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遊戯王GX-アナザー 万丈目サンダーVSムスカ

「王蟲」地【昆虫族・効果】☆×8
①:自分フィールドの攻撃力1500以下の昆虫族モンスターが戦闘破壊された時、このカードを手札から特殊召喚できる。②:このカードが戦闘またはカード効果によって破壊された場合、自分LPを1000ポイント払う事により、デッキから「王蟲」1体を選択して特殊召喚できる。
ATK3000 DEF2500


 昔に書いたSSのリメイクです。オリカが多いですが、別記事にまとめて載せています。デュエルのルールは、世界観的に旧式でいきます。

 アカデミアは大変な騒ぎになっていた。ラピュタ家の御曹司が、学園自体を買収しようとしているらしい。アカデミアの生徒を倒せたらという条件で、海馬社長は承諾した。前にもあったような話であるが。デュエル・ホールでは、生徒や教師陣が階段席に着いている。

「私はムスカ大佐だ。ラピュタ王家に伝わるデッキで、君を倒してみせよう」

「ラピュタ家だと? この万丈目準に挑んだことを後悔させてやる」

 白人青年の挑戦を受けるのは、万丈目サンダーである。《おジャマ・イエロー》達を従えて、堂々と構えこんでいる。彼を見下ろしながら、遊城十代と丸藤翔が話しあう。

「テレビ局も呼ばれているせいか、有名人が見学に来てるみたい」

「あの人って、宮崎監督じゃねぇか?」

「万丈目だったら、楽勝で勝てるっすね」

「万丈目は強いからな。ジークを倒した強豪相手でも、負けねぇって」

 ティラノ剣山や天上院明日香も、真剣そうに観戦している。エド・フェニックスやヨハン・アンデルセンも。ムスカはヨーロッパ大会で、ジークフリード・フォン・シュレイダーを倒して優勝している。慢心して挑める決闘者ではない。クロノス教諭が開始宣言を叫ぶ。



『デュエル!』



【1ターン目:ムスカ】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「私の先攻、ドロー。《となりのトトロ》を手札から捨てることで、《森》をデッキよりサーチする。《腐海》を手札に加えよう。《森》扱いのフィールド魔法でね。こいつを発動する」

 愛嬌たっぷりの精霊獣だ。傘を手にして、巨体を躍らせる。トトロのミニ版も真似をしており、可愛らしい。《キラーザウルス》や《アトランティスの戦士》と同類のテラフォーマーか。木々が生えあがってくるも、黴に覆われてしまう。

「何という黴臭いフィールドだ」

「《腐海》は蟲の楽園でね。攻撃力1600以下である昆虫族は、カード効果を受けつけない」

「《もののけ姫:攻撃力1800・Lv4》を召喚する。彼女の通常召喚に成功した。獣族1体をデッキよりサーチ。《紅の豚》を手札に加えよう」

 白狼に乗りて、勇敢なる少女戦士が駆けつけた。不気味な土面をかぶっている。野性味にあふれた力強さを醸しだしている。フィールドが《森》の場合に発揮できる特殊能力だ。アドバンテージも稼ぎ、デッキを上手く回している。



【2ターン目:万丈目サンダー】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ムスカ:《もののけ姫:攻撃力1800・Lv4》が攻撃表示。フィールド魔法《腐海》が発動中。魔法&罠ゾーンにカード2枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。《アームド・ドラゴン Lv3:攻撃力1200》を召喚。魔法カード《レベルアップ!》を発動して、《アームド・ドラゴン Lv5:攻撃力2400》に進化させる」

「《アームド・ドラゴン Lv5》で《もののけ姫》に攻撃をする」

 《アームド・ドラゴン》は急速進化をして、肉体も巨大化させる。ドリルとソウをまとった武装竜が襲いかかる。《もののけ姫》は白狼を駆って逃げだすも、避けきれない。アームド・バスターを受けて、紙屑のように吹っとばされる。土面は砕けて、芯の通った美少女顔が晒される。ムスカのライフは3400ポイントまで減らされた。女子生徒が呟く。

「《もののけ姫》、死んでしもうたん?」

「自分モンスターが戦闘破壊されたことで、罠カード《火垂るの墓》を発動する。《蛍トークン:守備力100・Lv2》2体を特殊召喚!」

「ターンエンドだ。《アームド・ドラゴン Lv5》は戦闘破壊に成功した。《アームド・ドラゴン Lv7:攻撃力2800》へレベルアップ!」

 蛍は輝きを播いている。《アームド・ドラゴン》は進化を重ねた。鋼武装は強化されて、肉体も巨体化を遂げる。特殊能力を使えば、モンスターを一掃できる。《腐海》の下では、昆虫族を効果破壊もできないが。地道に戦闘破壊するしかないようだ。



【3ターン目:ムスカ】LP3400、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
ムスカ:《蛍トークン:守備力100・Lv2》2体が守備表示。フィールド魔法《腐海》が発動中。魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。

