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GX-42 GNo.8 聖女アルトリア

「GNo.8 聖女アルトリア」光【戦士族・エクシーズ】★×5
「聖騎士」レベル5モンスター×3
このカードは「聖騎士」モンスターとしても扱う。①:このカードがX召喚に成功した時、自分の墓地の「聖剣」装備魔法カードを3種類まで対象として発動できる。対象のカードをこのカードに装備する。②:このカードのX素材を1つ取り除く。魔法・罠カードの発動と効果を無効にして除外する。この効果は、1ターンに1度しか発動できない。
ATK2500 DEF2100


 前回について。リオの口調を、ちょっとだけ訂正しました。

「《聖剣カリバーン》の効果を使って、ライフを500ポイント回復するよ」

 《聖騎士王アルトリウス》が鞘を掲げると、カプリコーンのライフは1500ポイントまで回復していく。微弱な回復量でも、何度も行えば相当なものになるだろう。《ウォーターワールド》と《水神の護符》は、既に破壊されている。フィールド魔法も消えたことで、フィールドはカフェテリアに戻っている。神代璃緒から余裕が抜けていく。

「《聖剣EX-カリバーン》を墓地除外することで、《聖騎士王アルトリウス》の上から重ねて、《神聖騎士王アルトリウス:攻撃力2200・R5・O×2》をエクシーズ召喚!」

 アーサー王のバージョンアップといったところか。このエクシーズ召喚により、墓地から《聖剣》3種類を装備する。《聖剣カリバーン》の恩恵を受けて、カプリコーンのライフが2000ポイントまで回復した。装備し直せば、何度でも使えるようだ。《天命の聖剣》と《聖剣アロンダイト》もエクスカリバーと一体化して輝く。

「ORU1体を取り除いて、《ブリザード・ファルコン》を破壊する」

「《聖剣ガラティーン》を装備して、攻撃力を1000ポイントアップ! ダイレクト・アタック!」

 《聖剣カリバーン》によっても、500ポイントのパワーアップをしている。《神聖騎士王アルトリウス》の攻撃力は3700ポイントまで高まった。聖剣を振りかざして、ORUを衝撃波として撃ちだす。《ブリザード・ファルコン》が消滅したことで、神代璃緒のフィールドからモンスターさえも消えた。アーサー王の剣閃を受けて、氷の女王が吹っとばされた。青髪を乱して、床上を転がされる。ライフも300ポイントしか残ってない。

「これで、ターンエンド」

 胸元のリボンを、得意げに叩いた。《天命の聖剣》の加護により、1ターンに1度だけ破壊されない。カプリコーンは圧倒的な有利位置についた。人間でないと分かったのに、生徒達が彼女を応援している。ミユキと名乗っていた頃の記憶は、そう簡単に消えないものか。



【5ターン目:リオ】LP300、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
リオ:無し。

カプリコーン:装備魔法《聖剣ガラティーン》&《聖剣カリバーン》&《天命の聖剣》&《聖剣アロンダイト》を装備した《神聖騎士王アルトリウス:攻撃力3700・R5・O×1》が攻撃表示。


「これぐらいで、調子に乗られても困るわ。あなたを、ますます凍らせたくなってきました。私のターン、ドロー。カード2枚をセットして、ターンエンド」

 この状況へ落とされても、神代璃緒は勝利を諦めない。長髪を手で梳いてから、きりっと立ちあがる。追いこまれてから、どう対処していくのか。決闘者の強弱を分かつポイントだ。何かに支配されているような双眸であるが、意思の強さを感じられる。



【6ターン目:カプリコーン】LP2000、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
リオ:魔法・罠ゾーンにカード2枚をセットしている。

カプリコーン:装備魔法《聖剣ガラティーン》&《聖剣カリバーン》&《天命の聖剣》&《聖剣アロンダイト》を装備した《神聖騎士王アルトリウス:攻撃力3700・R5・O×1》が攻撃表示。


