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GX-23 新たなる世界へ! 九十九遊馬VSデプレ・スコット

「エーリアン・タートル」水【爬虫類族・効果】☆×4
①:このカードを手札から墓地に捨てる。「浸食細胞「A」」1枚をデッキまたは墓地から手札に加える。②:自分フィールドの爬虫類族モンスターが攻撃対象にされた時、このカードを墓地から除外して発動する。その攻撃を無効にして、フィールドに表側表示で存在するモンスター1体にAカウンター1つを置く。
ATK1200 DEF2000


 デプレ・スコット:遊戯王Rのキャラです。表遊戯に負けた人。

「ヌメロンコードは、もうすぐ起動する。やっと、ログアウトできるんだ! 外の世界へ帰れるんだ!」

 エリアが歓喜を叫びだした。ログアウトって、パソコンを消すことか? 莫大な光が渦巻いて、ヌメロンコードへと集まっていく。観覧車が揺れて、今にも倒れてしまいそうだ。地面が揺れまくって、石像にされた人が倒れた。ヒビが入ってないか不安になる。小鳥や鉄男も大丈夫なのか。一番心配なのはアストラルだ。ナイ神父に負けて、今にも消えようとしている。

「エリア! 君は何を企んでいる?」

 エリアはホロディスプレイを弄って、ヌメロンコードを操っているようだ。変な図形が表示されて、見ているだけで頭痛がしてくる。くるりと振り返って、蛸みたいな瞳を向けてきた。狂気の凄まじさに、吐気がしてくる。

「私たちは精神を幽閉されています。ヨグ・ソトースから脱出するのですよ。生きている実感のない仮想世界から、元の現実世界へと。そして、ノーデンス教授を告発します」

 まるで、俺たちのいる世界が嘘みたいな言様だ。

「ヨグ・ソトースとは何だ? 君たちは何者なんだ?」

「NPCに説明しても、意味なんてない。クトゥグアはバリアンに手こずっている。どうしよう。助けたいけど、勝手に離れたら怒られそうだし。さっさとデリートすれば終わるのに。あのギラグってラスボス級だし、苦戦するのかな。パーティーの皆が無事だったら、やつけられるのに」

「こうも邪魔してくるとは、最初から皆殺しにしておけば」

 アストラルを眼中から外して、空を見上げて呟きだす。異次元色に波打つ大空では、炎邪神と何かが激闘している。衝突するたび、大気全体が爆発しそうだ。エリアはヌメロンコードで何をする気なんだ。NPCって何だっけ? どこかで聞いたことあるような言葉だけど。こいつは、人間を石像に変えやがった。悪いヤツには違いない。

「観察結果。君について分からないが、ヌメロンコードに触れさせるのは危険だ。止めさせてもらう」

「遊馬、すまない。ここから離れるんだ」

 アストラルが点滅しながら謝ってきた。どういうこと?

 まるで力を振り絞るかのように、閃光を残して飛びだす。手を伸ばして掴もうとするも、触れない。エリアやナイ神父が反応する暇もない。ヌメロンコードにぶつかり、光の大爆発を起こした。大音響が耳をつんざいて、いくつもの欠片に飛び散る。全てが揺れたかと思えば、空に亀裂が走っていく。ヌメロンコードの欠片が、そこへと吸いこまれていった。

「ともてつないエネルギーだ。異世界への裂目が開くほどに」

「アストラルーっ!」

 俺は叫んで走りだした。アストラルは消えたわけでない。ずっと先に行った気がする。ナイ神父が異世界とか騒いでいるが、バリアン・ワールドのことか? 相棒が消えてしまい、苦しさが滝みたいに流れてきた。どうして、いきなり謝ってくるんだよ。ナイ神父が俺を止めようとしてきた。振り払ってから、足を速める。エリアは呆然としていた。