万丈目:《アームド・ドラゴン Lv7:攻撃力2800》が攻撃表示。


「私をあまり怒らせない方がいいぞ。私のターン、ドロー。《紅の豚:攻撃力900・Lv2》を召喚!」

「その攻撃力では、《アームド・ドラゴン Lv7》を倒せまい」

「早とちりだな。学生さんの悪いクセだ。《紅の豚》は召喚されたターン、直接攻撃できる。ダメージを与えると、元々の攻撃力は倍となる。《紅の豚》は飛べるのだよ」

 ムスカがダイレクト・アタックを叫ぶ。紅き飛行艇に乗りこんで、豚の飛行機乗りが体当たりをしてきた。プロペラ音が凄まじく迫ってくる。万丈目は転がされて、3100ポイントまでライフを削られる。《紅の豚》の攻撃力は1800ポイントまでアップした。

「カッコイイとは、こういうことさ。カード1枚をセットして、ターンエンド」



【4ターン目:万丈目サンダー】LP3100、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
ムスカ:《紅の豚:攻撃力1800・Lv2》が攻撃表示。《蛍トークン:守備力100・Lv2》2体が守備表示。。フィールド魔法《腐海》が発動中。魔法&罠ゾーンにカード2枚をセットしている。

万丈目:《アームド・ドラゴン LV7:攻撃力2800》が攻撃表示。


「俺のターン、ドロー。《サファイアドラゴン:攻撃力1900・Lv4》を召喚」

「《アームド・ドラゴン LV7》で《紅の豚》を、《サファイアドラゴン》で《蛍トークン》を攻撃する」

 アームド・ヴァニッシャーが決まった。《アームド・ドラゴン LV7》が飛行艇を殴りつけて、墜落させた。デュエル・ホールに爆炎爆音が広がる。ムスカのライフを2400ポイントまで減らせた。《サファイアドラゴン》もトークンを踏み潰す。ムスカは嬉々としだす。黴植物の森奥から、振動音が迫ってくる。怪獣蟲が跳びだしてきた。

「《腐海》において、虫に攻撃を仕掛けるのは無謀だよ。《蛍トークン》が戦闘破壊されたことで、《王蟲:攻撃力3000・Lv8》を手札から特殊召喚する。見たまえ、怒りで眼が真赤だ」

「これが虫なのか。ターンエンド」



【5ターン目:ムスカ】LP2400、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
ムスカ:《王蟲:攻撃力3000・Lv8》が攻撃表示。《蛍トークン:守備力100・Lv2》が守備表示。フィールド魔法《腐海》が発動中。魔法&罠ゾーンにカード2枚をセットしている。

万丈目:《アームド・ドラゴン LV7:攻撃力2800》&《サファイアドラゴン:攻撃力1900・Lv4》が攻撃表示。


「私のターン、ドロー。《蛍トークン》をリリースして、罠カード《地霊術ー「鉄」》を発動する。地属性である《となりのトトロ:攻撃力1900・Lv4》を墓地から特殊召喚する」

「《巨神兵:攻撃力3400・Lv10》も召喚しよう」

 《となりのトトロ》が復活を果たす。レベル10であるが、生贄無しで召喚できるようだ。無理に呼びだしたせいか、全身が腐っている。ドロドロに肉が溶け落ちていく。攻撃力も2400ポイントまでダウン。妥協召喚の代償として、直接攻撃も封じられている。


「魔法カード《魔女の宅急便》を発動しよう。《猫の男爵 バロン》をデッキより選択して、デッキトップに置く。そして、罠カード《強欲な瓶》を発動する。1枚ドロー!」

「《猫の男爵 バロン》を手札から捨てることで、相手モンスター全てを守備表示にする」

 《魔女の宅急便》は制限・準制限でないカードを、デッキトップへと運んでくれる。《強欲な瓶》と組み合わせれば、デッキサーチへとつなげられる。フィールドに地属性モンスターがいることで、《猫の男爵 バロン》は特殊能力を発揮できる。猫紳士がステッキを振りかざして、ドラゴン達を強引にも伏せさせる。《アームド・ドラゴン LV7:守備力1000》と《サファイアドラゴン:守備力1600》は守備表示へと屈まされた。


「《となりのトトロ》で《サファイアドラゴン》を攻撃する」

「見せてあげよう、ラピュタの力を! 【火の七日間】で世界を焼き払った《巨神兵》の雷を! 《アームド・ドラゴン LV7》を攻撃したまえ!」

 《となりのトトロ》は猫バスを呼びだした。十二本足で森上空へ跳びあがり、《サファイアドラゴン》を踏み潰す。《巨神兵》は陽子収束弾を吐きつけた。《アームド・ドラゴン LV7》は業火に喰らいつくされる。万丈目のフィールドからモンスターが消えた。ムスカは叫ぶ。