「私のターン、ドロー。スタンバイフェイズなので、《聖剣ガラティーン》の代償が来ちゃうのね。《神聖騎士王アルトリウス》の攻撃力は200ポイントダウンする」

「《聖剣カリバーン》の効果で、ライフを500ポイント回復する」

 《ドーピング》のような装備魔法だ。それでも、《神聖騎士王アルトリウス》は3500ポイントのハイパワーを保っている。カプリコーンのライフも、2500ポイントまでヒーリングされた。ライフのレッドゾーンは達したと言えよう。


「《聖剣アロンダイト》の効果を発動するよ。《神聖騎士王アルトリウス》のパワーを500ポイントダウンさせることで、セットカード1枚を破壊する」

「破壊対象となった速攻魔法《スケープ・フィッシュ》を発動! 《スケープフィッシュ・トークン:守備力0・Lv1》4体を特殊召喚するわ」

 《スケープ・ゴート》の海上版といった効果であろうか。新鮮魚が宙を跳びはねる。フリーチェーン発動により、破壊行為を無駄にした。ORU1体を使えば、トークンを加速度的に減らせるだろう。ここで使うのは勿体ない。表示形式の変更か、貫通攻撃さえできれば。厄介な速攻魔法だ。気がつけば、カプリコーンを応援している。


「《神聖騎士王アルトリウス》で《スケープフィッシュ・トークン》を攻撃するよ」

「罠カード《氷結地獄》を発動! モンスター全てに、アイスカウンターを置かせてもらうわ。3つ以上を置けたので、1枚ドロー!」

 スキー場を想起させられるような寒さだ。フィールドに表側表示で存在すれば、アイスカウンター1つを乗せられる。《スケープフィッシュ・トークン》の複数召喚を利用して、ドローへつなげたのか。そのカードを確認して、神代璃緒が微笑んだ。《神聖騎士王アルトリウス》は《スケープフィッシュ・トークン》の1体を斬った。

「魔法カード《フューチャー・リロード》を発動! 手札のカード1枚をデッキへ戻す。次の自分スタンバイフェイズに2枚ドローするの。カード1枚をセットして、ターンエンド」



【7ターン目:リオ】LP300、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
リオ:《スケープフィッシュ・トークン:守備力0・Lv1・アイスカウンター+1》3体が守備表示。

カプリコーン:装備魔法《聖剣ガラティーン》&《聖剣カリバーン》&《天命の聖剣》&《聖剣アロンダイト》を装備した《神聖騎士王アルトリウス:攻撃力3000・R5・O×1・アイスカウンター+1》が攻撃表示。魔法・罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《スケープフィッシュ・トークン:攻撃力0》を攻撃表示に変更します。ここで、逆転の魔法を唱えますわ。《強制転移》を発動して、モンスターを入れ替えます」

 交換要員は自分で選べるも、カプリコーンのフィールドは《神聖騎士王アルトリウス》のみ。それが、神代璃緒の配下となる。その代りに、《スケープフィッシュ・トークン》というサンドバックを送られた。《強制転移》という基本的な戦術である。複数の装備魔法で強化されていることが、カプリコーンを追いこむ要素となるだろう。


「フィールドのアイスカウンター4つを取り除いて、《スノーダスト・ドラゴン:攻撃力2800・Lv8》を手札から特殊召喚するわ」

「さらに、《氷結地獄》を墓地から除外することで、水属性のドラゴン《スノーダスト・ドラゴン》は800ポイントのパワーアップをします。カード効果の対象にもなりません」

「《スノーダスト・ドラゴン》で《スケープフィッシュ・トークン》を攻撃!」

「罠カード《和睦の使者》を発動! このターンでのバトルダメージを0にする」

 氷魔竜が赤眼を剥いてから、輝くほど凍りついた息を吹きつけてきた。この攻撃を通すことができれば、勝利できる。カプリコーンはトラップをリバースさせて、《スケープフィッシュ・トークン》を戦闘破壊からも守りきった。神代璃緒は残念そうに、エンド宣言を零す。カプリコーン、いやミユキさんの目は希望に輝いている。バリアンとは何者か分からないけど、温かさが全身から伝わってくる。そういえば、天使めいた容貌をしている。



