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GX-25 妖艶なる吸血美女! 天上院明日香VSティラ・ムーク


ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア ノーマル 遊戯王 エクストラパック ナイツ・オブ・オーダー ep14-jp036ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア ノーマル 遊戯王 エクストラパック ナイツ・オブ・オーダー ep14-jp036
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 ティラ・ムーク:遊戯王Rにて、遊戯に負けた姉ちゃん。オリキャラも登場したり?

 空が瞬いて、デュエル環境が大きく変わった。

 モンスターのバリエーションは多様化している。シンクロやエクシーズの追加により、レベル調整が重要なものとなった。融合召喚よりも手軽なせいか、デュエルの中心勢力となっている。ペンデュラム召喚もあるが、確認事例は希少であろうか。

 うーんと背伸びをしてから、ノートパソコンを閉じた。

 デュエル・アカデミアを卒業した私は、ニューヨーク校で研究生として活動している。実践授業の補助もこなして、生徒への触れあいも充実したものだ。大学卒業資格と教員免許も取得したので、教師としても働けるだろう。講師として、いくつかの授業も任された。環境変化により、デュエル論文の執筆量も増えている。あまりに忙しくて、パーティーの誘いも体良く断れる。

 「彼氏を作らないの?」と、よく訊かれる。親も結婚について迫ってきた。そういう年頃であろうか。万丈目さんも告白をしてきたが、丁寧に断った。決闘者としては、心から尊敬している。学生時代からの想いが、未だに途切れない。中途半端な心境で答えては、彼に失礼だろう。もっとも、十代はデュエルにしか興味無いようだけど。



「アスカ先生。私とデュエルをしましょう!」

 ブルーとホワイトを基調にした制服姿が迫ってくる。中等部の女子生徒が誘ってきた。聖夜みゆきさんだ。同じ日本人でもあり、すっかりと懐かれている。コロネ巻きというのだろうか。そんな風に赤髪を結わえて、イエローリボンで飾っている。

「いいわよ。ランチタイムの後ならね」

「わぁい。ウルトラハッピーな気分です」

 天真爛漫な笑顔で、疲れが吹き飛んでいきそう。いつも幸せそうに、前向きなデュエルをする。十代に会わせてみたい決闘者だ。スキップを刻むように歩いて、ネクタイを揺らせている。空が浅葱色に映えており、デュエル日和としては最高かもね。

「アスカ先生。シンクロとエクシーズの融合理論は面白かったです。私の《聖騎士》デッキも、ウルトラハッピーにパワーアップしましたっ!」

「ありがとう。頑張って研究して良かったわ」

 授業も真剣に聞いてもらえた。生徒から無視をされたら、私は落ちこんでしまう。ダークネスの悪夢でも味わったことだ。思い返せば、佐藤先生も相当に辛かったのだろう。窓から校庭を眺めれば、男子生徒がデュエルに励んでいた。

「すっげー美人な子がいたぜ」

「リオとか名乗っていたよな。氷の女王様って感じで、強かったよなぁ」

「俺ら全敗したじゃん。ちくしょう!」

 そんな雑談が聞こえてくる。軍服のごとき白制服のエリートクラス。彼らでも勝てないとは、決闘者としても興味が湧いてくる。リオという女子生徒はいたかなぁ。記憶にはないけど。ミユキさんが、パチクリと下から覗きこんできた。

「アスカ先生は、シンクロやエクシーズは使わないのですか?」

「私は基本的に儀式使いだから。融合も頼るわね。《プリマの奇跡》のおかげで、融合召喚も捗るようになった。エクシーズの投入なら考えているけど」

「アスカ先生なら、ランク6っていう手もありますね。《サイバー・エンジェル》を並べて」

「機会は少なそうだけど、1枚ぐらいなら試してみたいわ」

 ミユキさんの目色が変わった。あまりにも突然のこと。カードが黄金色に輝きながら、宙を泳いでいた。それは薔薇園の方へと逃げていく。あきらかに普通じゃない。ナンバーズかもしれない。生徒が掴んでしまうと、悪影響を与えるという。携帯を取りだす。他の先生方にも連絡しながら、私は追いかけていく。ミユキさんに残るよう指示するも、ついてきた。



「グランド・ナンバーズを見つけたのに、邪魔者が入ったようね」

 ゴジックドレスの女性が、薔薇庭園に立っている。あのカードもG・ナンバーズなのか。彼女が右手甲を見せつけるように差しだした。何かの紋章が描かれている。もうもうと霧が湧きだして、園一帯が夜みたいに薄暗くなる。

「これで、我が主に相応しい舞台となったわ」

「ナンバーズは勝者に寄ってくるの。あなたを生贄とする。デュエルをしましょう」

「何者か知らないけど、挑まれた決闘は受けるわ」

「私はカード・プロフェッサー、ティラ・ムーク。あなたを屈させる吸血鬼の下部よ」



『デュエル!』



【1ターン目:ティラ・ムーク】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

「私の先攻ね。永続魔法《ミイラの呼び声》を発動するわ」

「自分フィールドにモンスターは立ってない。《カース・オブ・ヴァンパイア:攻撃力2000・Lv6》を手札から特殊召喚。そして、モンスター1体を裏守備表示で伏せる」

「カード1枚をセットして、ターンエンド」

 色気を含んだ声が、闇に響いていく。《ミイラの呼び声》により、アンデットが呼びだされる。蝙蝠が群れを成して、人型に集まってきた。短髪の吸血貴族が、ティラ・ムークの傍に浮きあがる。戦闘破壊をしても、ライフポイントを代償として復活できるようだ。



