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GX-17 顔無きスフィンクスの降臨! オブライエンVS百野真澄


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 百野真澄:遊戯王Rの3巻に登場しています。カードショップ荒し。

 ダルク・ウェイトリィの話す内容は、衝撃のオンパレードであった。

 異世界が存在することは認めよう。ユベルの件に突っこんで、俺も回ったことがある。そんなモノは、ごく一部にすぎなかった。パラレルワールドだけでも無限大に存在しており、それをはるかに凌駕する異世界が蠢いている。ヨグ・ソトースという装置が全世界を内包している。旧支配者と呼ばれる存在が、ヨグ・ソトースを制作したという。

「ヨグ・ソトースはコンピューターみたいなもの? 俺たちは、データーにすぎないと?」

「コンピューターとは違うようです。アトラク・ナクアの話を聞くと、そういう印象を抱いてしまうけど。世界創造をしていく人造神という感じかな?」

「外世界の人間は、ヨグ・ソトースでシュミレーション実験をしていたようです。旧支配者は退屈していたのでしょうね。自らの精神を、ヨグ・ソトースの内側に送りこんだといいます。内世界で冒険ごっこに明け暮れていたようで。詳しくは、アトラク・ナクアに訊いてください」

 モクバの質問を受けながら、ダルクが説明を加えていく。旧支配者が遊んでいた内容を聞いていると、MMORPGという言葉が浮かんできた。経験値や熟練値とやらを稼いでは、ボスモンスターを倒していく。アトラク・ナクアは、そのプレイヤーだという。

「ノーデンス教授の企みにより、旧支配者は外世界へ戻れなくなりました」

「ビッグ5みたいな状態かなぁ?」

 DMクエストの件で、ビッグ5はヴァーチャル・ワールドに精神を幽閉されたそうだ。肉体こそ冷凍保存されているも、魂は幽霊のごとく電脳世界を彷徨っているのだろうか。外世界の人間も、ヨグ・ソトースに魂を閉じこめられた。脱出を目的として動いているようだ。

「旧支配者にも過激派と穏健派がいます。クトゥルフやクトゥグアは前者の代表格。外世界へ帰還するためなら、内世界の住人も犠牲にします」

「アトラク・ナクアは穏健派ですね。しょうもない悪さもしましたが、今じゃ俺の友達ですよ」

 タブレットPCを取りだし、画像も見せてくれた。特撮番組で暴れていそうな蜘蛛怪人だ。人間形態もあるようで、大人しそうな少年姿をしている。ダルク・ウェイトリィと一緒に、過激派を止めるため活動しているという。

「クトゥグアはヌメロンコードを使って、外世界への道を強引に開こうとしています。ログアウトするだけなら問題ないですが、たくさんの世界が崩壊することにつながる。あくまでも、ミーコさんの情報ですが。クトゥグアの性格は、俺も充分なほど味わっています。目的のためならば、心痛めることもなく人を殺していく。彼女と決着をつけなければ」

 クトゥグアは女性であるのか。ダルク・ウェイトリィとも因縁深いようだ。

「正直に言えば、呑みこみにくいねぇ。この目で観察しながら検証していくよ」

 モクバが窓外へ視線を向けた。ヘリは目的地へと急いでいる。カイザー亮と五階堂宝山の決闘において、《GNo.3 征服王アレクサンダー》が召喚された。俺たちは、スタジアムに向かっている。一刻も早く回収するために。

「とこで、君は何者なんだい? その姿からして、人間じゃないよね? ダルク・ウェイトリィ」

「ヨグ・ソトースの仔と呼ばれているかな。目的地に着きそうですね。急ぎましょう」



 ヘリポートのあるビルディングから、黒車へと移動した。渋滞している様子もなく、スムーズに一般道路を進めていける。スタジアム前で降車するも、厄介なものに絡まれてしまった。