【8ターン目:カプリコーン】LP2500、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
リオ:《スノーダスト・ドラゴン:攻撃力3600・Lv8》&《神聖騎士王アルトリウス:攻撃力3000・R5・O×1・アイスカウンター+1》が攻撃表示。《スケープフィッシュ・トークン:守備力0・Lv1・アイスカウンター+1》2体が守備表示。

カプリコーン:《スケープフィッシュ・トークン:攻撃力0・Lv1》が攻撃表示。装備魔法《聖剣ガラティーン》&《聖剣カリバーン》&《天命の聖剣》&《聖剣アロンダイト》は《神聖騎士王アルトリウス》に装備されている。


「私のターン、ドロー。《フューチャー・リロード》の効果で、スタンバイフェイズに2枚ドロー」

「《スケープフィッシュ・トークン》をリリースして、手札から速攻魔法《エネミーコントローラー》を発動! 《神聖騎士王アルトリウス》のコントロールを返してもらうよ」

 《スノーダスト・ドラゴン》は《氷結地獄》の恩恵を受けて、《エネミーコントローラー》の対象に取れない。《神聖騎士王アルトリウス》を取り戻せたが、エンドフェイズに再び奪われてしまう。ミユキさんは手札2枚を見て、勝利を確信したかのような顔をしている。


「手札から速攻魔法《コモン・エクストラ》を発動。このターン、互いのエクストラデッキを利用できる」

「魔法カード《約束された勝利の剣》を発動! 《神聖騎士王アルトリウス》を素材にして、《GNo.8 聖女アルトリア:攻撃力2500・R5・O×2》をエクシーズ召喚!」

 所有者のエクストラデッキに、G・ナンバーズは必ず入りこんでくる。《GNo.8 聖女アルトリア》を奪う前提で、《コモン・エクストラ》を投入したのか。《神聖騎士王アルトリウス》は魔法陣へと呑みこまれた。そこから光柱が昇ってくる。金髪の少女騎士が立っていた。青い衣服の上から、銀鎧をまとっている。凜とした双眸を開く。

「問おう。貴方が私のマスターか?」

「マスターというのは分からないけど、《スノーダスト・ドラゴン》に攻撃をお願いしてもいいかな?」

「了解した」

 《GNo.8 聖女アルトリア》は喋れるのか。表情を引き締めてから、《スノーダスト・ドラゴン》へ向かって跳躍した。あまりの速さに、目も追いつかない。聖剣は柄のみで、刃を確認できない。それでも、氷の肉体は砕かれていく。エクシーズ召喚時に、《聖剣ガラティーン》と《聖剣カリバーン》を取りこんでいる。4000ポイントにも達した攻撃力は、あっけなく氷魔竜を沈めた。苦悶の断末魔さえも途切れていく。神代璃緒は敗北した。



「あなたを、クトゥルフの呪縛から解放する!」

 ミユキさんはハートを両手で形作ると、そこから光の砲撃を放った。リアル攻撃をするのか。いや、温かさにあふれている桃色光だ。それは神代璃緒へ届かなかった。僧服の仮面男が、それを掌で打ち消したから。倒れようとする青髪少女を抱えこむ。《GNo.8 聖女アルトリア》は警戒心いっぱいに、剣を構えている。

「ナイ神父!」

 ミユキさんが叫ぶ。暗黒一色の怪人は、私を見据えてきた。

「天上院明日香よ。君の決闘を見ていた。この少女にこそ負けたが、強くなったな」

 そう言葉を残して、闇に消えていく。仮面奥の目が悲しげだった。優しい声音だった。この人は私を知っているのだろうか。そう考えていると、ミユキさんが近づいてきた。ぺこり。

「アスカ先生! 今まで騙して、ごめんなさい」





【GX編:九十九遊馬の旅立ち-その42】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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