「どういうこと? ヌメロンコードが割れちゃったけど。クトゥグアに連絡しないと」

「少年よ。引き返さないと、異世界へ落ちていくぞ!」

 親友が去ってしまい、頭が真白になっていたと思う。どういうわけか、ナイ神父が忠告を飛ばしてくる。知るもんか。木々が穴方向に揺れて、ゴミ箱やらもブラックホールへ呑まれていく。石像は重いのか、動く様子もない。俺の体が浮きあがる。ぐるぐると視界が回りだして、眩暈までしてきた。周りが闇一色となる。変な感じに襲われたけど、白いのが飛んできて、俺を包んでくれた。アストラルなのか? この輝きは、ヌメロンコードだ。



「ついに、旧支配者が動きましたねぇ。本来なら死んでいる状況ですけど、あなたはアストラルの意思に守られました。私も助けたいですが、クトゥグアに見つかるのは避けたいです。とりあえず、言語統一機能は有効になってますか」



 温かくて、ずっと寝てたい気分になる。目覚まし時計も騒がず、アストラルも起こしてくれない。何とか目蓋を開けると、俺は草地に倒れていた。空が青くて、遠くに山々が並んでいる。たくさんの羊が、のんびりとしていた。ここは、牧場なのかな?

 起きあがって、舗装されてない道を歩いていく。そういえば、変な夢を見たような。変わった女の子が話しかけてきた。顔面が暗黒色に覆われており、両目だけ浮いている感じで。探偵みたいな恰好をして、腰からは小鎌をいくつか垂らしていた。どこかで見た記憶もある。ニャルラトホテプと名乗っていたのを思いだす。



 アストラルは? 小鳥や鉄男は? 不安が渦巻いて、足が鈍くなる。



 何とか進んでいくと、村が見えてきた。中世ヨーロッパみたいな場所だけど、テーブルにノートパソコンを広げている人もいる。俺と同年代のがデュエルをしていた。あれっ? D・ゲイザーを装着してないのに、《切り盛り隊長》と《ジゴバイト》が戦っているぞ。

「ローテンブルクで、暗黒界の軍勢が暴れたらしい」

「ソリッド・ヴィジョンの悪戯じゃないか?」

「エド・フェニックスがリョウガカミシロに敗北した。俺は未だに信じられねぇ」

「首都の方では、ナンバーズ騒ぎで大変そうじゃないか。ここまで来ないんで安心できるが」

「シュレイダー社も対策に乗りだしているよな。レオン・ウィルソンも忙しそうだ」

「おいっ。あの東洋人、変わった決闘盤を持っているぞ」

 白人さんの会話が聞こえてきた。すらすら、耳へ入ってくる。シャークの名前も出たような。デュエルをしている少年らが、俺に視線を流してきた。それは、俺の後方へ伸ばされる。振り返ってみると、黒髪短髪の決闘者が近づいてきた。服まで黒ばかりだ。明らかに、俺を狙っているようだけど。冷酷そうな目つきで睨んでくる。

「スフィンクスのサインが、大きな反応を示した。貴様、ナンバーズを有しているな」

「あんた。誰なんだ?」

「私はデプレ・スコット。カード・プロフェッサーのメンバーであり、ペガサス・ミニオンの誇り高き一員でもある。貴様に決闘を申しこむ」

 そいつの右手甲で、痣みたいのが光った。カード・プロフェッサーとか言われても、さっぱり分からない。ナンバーズハンターのことか? デュエルを売られたら買うのみだ。アストラルのサポートは無い。それでも、教えてもらった決闘技術があるんだ。独りだって戦える。



『デュエル!』



【1ターン目:デプレ】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

「私の先攻。ドローはできない。《エーリアン・ウォリアー:攻撃力1800・Lv4》を召喚。カード1枚をセットして、ターンエンド」

 先攻はドローできない? どういうこと? 宇宙生命体の戦士が吠えあがった。自分を戦闘破壊したモンスターに、Aカウンター2つを植えつける特殊能力があったはず。Aカウンターを置かれると、《エーリアン》との対戦では不利になってしまう。