「ヴルトゥーム・ウェイトリィよ。しばらく、この場に止まってもらう」

 群衆が見上げて、震えながら騒いでいる。ソリッド・ヴィジョンではない。モンスターというレベルでなく、邪神の域に達しているだろうか。スフィンクスが浮かんでいた。顔面が闇一色であり、豪壮なる三重冠をかぶっている。覇王と対峙したときのごとく、心臓が早鐘を打ってきた。冷汗もにじんでくる。畏怖を固めたような存在だ。

「アレは何だい? 君の友達かい?」

「顔無きスフィンクスですよ。ナイアーラトテップの一柱であり、クトゥルフの手先みたいなものです」

 気がつけば、街並も野次馬も消えていた。どこかの荒野に立っているようだ。周囲一帯は薄暗くて不安にさせられる。顔無きスフィンクスが、前足を荒地へと叩きつけた。魔法陣らしきものが急速に回転拡大をして、その中心部より男が現れる。

「異なる時代や世界から、決闘者を召喚して操ってきます。厄介な敵ですよ」

 ダルク・ウェイトリィはアウスを守るように動いている。《ハネクリボー》の精霊が実体化をして、クリクリーと戦闘体勢に構えている。顔無きスフィンクスが重低音を吐きだした。

「この決闘者に勝利しなければ、汝らは亜空間より出られず」

「自己紹介をしよう。私は百野真澄。100のデッキを使いこなすデュエリストだ」

「相変わらず、他力本願なヤツだね。じゃあ、俺が決闘を受けてやりますか」

「待て。このミッションは、俺がやる。速攻で片付けるのは得意だからな」

「ふぇっ! 分かりました。お願いします」

 ダルクが身を乗りだそうとするも、俺が先を制した。彼女の肩に手を置いたが、この感触は何だろう? 明らかとして人間ものでない。心地良さを払って、ガンタイプの決闘盤を百野真澄へ向ける。顔無しスフィンクスは、すぅーっと闇に溶けていった。



『デュエル!』



【1ターン目:オブライエン】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

「俺の先攻。モンスター1体をセット。カード2枚をセットして、ターンエンド」

 100のデッキか。どんなタクティクスで攻めてこようが、3ターン以内で終わらせよう。顔無きスフィンクスの言葉からすると、時間稼ぎが目的のようだ。勝利すれば戻れる保証もないが、目前の敵は潰すにかぎる。



【2ターン目:百野】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
オブライエン:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法・罠ゾーンにカード2枚をセットしている。


「私が勝てば、あなたのカードを頂こう! 私のターン、ドロー。《魔轟神レイヴン:攻撃力1300・Lv2・チューナー》を召喚!」

「手札3枚を捨てることで、モンスター効果を発動する。捨てた枚数分だけ、レベルアップ! その1枚につき、攻撃力も400ポイントアップする」

 覆面悪魔が腕翼を広げた。《魔轟神獣》3体が手札より捨てられ、攻撃力2500の上級モンスターとなる。レベル5だから、シンクロやエクシーズにも有利に働くだろう。ぎらついた双眸で、百野真澄が見据えてきた。両目が闇に塗りたくられている。


「《魔轟神獣》は手札から捨てられることで、固有能力を発揮できる。《魔轟神獣ガナシア:攻撃力1600・Lv3》を墓地から特殊召喚して、攻撃力を200ポイントアップさせる。《魔轟神獣ケルベラル:攻撃力1000・Lv2・チューナー》も復活するぞ!」

 《魔轟神》の使いどもが蠢きだす。エレファントマンにケルベロスが、地底より跳びあがってきた。《魔轟神獣ぺガラサス:守備力1600・Lv1・チューナー》も特殊効果を発動して、裏守備表示で特殊召喚される。リバースをキーとして、《おろかな埋葬》のごとき能力を使うようだ。コストにしたのみでなく、モンスターの展開へ連携させている。

「カード2枚をセットして、手札を0枚にしておこう」


「レベル3《魔轟神獣ガナシア》に、レベル2《魔轟神獣ケルベラル》をチューニング!」

「混沌の門よ、今こそ開け! 轟界と魔界の民を生贄として、神界より降臨せよ! シンクロ召喚! 《魔轟神 レイジオン:攻撃力2300・Lv5》!」

「このシンクロ召喚により、手札が2枚となるまでドローする」

 《魔轟神獣》同士がシンクロしあい、黄金鎧の魔人が降りてきた。《魔轟神獣ガナシア》は、フィールドから離れた代償として除外される。手札増強を活かすために、あえてカードをセットしたのか。通常魔法を伏せた可能性もあるだろう。