【2ターン目:明日香】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ティラ・ムーク:《カース・オブ・ヴァンパイア:攻撃力2000・Lv6》が攻撃表示。モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。永続魔法《ミイラの呼び声》が発動中。魔法・罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。マジック《高等儀式術》を発動する。レベル4《ブレード・スケーター》とレベル4《女剣士カナン》をデッキから墓地へ送り、《サイバー・エンジェル-荼吉尼-:攻撃力2700・Lv8》を儀式召喚!」

「この特殊召喚により、相手モンスター1体を破壊する。ただし、そのモンスターは相手が選ぶ」

「それなら、セットされた《ゴブリンゾンビ:守備力1050・Lv4》を選択するわ。このカードがフィールドから墓地送りとなったので、《ヴァンパイア・デューク:守備力0》をデッキサーチ」

 通常モンスターをデッキから落とすことで、《サイバー・エンジェル-荼吉尼-》を降臨させられた。四本腕を使いこなしての連続斬りが、《ゴブリンゾンビ》を残酷に葬る。守備力1200以下のアンデット・モンスターを、手札へ加えられたが。


「《エトワール・サイバー:攻撃力1200・Lv4》を召喚」

「《サイバー・エンジェル-荼吉尼-》で《カース・オブ・ヴァンパイア》を攻撃する」

 女神戦士が薙刀を振るって、《カース・オブ・ヴァンパイア》の上半身と下半身を分断しようとする。《エトワール・サイバー》はダイレクト・アタック時に、攻撃力が500ポイントアップする。《カース・オブ・ヴァンパイア》の復活には、500ポイントものライフを要する。ライフ・アドバンテージを大きく広げよう。ティラ・ムークは不敵に微笑んでいる。

「アンデット《ヴァンパイア・デューク》を手札から捨てることで、罠カード《妖かしの紅月》を発動する。その攻撃を無効にして、バトルフェイズを終了するわ。さらに、《サイバー・エンジェル-荼吉尼-》の攻撃力分だけ、ライフポイントを回復する」

 赤月が昇りあがって、ティラ・ムークを照らしだす。魅入られたように、《サイバー・エンジェル-荼吉尼-》が足を止める。その精気が、相手プレイヤーへと吸いこまれていく。ライフを6700ポイントまで回復させられた。こうなれば、ターンを終わらせるしかない。

「カード2枚をセットして、ターンエンド」



【3ターン目:ティラ・ムーク】LP6700、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
ティラ・ムーク:《カース・オブ・ヴァンパイア:攻撃力2000・Lv6》が攻撃表示。永続魔法《ミイラの呼び声》が発動中。

明日香:《サイバー・エンジェル-荼吉尼-:攻撃力2700・Lv8》&《エトワール・サイバー:攻撃力1200・Lv4》が攻撃表示。魔法・罠ゾーンにカード2枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。装備魔法《アドバンス・リング》により、《カース・オブ・ヴァンパイア》を2体分のアドバンス素材にする。このカードが墓地へ送られたとき、1枚ドローできる」

「《カース・オブ・ヴァンパイア》をリリースして、《ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア:攻撃力2000・Lv7》をアドバンス召喚!」

「《ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア》よりも、《サイバー・エンジェル-荼吉尼-》の攻撃力が高いようね。そのモンスターを装備して、攻撃力を奪うわ」

 妖艶なる女性吸血鬼が、闇に舞いあがる。《サイバー・エンジェル-荼吉尼-》へ近づき、顎を掴みあげる。その唇を奪った。血のみでは満足できず、その魂ごと喰らうヴァンパイア・レディ。攻撃力も4700ポイントにまでアップしている。


「《ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア》で《エトワール・サイバー》を攻撃する」

「罠カード《ドゥーブルパッセ》を発動! 《エトワール・サイバー》の攻撃力分のダメージを与え、《ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア》の攻撃をダイレクト・アタックとする」

「それじゃあ、自爆じゃない。4700ポイントのダメージを受けなさい」

「永続罠《デッキガード》も発動してたわ。1ターンに1度だけ、バトルダメージを0にする。さらに、デッキトップよりカード2枚を墓地へ送る」

 《ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア》が艶っぽく哂った。褐色肌が闇に溶けていく。蝙蝠羽を広げての滑空アタック。《エトワール・サイバー》は踊り子らしく、華麗に跳びあがる。ティラ・ムークに蹴りを叩きこんで、ライフ5500ポイントまで減らした。蝙蝠群が私へ迫ってくるも、《デッキガード》がバリアとなり守ってくれる。

「次のターン、《エトワール・サイバー》はダイレクト・アタックができるわ」

「くっ。ターンエンド」





【GX編:九十九遊馬の旅立ち-その25】





「やっぱり、アスカ先生は凄いですね。ミザエル様は人間を馬鹿にされていたけど、そんなことないもん。ギラグ様の命により、私もG・ナンバーズを回収しないと」




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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