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GX-18 亜空間での戦い! ヴォルカニックVS魔轟神

「魔轟神の戯れ」通常罠
①:ライフを1000ポイント払う。フィールドの「魔轟神」モンスターを破壊するカード効果を無効にする。その後、デッキから「魔轟神」モンスター1体を手札に加える。②:フィールドにセットされたこのカードが相手によって破壊された場合、デッキから「魔轟神」モンスター1体を手札に加えられる。


 オブライエンのデュエルが続きます。

 ナイアーラトテップは亜空間を発生させて、俺たちを幽閉した。薄闇に覆われた荒野が、地平線の彼方にまで伸びている。ここから脱出するには、百野真澄を倒す必要がある。《ヴォルカニック・デビル》が猛炎を立ち昇らせて、周囲一帯を橙色に染めあげた。

「《ヴォルカニック・バックショット》2体を墓地へ送り、相手モンスター全てを破壊する」

「ライフを1000ポイント払い、罠カード《魔轟神の戯れ》を発動する。破壊は無効だぁ!」

「《ヴォルカニック・バックショット》は墓地へ送られると、500ポイントのダメージを与える。1500ポイントのダメージを受けるがいい」

 《魔轟神レヴュアタン》が玉座に腰かけたまま、指先から真紅波動を放つ。《ヴォルカニック・バックショット》らは弾き返されてしまい、効果破壊が成立しない。それでも、熱衝撃が百野真澄に浴びせられる。ライフコストも計算に含めると、ライフを1500ポイントにまで減らせた。暗黒色に充血した眼が、俺を嘲笑うかのごとく睨みあげてくる。

「《魔轟神の戯れ》の追加効果だ。《魔轟神獣キャシー》をデッキサーチ!」



【続3ターン目:オブライエン】LP3000、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
オブライエン:《ヴォルカニック・デビル:攻撃力3000・Lv8》が攻撃表示。永続罠《ファイヤー・ウォール》を発動中。

百野:《魔轟神レヴュアタン:攻撃力3000・Lv10》が攻撃表示。モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法・罠ゾーンにカード2枚をセットしている。


「《ヴォルカニック・ロケット:攻撃力1900・Lv4》を召喚。この召喚により、永続魔法《ブレイズ・キャノン》をデッキから手札へ加える」


「《ヴォルカニック・デビル》でセットモンスターを攻撃する。ヴォルカニック・キャノン!」

 《魔轟神レヴュアタン》を攻撃対象としても、相打ちとなるだろう。《ヴォルカニック・デビル》が戦闘破壊に成功すれば、エネミー・モンスター全てを破壊できる。その1体につき、500ポイントのダメージも与えられる。火炎弾を喉奥から吐きだした。

「《魔轟神獣キャシー》を手札から捨て、罠カード《サンダー・ブレイク》を発動! 《ヴォルカニック・デビル》を破壊する」

「《魔轟神獣キャシー》が墓地へ捨てられたことで、《ファイヤー・ウォール》も破壊するぞ!」

 《ヴォルカニック・デビル》が雷に打たれて、爆砕した。黒猫が爪をかざして、《ファイヤー・ウォール》を引っ掻きまくる。防御の要を破壊された。フリーチェーンのトラップを溜めていたか。どうやら、このターンで決着をつけられないようだ。予想よりも決闘時間を長引かせることになるが、ミッション完遂の準備は整っている。


「《ヴォルカニック・ロケット》でセットモンスターを攻撃する」

「《魔轟神獣ぺガラサス:守備力1600》のリバースにより、特殊効果を発動する。《魔轟神ウルストス》を手札公開して、《魔轟神ディアネイラ》をデッキから墓地へ落す」

 《魔轟神獣》はコミカルなデザインをしている。ペガサスが《魔轟神ディアネイラ》を墓地へと運ぶ。通常魔法を阻害するモンスターか。どこか翼竜めいた《ヴォルカニック・ロケット》が、ロケットのごとき勢いで体当たりをする。《魔轟神獣ぺガラサス》を爆砕した。

「永続魔法《ブレイズ・キャノン》を発動! カード1枚をセットして、ターンエンド」



【4ターン目:百野】LP1500、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
オブライエン:《ヴォルカニック・ロケット:攻撃力1900・Lv4》が攻撃表示。永続魔法《ブレイズ・キャノン》を発動中。魔法・罠ゾーンにカード1枚をセットしている。

百野:《魔轟神レヴュアタン:攻撃力3000・Lv10》が攻撃表示。魔法・罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《魔轟神ウルストス:攻撃力1400・Lv4》を召喚。手札が2枚以内ゆえに、《魔轟神》の攻撃力は400ポイントアップする」

「《魔轟神レヴュアタン》で《ヴォルカニック・ロケット》を攻撃する」

 死神のごとき、《魔轟神ウルストス》が骨羽を広げた。光属性だけであり、全身から燐光を放っている。《魔轟神レヴュアタン》は攻撃力3400ポイントにまでパワーアップしている。玉座に腰かけたまま、掌から真紅波動を撃ってきた。

「ライフを500ポイント払って、速攻魔法《クレイジー・ファイヤー》を発動! 《ブレイズ・キャノン》を破壊して、フィールドのモンスター全てを破壊する。そして、《クレイジー・ファイヤー・トークン:攻撃力1000・Lv3》を特殊召喚する」

 《ブレイズ・キャノン》を内側から爆破させて、炎竜が飛びだしてきた。フィールドを暴れ回り、《魔轟神レヴュアタン》と《魔轟神ウルストス》を燃やしつくす。《ヴォルカニック・ロケット》も巻きこむことになるが。《クレイジー・ファイヤー・トークン》の生成により、《魔轟神レヴュアタン》の誘発効果は発動できない。タイミングを逃したのだ。