「《魔轟神 レイジオン》でセットモンスターに攻撃する」

「《ヴォルカニック・リボルバー:守備力600・Lv3》が戦闘破壊されたことで、《ヴォルカニック・ロケット》をデッキトップに置く」

 《魔轟神 レイジオン》は空中を滑っていき、黒羽を叩きつけ装填装置を粉砕した。《ヴォルカニック・ロケット》をデッキから選択して、その一番上に置く。こいつの召喚に成功すれれば、《ブレイズ・キャノン》をデッキサーチできる。

「《魔轟神レイヴン》でダイレクト・アタック!」

「《ヴォルカニック・リボルバー》を墓地から除外することで、永続罠《ファイヤー・ウォール》を発動する。ダイレクト・アタックによるダメージを0にする」

 炎が渦巻いて壁となる。《魔轟神レイヴン》が突撃しようとするも、すぐに足を止めた。炎族モンスターを墓地除外すれば、何度でも直接攻撃から身を守れる。《ヴォルカニック》デッキならば、炎族に不足もしないであろう。


「レベル5《魔轟神 レイジオン》に、レベル5《魔轟神レイヴン》をチューニング! 《魔轟神レヴュアタン:攻撃力3000・Lv10》をシンクロ召喚!」

 《魔轟神レイヴン》のパワーアップは、エンドフェイズで終わりを迎える。シンクロ素材にすることで、無駄を省こうというのか。玉座に鎮座したまま、赤髪の轟魔人が降臨してきた。黄金装飾された赤鎧と、折りたたまれた赤羽に、血を連想させられる。こいつを破壊しようものならば、《魔轟神》3体を墓地回収される。

「永続罠《ブレイズ・キャノン・マガジン》を発動! 《ヴォルカニック・バレット》を手札から墓地へ送り、1枚ドローする」

「手札交換をしたか。カード1枚を伏せて、ターンを終えよう」



【3ターン目:オブライエン】LP4000、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
オブライエン:永続罠《ファイヤー・ウォール》&永続罠《ブレイズ・キャノン・マガジン》を発動中。

百野:《魔轟神レヴュアタン:攻撃力3000・Lv10》が攻撃表示。モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法・罠ゾーンにカード3枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。《ファイヤー・ウォール》の維持コストに、ライフ500ポイントを払う」

「《ヴォルカニック・バレット》が墓地に存在する。ライフを500ポイント払って、《ヴォルカニック・バレット》をデッキから手札に加える」

「《ブレイズ・キャノン・マガジン》の効果を発動する。《ヴォルカニック・バレット》を手札から墓地へ送り、1枚ドローする。任務達成の準備は整った」


「《ブレイズ・キャノン・マガジン》は《ブレイズ・キャノン-トライデント》扱いとなる。こいつを墓地へ送ることで、《ヴォルカニック・デビル:攻撃力3000・Lv8》を手札から特殊召喚する」

「《ブレイズ・キャノン・マガジン》を墓地除外することで、《ヴォルカニック・バックショット》をデッキから墓地送りにする。さらに、《ヴォルカニック・バックショット》2体をデッキから墓地へ送り、相手モンスター全てを破壊する」

 ライフを3000ポイントにまで減らしたが、《ヴォルカニック・デビル》を手にできた。灼熱悪魔が巨躯から炎を噴きあげている。真の目的は、《ヴォルカニック・バックショット》にある。《ブレイズ・キャノン・マガジン》とのコンボで、モンスターを殲滅できるのだ。弾丸獣が紅蓮をまといて、《魔轟神レヴュアタン》へと撃ち放たれた。

 百野真澄は口を鎌のように曲げていた。トラップをリバースさせる。





【GX編:物語の始まり-その17】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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