ドローしたカード2枚を確認すると、ダルクの表情が晴れだした。こいつは仕掛けてくるぞ。


「《ぷちピケル:攻撃力400・Lv1・チューナー》を召喚」

「《クリボガール》を手札から墓地へ送るよ。自分墓地には《クリボー》が4種類いる。《ぷちピケル》の攻撃力を1200ポイントアップ!」

「魔法カード《フォース》を発動! 《トライデント・ドラギオン》の攻撃力を半分にする。ダウンさせた数値分だけ、《ぷちピケル》をパワーアップさせるよ!」

「《ぷちピケル》で《トライデント・ドラギオン》を攻撃する」

 パープルローブが空中で踊りだす。魔法使いの少女が、クリボーロッドで指揮をとる。墓地の《クリボー》1種類につき、自分モンスターの攻撃力を300ポイントアップさせるようだ。《フォース》の力も追加されて、《ぷちピケル》の攻撃力は3100ポイントにも達している。勇敢なる顔つきで、杖先を灼熱巨竜へと突きつけた。魔力砲撃が発射される。

 ダルク・ウェイトリィはローパワー・モンスターのみで突破した。《トライデント・ドラギオン》は攻撃力1500ポイントへダウンしており、あっけなく沈んでいった。幼女の雄姿に、ギャラリーが絶叫を盛りあげる。ダルクとモクバが握手を交わしあった。



「やっぱ、すげーなぁ。久しぶりに負けちまったよ」

「《メンタルドレイン》を張られて、吃驚しました。本当に楽しかったです」

 ダルク・ウェイトリィは穏やかな表情で、レモンティーを味わっている。アウスもソファに腰かけている。招待室へ案内されて、すっかりと寛いでいるようだ。

「君たちも、グランド・ナンバーズを集めているんだろう? よかったら、俺と協力しないか?」

「それは助かります。俺も協力者を探すため、デュエル大会で勝ち続けてきましたから。遊城十代さんのような決闘者に出会うチャンスを掴むためにも」

「ナンバーズ集めといえば、少数じゃ難しいからねぇ。分かるよ」

「モクバさんに出会えたのは僥倖ですよ。ナンバーズ波遮断装置も制作されたと言いますし。アウスも技術力に感心していました」

「アウスさんは機械に強いそうだね。そっち方面でも話しあいたいものだ」

「いいよ。ダルクくんの得意分野でもあるから、一緒にならOK」

 アウスが初めて喋ったような気がする。俺も人のことは言えないが、あまりにも無口だ。

「そういえば、異世界から来たと言っていたね。生活費はどうしているの?」

「デュエルで稼いでいます」

「ホテル暮らしと言うし、それだけじゃ金銭的にも不安定だろう? 決闘者として、うちで働かない? もちろん、ナンバーズ探しを優先させたうえで」

「よろしく、お願いします。目的を達成すれば、この世界から旅立ちますけど」

「それは寂しくなるなぁ。短期間でもOKだよ」

 ナンバーズ現象を解決するため、協力者を探しだす。それだけに止まらず、ダルク・ウェイトリィを使って金儲けをする。彼女なら話題作りにもなるだろう。《クリボー》を中心とした戦略は、デュエリストからの注目を浴びるはず。アイドル決闘者としても活躍させられるだろうか。ダルクも海馬コーポレーションという後ろ盾を得られる。嬉しそうなガッツポーズだ。

「あれっ。ナンバーズ探査装置が反応している」

 アウスがタブレットPCを取りだした。すぐにも、知ることになる。カイザー亮と五階堂宝山の決闘において、《GNo.3 征服王アレクサンダー》が召喚されたことを。同じ日本国内であるようだ。俺たちは急遽として、そこへ向かった。





【GX編:物語の始まり-その10】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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