「おのれっ! 永続罠《リビングデッドの呼び声》を発動! 《魔轟神レヴュアタン:攻撃力3000・Lv10》を蘇らせ、《クレイジー・ファイヤー・トークン》へ攻撃する」

 《魔轟神レヴュアタン》が赤羽を広げて、地中世界より飛翔した。もう、玉座で寛ぐ余裕もないだろう。真紅の衝撃破を放って、《クレイジー・ファイヤー・トークン》を消滅させた。ライフコストも払ったことで、俺のライフは500ポイントまで追いこまれる。

「これで、ターンエンドだ」



【5ターン目:オブライエン】LP500、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
オブライエン:無し。

百野:永続罠《リビングデッドの呼び声》により特殊召喚された《魔轟神レヴュアタン:攻撃力3000・Lv10》が攻撃表示。


「俺のターン、ドロー。《ヴォルカニック・エッジ:攻撃力1800・Lv4》を召喚。モンスター効果を発動して、500ポイントのダメージを与える」

「魔法カード《ファイヤー・ソウル》を発動! デッキから《ヴォルカニック・ハンマー:攻撃力2400》を除外する。その攻撃力の半分だけ、ダメージを与える」

 《ファイヤー・ソウル》により、相手は1枚ドローする。手札誘発でもしないかぎり、このターンに使えない。炎族1体をデッキから除外して、バーンダメージを与える。《ヴォルカニック・エッジ》も溶岩弾を吐きつけた。1200と500のダメージが、相手を火炎に包みこむ。右手甲の痣が、一部だけ割れたようだが。百野真澄はライフポイントを失って、悔しそうに膝を崩した。

「ミッション・コンプリートだ」



 顔無きスフィンクスの張った亜空間は消えた。ダルク・ウェイトリィに促されて、俺たちは走る。しかし、全ては終わっていた。カイザー亮は敗北して、《GNo.3 征服王アレクサンダー》は奪われた。スタジアム周辺は、観客衆による人波でごったがえしている。

「信じられないよなぁ。あのカイザー亮が負けたんだぜ」

「カイトって何者だよ? ありえねぇ強さだったな」

「おいおい! やべーっ、デュエル速報が入ってきたぞ! マジかよぉ」

 丸藤亮の敗北は、ファンにとって大きな衝撃であるようだ。さらなるネット情報が入ってきた。エド・フェニックスが神代凌牙に敗北し、《GNo.2 英雄王ギルガメッシュ》を奪われたという。どちらも、一流の決闘者であるのに。



「カイトもクリスも、クトゥルフに従っているようだね。神代凌牙という決闘者も、その可能性がある。グランド・ナンバーズの2枚が、あちら側に渡ったか」

 ダルク・ウェイトリィが思案している。グランド・ナンバーズは、ヌメロンコードの欠片である。クトゥルフが手にすることで、世界崩壊も近くなるという。彼女たちはヌメロンコードを使って、外世界への通路を強引にも開けようとしているのだ。

「丸藤亮は大丈夫なのか?」

「うん。検査はするけど、入院するほどじゃないよ。アレクサンダーが最後まで守ってくれたから。兄さんなら、敗北からも立ちあがれる。より強くなってね」

 安堵を浮かべて、丸藤翔が答えた。モクバやダルクの来訪に驚くも、真剣に話しあっている。丸藤翔は五階堂宝山に勝利した。五階堂は《GNo.3 征服王アレクサンダー》と出会い、丸藤亮に挑んだ。リベンジをする予定であったが、アレクサンダーが口を挟んだという。グランド・ナンバーズは人格を有しているようだ。一般観客も精霊が視えており、声も聞こえたらしい。

「グランド・ナンバーズは今まで隠れていたんだ。どんなに探しても、わずかな気配も発してこなかった。見つかるのは、デコイのナンバーズばかり。それが立て続けに現れるなんて」

「エド・フェニックスや五階堂宝山からも、話を聞く必要があるね」

「そうですね。神代凌牙については、アトラク・ナクアが追跡しているようです。クトゥルフの居場所も掴めればいいのですが。アルマもグランド・ナンバーズらしき影を追っているようです」

「アルマちゃんって、ダルクの妹だね?」

「双子の妹です。俺と違って、正真正銘の女の子ですよ」

「えっ! 妹がいるの?」

 ダルクとモクバのかけあいに、丸藤翔が割りこんだ。わずかにも嬉色が含まれている。そういえば、こういう奴だったな。ゲストルームの窓は群青色に染まっている。少しは涼しくなっているだろうか。アウスはタブレットPCを操作して、情報収集に励んでいる。

「可愛い妹ですよ」

「あらためて、自己紹介をさせてください。ダルク・ウェイトリィです。丸藤翔さんの活躍を、テレビで拝見させて頂きました。こうして出会えて、光栄です」

「私は、アウス・ウェイトリィ。よろしく」

「こ、こちらこそ。丸藤翔です。よっ、よろしくお願いします」

 ダルクが握手を差しだすと、丸藤翔が紅潮して慌てだす。本名ではなく、あくまでも聖名とやらを名乗るか。掌の肌触りが奇妙なものであろう。不思議そうな顔で、小首を傾げだす。ダルクは笑顔満面に、デュエルの約束を取りつけた。モクバの勧めもあり、丸藤翔は受けるようだ。



 グランド・ナンバーズ騒動の序曲が、こうして過ぎていった。





【GX編:物語の始まり-その18】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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