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GX-63 復活! ダークネス吹雪


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(2008/07/16)
KENN、小林沙苗 他

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 《レッドアイズ》もパワーアップするようで。

 俺は孤独という恐怖心に駆られてしまい、禁断の闇世界へと旅立った。ダークネスの手先となり、世界を闇一色に染めようとした。遊城十代に救われて、ダークネスも消滅したはず。それなのに、トゥルーマンと名乗る男が現れた。

「あんたも、《GNo》を狙ってきたのか?」

「クトゥルフに従っている者には渡せない。それがアルマ様の意思である」

 トーマス・アークライトはトゥルーマンに絡んでいる。バリアンやクトゥルフなど、聞きなれない単語まで飛びこんでくる。アルマとは何者か知らないが、新たなる闇の支配者であろうか。ダークネスもナンバーズを狙っているようだ。トーマスは決闘体勢に構えこんでいる。トゥルーマンはデュエルをしようともせず、天上院吹雪へと足を向ける。救急班は恐れに駆られた表情で後ずさった。あの事件を思いだすと、無理もないだろう。

「久しぶりだね。ナンバーズをアークライト兄弟に渡したくないのだろう。力を貸してやろう」

「トゥルーマン! 何を企んでいる?」

「藤原優介も久方ぶりじゃないか。私の目的は説明したばかりだ。《GNo》をクトゥルフの手下に渡さないこと。君の心配するような行動は起こさない」

「そんな言葉を信用できるか!」

 トゥルーマンは、闇仮面を手にしている。ダークネスの力を与えようというのか。俺は止めるように叫ぶも、吹雪の視線は定まっている。真剣に見定めようとしている。そぉっと手を伸ばして、闇世界への扉を受け取った。サングラスの下にある口元が笑む。吹雪が闇仮面をまとう。

「安心しろ。このダークネスは変化している。邪気を感じられない」

 暗黒風が吹き荒れて、吹雪の衣装までもが黒へと染まっていく。彼を慕っている女性ファンは、その変化ぶりに戸惑っている。口調だけでなく、全体的な雰囲気が反転している。それでも、吹雪らしさは残っているようだが。ダメージは回復しきったのか、すんなりと立ちあがる。トーマスとミハエルの兄弟を威圧するかのように、一歩を踏みしめた。

「《GNo.10 鬼の副長・土方歳三》を返してもらう。2人とも、まとめて屠ってやろう」

「俺に負けておきながら、2人まとめて倒すだと? 仮面をかぶったぐらいで、調子に乗るなよ」

「いいんじゃないの。君が不利になるけど、容赦はしないよ」

「それも悪くないか。ミハエル! このコスプレ野郎を、2人で徹底的に潰してやろうぜ!」



『デュエル!』



【1ターン目:ダークネス吹雪】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

「私のターン。《伝説の黒石:攻撃力0・Lv1》を召喚する。このモンスターをリリース。闇の竜よ! ここに降臨せよ! 《真紅眼の黒炎竜:攻撃力2400・Lv7》をデッキから特殊召喚!」

「カード1枚をセットして、ターンエンド」

 《伝説の黒石》が割れた。《真紅眼の黒炎竜》が、羽に劫火を宿して飛翔する。《真紅眼の黒竜》とも違う。俺も知らないニューカードか。ホールは歓声で満たされている。イメージチェンジを遂げた天上院吹雪に、ファン勢も沸きあがる。オーケストラも安心したかのように再開された。トゥルーマンは感心深げに眺めている。人間臭い表情は、俺の知っている闇とも違う。



【2ターン目:ミハエル】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ダークネス吹雪:《真紅眼の黒炎竜:攻撃力2400・Lv7》が攻撃表示。魔法・罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「僕のターン、ドロー。モンスターは相手フィールドのみ。《先史遺産クリスタル・ボーン:攻撃力1300・Lv3》を手札から特殊召喚する」

「この特殊召喚により、《先史遺産ソル・モノリス:守備力600・Lv6》を手札から特殊召喚!」

「《先史遺産ソル・モノリス》の特殊効果を使う。《先史遺産クリスタル・ボーン》をレベル6にする」

 ミハエルが二番手を務める。バトルロイヤル形式なので、それぞれのファースト・ターンには攻撃宣言できない。水晶の骸骨体を呼びだして、古代石碑も並べる。レベル6をそろえたということは、《No.6 先史遺産アトランタル》をエクシーズ召喚する気か。


「レベル6《先史遺産》2体で、オーバーレイ・ネットワークを構築! 《No.6 先史遺産アトランタル:攻撃力2600・R6・O×2》をエクシーズ召喚!」

「魔法カード《RUM-アージェント・カオス・フォース》を発動!」

「有限なる時空を破り、今、その存在を天地に刻め! カオス・エクシーズ・チェンジ! 《CNo.6 先史遺産カオス・アトランタル:攻撃力3300・R7・O×3》!」

 《先史遺産》は光渦へと呑みこまれた。大陸巨人が代わりに這いだしてくる。これだけ大きなモンスターが、豪華客船に収まるはずもない。ホールは再び消されてしまう。遺跡を遠景にしたような荒野が、どこまでも広がっていた。ミハエルの衣装は変わってないのか。《CNo.6 先史遺産カオス・アトランタル》は全身くまなく炎に包まれている。