【2ターン目:遊馬】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
デプレ:《エーリアン・ウォリアー:攻撃力1800・Lv4》が攻撃表示。魔法・罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。《ガガガシスター:攻撃力200・Lv2》を召喚。この召喚により、デッキから《ガガガボルト》を手札へ加える」

「《ガガガシスター》がいるから、《ガガガクラーク:攻撃力400・Lv2》を手札から特殊召喚!」

「魔法カード《ガガガボルト》を発動! 《エーリアン・ウォリアー》を破壊する」

 女の子同士が背中合わせになって、雷を撃ちだした。轟音炸裂したかと思えば、《エーリアン・ウォリアー》が黒焦げとなり倒れこむ。ちっちゃな《ガガガシスター》のガッツポーズが決まる。これで、Aカウンターを気にせず攻撃できる。


「《ガガガシスター》の能力発動! 《ガガガクラーク》を選択して、互いを合計したレベルとなる」

 《ガガガシスター》が鍵杖を振りあげて、マジカル・シャワーを降らせる。《ガガガクラーク》と一緒に浴びて、レベル4へアップ。希望への布石が整った。


「レベル4《ガガガシスター》と《ガガガクラーク》で、オーバーレイ・ネットワークを構築! 《No.39 希望皇ホープ:攻撃力2500・R4・O×2》をエクシーズ召喚!」

「《ホープ剣スラッシュ》を装備して、《No.39 希望皇ホープ》でダイレクト・アタック!」

 あれっ! 《GNo.13 未来英雄ホープ》というのが浮びあがった?

 エクシーズ召喚されたのは、たしかに《No.39 希望皇ホープ》だ。絵柄も変わった気がするけど、見間違いかな。装備魔法のおかげで、カード効果による破壊は心配ない。白き戦士が、走って大剣を振りおろした。デプレのライフは1500ポイントへ削られた。倒れこまずに耐えきっている。戦闘だって無効にできるし、楽勝で勝てそうだ。

「よしっ! ターンエンド」



【3ターン目:デプレ】LP1500、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
デプレ:魔法・罠ゾーンにカード1枚をセットしている。

遊馬:装備魔法《ホープ剣スラッシュ》を装備した《No.39 希望皇ホープ:攻撃力2500・R4・O×2》が攻撃表示。


「私のターン、ドロー。《エーリアン・ベーダー:攻撃力800・Lv2》を召喚」

「《エーリアン・タートル》を手札から捨てることで、《浸食細胞「A」》をデッキサーチ! こいつを発動して、《No.39 希望皇ホープ》にAカウンター1つを乗せる」

「《ホープ剣スラッシュ》ごときで安心しているとは未熟だな。罠カード《亜空間ジャンプ装置》を発動する。Aカウンターに侵された《No.39 希望皇ホープ》と《エーリアン・ベーダー》を選択して、コントロールを入れ替える」

「《No.39 希望皇ホープ》で《エーリアン・ベーダー》を攻撃する」

 気味悪いのが跳びだして、《No.39 希望皇ホープ》に寄生してきた。それだけじゃ終わらない。《エーリアン・ベーダー》と位置が、テレポートしたみたいに入れ替わる。宇宙生命体が触腕で抵抗するも、あっさりと斬られてしまう。吹っ飛ばされてしまい、ライフも2300ポイントにまで減らされた。ずっと一緒に戦ってきた相棒が、剣を向けてくる。

「《No.39 希望皇ホープ》は奪った。カード2枚をセットして、ターンエンドだ」

 デプレ・スコットの顔が笑みに歪みだす。





【GX編:九十九遊馬の旅立ち-その23】





「凄い力を感じたと思えば、デュエルが始まっているな。《No.39 希望皇ホープ》かぁ」

「わくわく、しているのかい? 二十歳を超えても、相変わらず子供っぽいね。十代」




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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