「見ろぉ! モンスターがゴミのようだ!」

「モンスターはゴミじゃねぇ!」

「《王蟲》でダイレクト・アタック!」

 十代が観客席から怒りを叩きつけるも、ムスカは気にしない。《王蟲》が節足多数を蠢かして、体当たりを仕掛けてくる。万丈目は吹っとばされた。黴一面な地面に叩きつけられる。ライフを100ポイントまで追いこまれた。《巨神兵》は力を使いきって、肉全てを失う。妥協召喚の代償として、ダメージステップ終了時に自壊するようだ。

「君の勝ち目はない。男らしく降参したまえ」

「誰が降参などするものか!」

「君の阿呆面には、心底ウンザリさせられる。カード1枚をセットして、ターンエンドだ」



【6ターン目:万丈目サンダー】LP100、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
ムスカ:《王蟲:攻撃力3000・Lv8》&《となりのトトロ:攻撃力1900・Lv4》が攻撃表示。フィールド魔法《腐海》が発動中。魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。

万丈目:無し。


「俺のターン、ドロー」

「さらなる絶望を与えよう。永続罠《ハウルの動く城》を発動する。このカードの正面には《となりのトトロ》がいる。1ターンに1度だけ、トトロへの攻撃を無効とする」

 奇妙な城が、鉄脚で歩いてきた。黒煙を噴きあげて、大砲も備えている。《となりのトトロ》への攻撃を防がれるのは、辛いものがある。万丈目は決闘盤を駆使することで、《王蟲》について調べる。彼は閃いた。一か八かであるが、突破できる可能性を。


「このターンで貴様を倒す。万丈目サンダーの名にかけて!」

「《おジャマジック》を手札から捨て、魔法カード《ライトニング・ボルテックス》を発動! 相手の表側表示モンスター全てを破壊する」

「《おジャマジック》が墓地へ送られた。デッキから《おジャマ・イエロー》、《おジャマ・グリーン》、《おジャマ・ブラック》を手札に加える」

『オイラ達を使ってくれるのねぇ。嬉しいわん!』

「寄るなっ! あっちいけ! 攻撃力0!」

「何を1人で踊っている? 《王蟲》が破壊されたことで、特殊効果を発動する。1000ポイントのライフを払い、《王蟲:攻撃力3000・Lv8》をデッキから特殊召喚!」

 《王蟲》は破壊されても、同胞達が駆けつける。1000ポイントのライフコストを払うことで。ムスカのライフは1400ポイントまで減っている。丸藤翔は焦っているが、十代の方は分かっているようだ。万丈目の狙いを。


「《おジャマ・レッド:攻撃力0・Lv2》を召喚する。こいつの通常召喚に成功した。《おジャマ・イエロー:攻撃力0・Lv2》、《おジャマ・グリーン:攻撃力0・Lv2》、《おジャマ・ブラック:攻撃力0・Lv2》を手札から特殊召喚!」

「ふ、攻撃力0。ゴミではないか」

「たしかに、こいつらはゴミだ」

『アニキ。酷すぎるよぉ』

「だがな。ゴミにはゴミの使い方がある。魔法カード《おジャマデルタ・ハリケーン!!》を発動! 相手フィールドのカード全てを破壊する」

『いくよー』 『おいでませー』 『必殺!おジャマデルタ・ハリケーン!!』

「何だ。この下品な技は!」

 ムスカが眉をしかめるのも無理はない。《おジャマ》どもはケツを合わせて、ぐるぐると高速回転しだす。巨大竜巻が発生して、《王蟲》も《となりのトトロ》も舞いあげる。《腐海》自体が消滅させられる。黴臭いフィールドであったが、やっとのことで解放された。万丈目は深呼吸をする。この程度で引いてくれるほど、ムスカは弱くない。

「《ハウルの動く城》が破壊された。《ハウルの城トークン:守備力2400・Lv6》を特殊召喚する」

「《王蟲》が破壊されたことで、1000ポイントのライフを払う。《王蟲:攻撃力3000・Lv8》をデッキから特殊召喚だ!」

 《ハウルの動く城》は歩行機能を失うも、強力な壁となる。ムスカは《王蟲》の3体目を呼びだした。400ポイントまでライフを削ってまで。ライフ・アドバンテージを重視しないデュエリストか。モンスターを失うのは痛くもあるが。万丈目は勝利を確信する。


「あんたは自ら敗北へと陥った。魔法の言葉を発動する」

 万丈目は魔法カードを突きだした。《おジャマ・イエロー》は主の横に並んでいる。

「《サンダー・クラッシュ》!」

 光が洪水のように流れだす。自分フィールドのモンスター全てを破壊して、その1体につき300ポイントのダメージを与える。《おジャマ》4体を稲妻に変えて、ムスカへと叩きこむ。1200ポイントのダメージだ。あまりの眩しさに、ムスカは両目を覆って呻きだす。まともに直視をしたようだ。苦悶に踊らされながら、ライフポイントを0にまで落としていく。

「目がっ! 目がぁ! 目がぁ!」

「貴様ごときが俺に勝とうとは百万年早い! 俺の名は、一、十、百、千……」


『万丈目サンダーっ!!』


 その叫びに応じて、デュエル・ホールに万丈目コールが響いた。





【終了!】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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