「《CNo.6 先史遺産カオス・アトランタル》のモンスター効果を使う。《真紅眼の黒炎竜》を吸収して、攻撃力を1000ポイントアップさせる」

 大噴火をしているような岩石巨人は、《真紅眼の黒炎竜》を逃がさずに掴んだ。無理矢理、腹部へと収めていく。攻撃力は4300ポイントになるも、攻撃宣言はできないはず。ミハエルは強気な眼差しを向けている。何かを企んでいる。

「手札から速攻魔法《ナンバーズ・ライズ》を発動! フィールドの《真紅眼の黒炎竜》を選択するよ。このカードはモンスターカードであった。ターン終了時まで、フィールドと墓地では《ナンバーズ》カードとしても扱う」

「ORU3体を取り除く。《真紅眼の黒炎竜》を墓地へと送り、相手ライフを100ポイントにする」

 攻撃できなくとも、カード効果でならばライフを減らせる。《CNo.6 先史遺産カオス・アトランタル》はORUだけでなく、《真紅眼の黒炎竜》までも放つ。世界崩壊を招きそうな、エネルギーの暴走だ。熱衝撃を浴びせられて、100ポイントまでライフを奪われてしまう。吹雪は踏ん張って、吹きとばされないように耐えきった。ミハエル・アークライトは、こんな凄技を隠していたのか。トーマスも控えていることを考えるに、この状況は危険すぎる。


「《先史遺産ネブラ・ディスク:攻撃力1800・Lv4》を召喚する。この召喚により、《先史遺産ゴールデン・シャトル》をデッキから手札へ加える」

「カード1枚をセットして、ターンエンド」

 青銅製の円盤が独楽のように回って、《先史遺産ゴールデン・シャトル》を手札へと招く。《先史遺産ネブラ・ディスク》は復活能力を内蔵している。次のターンで、さらなるエクシーズ召喚を行うつもりか。攻撃一辺倒だけでなく、用意周到さも感じられる。



【3ターン目:トーマス】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ダークネス吹雪:魔法・罠ゾーンにカード1枚をセットしている。

ミハエル:《CNo.6 先史遺産カオス・アトランタル:攻撃力3300・R7・O×0》&《先史遺産ネブラ・ディスク:攻撃力1800・Lv4》が攻撃表示。魔法・罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「さすがは、俺の弟だ! えげつねぇな! ドロー。《ギミック・パペット-死の木馬:攻撃力1200・Lv4》を召喚して、てめぇの特殊能力で自爆だ」

「こいつがフィールドから墓地送りとなったことで、《ギミック・パペット-シャドーフィーラー:守備力1000・Lv8》と《ギミック・パペット-ネクロ・ドール:守備力0・Lv8》を手札から特殊召喚する」

「ミハエルのフィールドにモンスターが存在し、俺のフィールドには《ギミック・パペット》のみ。《ギミック・パペット-マグネ・ドール:守備力1000・Lv8》を手札から特殊召喚!」

 マネキンの集合体が馬を成している。フィールドの《ギミック・パペット》を破壊する。マネキンどもが大爆発で弾ける。傷だらけの少女人形に、ブルーマネキンの合体したような造形物。トーマスのモンスターは悪趣味である。《ギミック・パペット-ネクロ・ドール》は容易な復活能力を内蔵している。《ギミック・パペット-シャドーフィーラー》はORU扱いで消費されると除外されるようだ。こいつの自己蘇生に関しては心配要らずでもないか。


「レベル8《ギミック・パペット》3体で、オーバーレイ・ネットワークを構築! 《No.88 ギミック・パペット-デステニー・レオ:攻撃力3200・R8・O×3》をエクシーズ召喚!」

「魔法カード《RUM-アージェント・カオス・フォース》を発動!」

「吠えろ、荒ぶる魂。すべてを滅ぼす、怒りを、呼び覚ませ! カオス・エクシーズチェンジ! 《CNo.88 ギミック・パペット-ディザスター・レオ:攻撃力3500・R9・O×4》!」

「喜ぶがいい! ファンサービスを再び味わせてやるぜっ! ORU1体を取り除くことで、1000ポイントのダメージを与える」


『マキシマム・カラミティー!』


 特殊勝利をもたらす獅子人形は、カオスの力を受けてメタモルフォーゼしていく。マネキンどもが黒球体を支えている。そこに乗せられた黄金の獅子像が、混沌炎を吐きだす。吹雪は勝つためにも、ダークネスの力を受け入れた。それでも、ライフは100ポイントしか残されていない。こいつに炙られると、敗北させられてしまう。

「なるほど。これがダークネスの力か。あの兄弟には、荷が重すぎるだろう」

 何者かは知らないが、細目の男が呟いた。吹雪は不気味に笑んでいる。トラップカードを立ちあがらせた。炎の向きを変えて、トーマスを高熱に晒す。





【GX編:動きだしたバリアン-その63】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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