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GX-52 電気街の決闘者! 万丈目サンダーVSクラマス・オースラー


遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX ヴォーカルベスト遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX ヴォーカルベスト
(2012/09/19)
TVサントラ

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 ここだけ、ノリが違うと思われ。

「みっちゃん。本当はデュエルをしたいんじゃぁ」

 堀田が話しかけるも、そいつは拳を受けた。友人を殴ってしまったせいか、三津井は辛そうにしている。まったく、とんでもない状況に陥ったもんだ。とある電気街での決闘大会は、不良軍団の乱入を迎えてしまった。そいつを率いてきた三津井は、デュエリストであったという。かつては全国大会を勝ち抜いてきた実力者であるが、反則行為をデッチあげられて決闘界から去った。怨みを晴らすためとはいえ、大会を滅茶苦茶にするとはな。

「もう、止めるんだ。三津井への疑いも晴れている。戻ってこないか?」

 三津井の友人であった眼鏡君は、必死に説得する。友の無実を信じて、大会本部へ訴えかけてきたのは彼だ。乱闘騒ぎがあったせいで、決闘者も不良達も酷い顔になっている。メイクによるものであるが。眼鏡君は懇願するように、熱意をぶつける。

「三津井。また、一緒にやろうよ」

「何が、一緒にやろうよだ! ここに来たのは、大会を潰してやるためだ。デュエルなんて、ただのカードゲームだ。つまんなくなったから止めたんだよ!」

 プロの役者さんは凄いものだ。三津井寿の葛藤を上手く表現している。眼鏡君を演じている人も上手いじゃないか。温厚な人が、心に溜めた思いを爆発させる。心へ直接攻撃されたように伝わってくるぞ。某電気街は映画撮影で盛りあがっている。4人組の探偵少女が、背後でラード大魔王と戦っているのだが。こいつらのせいで、感動的なシーンはシュールになっている。

「何が全国制覇だ。何がデュエル・キングだ。お前は根性なしだ。根性なしのくせに、夢見させることを言うな!」

「関係ねぇっ! 昔のことだ!」

 眼鏡君は三津井に掴みかかるも、突き放されてしまった。よしっ。ここで、俺の台詞が入るぞ。《おジャマ・イエロー》も失敗するなと急かしてくる。攻撃力0に言われなくとも、分かっておる。憎むべき不良野郎は、挫折したデュエリストだったか。

「三津井さん。一番、過去に拘っているのは、あんただろ?」

 よしっ。上手く演じれたぞ。ここで、カーネル・サンダースみたいなオッサンが歩いてくる。それを目にした三津井は、心を打たれたように目を見開く。デュエル・チームの顧問だ。敗北寸前となり諦めそうになった彼を、励ましてくれた過去があるという。そのシーンも撮ってあるが、感動的であった。あの言葉は心に沁みるものだ。三津井は滂沱の涙を零しながら、ゆっくりと崩れていった。心から尊敬している人を前にして、本心を吐きだす。

「安済先生。デュエルがしたいです……」

「魔法カード《バリツ》を発動します。10000ポイントのダメージを与えますよ!」

 探偵少女はラード大魔王を倒した。ここで、桑葉監督がカットを叫ぶ。俺達は背景に過ぎなく、少女探偵団こそ真の主役である。雑破号の考えたストーリーは、カオスとしか表現できない。真夏の電気街は暑苦しいもの。さっさと屋内へ入って、クーラーに冷やしてもらおう。役者さんと挨拶を交わしてから、スポーツドリンクを飲もうとする。



 カードが空から落ちてきた。《GNo.12 未来勇者アポリア》だとっ。



「やいやい。そのナンバーズを賭けて、俺とデュエルをしろ!」

「この万丈目準に、デュエルを挑むだと。貴様、何者だ?」

「自己紹介を忘れていた。俺はカード・プロフェッサー、クラマス・オースラー。オタク野郎の集まっている街へ送られてハズレクジかと思いきや、面白そうな決闘者がいるじゃねぇか」

 たしかに、オタクの街だよなぁ。ビルディングの壁面には、アニメのポスターが貼られまくっている。電気街として有名であるが、そっち系の楽園となっている。撮影と関係のない乱入者に、三津井寿や眼鏡君が注意をしようとする。スタッフも駆けてくる。桑葉監督は手で制した。これから行われるデュエルシーンを撮りたいようだ。雑破号も眼鏡を光らせている。

「いいだろう。この万丈目準、貴様の挑戦を受けてやろう!」



『デュエル!』



【1ターン目:万丈目】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

「俺のターン。モンスター1体を裏守備表示でセット。カード1枚を伏せて、ターエンド」

『万丈目のアニキー。オイラ達を使ってくれるんだね。嬉しいっ』

「うるさい。攻撃力0は、ひっこんどれっ!」

「お前、独り言かよぉ。ちょっと、怖いぞ」

 手札を覗きこんで、《おジャマ・イエロー》が騒ぎだす。無理矢理に押しこめてやるも、クラマス・オースラーは引いているようだ。精霊を感じられない者からすれば、かなり痛い言動に見えるのだろう。それにしても、この猫髭野郎はカード・プロフェッサーと名乗っていたな。グランド・ナンバーズを狙っているという集団か。



【2ターン目:クラマス】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
万丈目:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法・罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。《トリオンの蟲惑魔:攻撃力1600・Lv4》を召喚。こいつを召喚したんで、《蟲惑魔の落とし穴》をデッキサーチ!」

 いわゆる美少女モンスターというヤツだ。電気街の住人どもが騒ぎだす。

「かわいいですなー」 「ありじごくにようちゅうい」 「めろめろになるとたべられる」 「げんじつもおなじゆえに」 「あくしゅけんあつめたらはさんした」

「ケケケッ。《トリオンの蟲惑魔》でセットモンスターを攻撃するぜ」

「《おジャマ・ブルー:守備力1000・Lv2》が戦闘破壊されたことで、《おジャマジック》と《おジャマ・カントリー》をデッキより手札へ加える」

 《おジャマ》も変なのが増えたものだ。どこかクールな攻撃力0は、蟻地獄に咥えられてしまった。《トリオンの蟲惑魔》は嬉しそうに眺めおろしている。《おジャマ・ブルー》は戦闘破壊されても、アドバンテージを増やしてくれる。よしっ。計画通りだ。


「カード2枚をセットして、ターンエンド」

「《おジャマジック》を手札から捨て、罠カード《サンダー・ブレイク》を発動する。セットカード1枚を破壊するぞ。《おジャマジック》が墓地へ送られたから、おジャマ三兄弟をデッキサーチ!」
 
 《奈落の落とし穴》を伏せていたのか。そいつも稲妻に焼かれた。エンドサイクを受けて、クラマス・オースラーは歯軋りを鳴らしてる。《おジャマ・イエロー》だけでなく、《おジャマ・グリーン》と《おジャマ・ブラック》まで手札へ加わった。精霊どもが喧しい。《蟲惑魔の落とし穴》も伏せているだろうが、モンスター効果を使わなければ問題あるまい。



【3ターン目:万丈目】LP4000、ドローフェイズ後の手札8枚

(フィールド)
万丈目:無し。

クラマス:《トリオンの蟲惑魔:攻撃力1600・Lv4》が攻撃表示。魔法・罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。おジャマ三兄弟を《融合》するぞ」

「腹黒い長男! 目つきの悪い次男! どうしようもない三男よ! ここに交われ! おジャマ究極合体! 《おジャマ・キング:攻撃力0・Lv6》!」


「フィールド魔法《おジャマ・カントリー》を発動! 《おジャマッスル》を手札から墓地へ送り、《おジャマ・イエロー:攻撃力0・Lv2》を墓地から特殊召喚する」

「《おジャマ・カントリー》では《おジャマ》が存在するかぎり、モンスターの攻守は入れ替わる。《おジャマ・キング》で《トリオンの蟲惑魔》を攻撃する。《おジャマ・イエロー》でダイレクト・アタック!」

『いくわよーん』


『フライング・ボディアタック!』


 《おジャマ・キング:攻撃力3000》の白巨体が跳びあがって、《トリオンの蟲惑魔:攻撃力1200》を押し潰す。乗っている美少女ちゃんも、両目を回しながら消えていく。《おジャマ・イエロー:攻撃力1000》のケツアタックも、クラマス・オースラーへクリーンヒット。ちっこい体が転がされていく。これで、ライフを1200ポイントまで減らしたぞ。撮影関係者や観衆も、ヒートアップして沸きあがっている。桑葉監督も子供のようにはしゃいでいる。

「ターンエンド」

「バニラ・デッキかよ。《蟲惑魔の落とし穴》、使えないじゃん。最悪すぎる。ついてねーっ!」

 クラマス・オースラーは、悔しそうに地面を叩きまくる。そんな彼に、安済先生が近寄っていく。

「最後まで希望を捨てちゃいかん。諦めたら、そこでデュエルは終了ですよ」

 クラマスの両目が輝きだす。





【GX編:動きだしたバリアン-その52】




「万丈目君の本領発揮は、これからだ。君の実力を見せてもらうよ」

 雑破号は静かに呟いた。




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

相手の伏せカードが万丈目のターンで2枚になってますがその前のターンに万丈目のサンダーブレイクで破壊されたので1枚になるのではないですか?

No title

 スターダストさん、ご指摘ありがとうございます。

 破壊された分を無視した形となり、2枚となってました。訂正しておきました。
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