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遊戯王GX-アナザー アリュール・クィーン-前篇

「魅惑の女王 Lv3」闇【魔法使い族・効果】☆×3
①:相手フィールドのレベル3以下のモンスター1体を選択して、このカードの装備カードにできる(この効果で装備できるカードは1枚まで)。この効果は、自分メインフェイズに1度だけ発動できる。②:このカードが戦闘破壊される場合、装備したモンスターを代わりに破壊する。③:自分ターンのスタンバイフェイズ、この効果でカードを装備したこのカードを墓地に送り、「魅惑の女王 LV5」1体を手札またはデッキから特殊召喚する。
ATK500 DEF500


 GX4期目が舞台となります。明日香さんがヒロインです。オリキャラが対戦相手となります。

 天上院明日香は購買部へ向かうと、カードパックを購入した。ももえとジュンコも、ワンパックのみを手にする。ここで買物を楽しめるのも、今年で最後になるだろう。卒業後も訪ねるかもしれないが、既に生徒ではない。テーブルに着いてから、封を開けていく。

「《魅惑の女王 Lv7》! レアカードじゃない!」

 ジュンコが背後から覗きこんできた。レベルアップ・モンスターのようだけど、これだけでは使えない。トレード用に回すか、観賞用として置くしかないだろう。

「《魅惑の女王 Lv3》が入ってましたが、交換しますか?」

 ももえが嬉しそうに話しかけてくる。物欲しそうな眼差しがキラキラ。《白魔導士ピケル》を手渡して、トレードに応じた。キッズスクールの講師になるせいか、子供受けのするモンスターを欲しているようだ。それでも、《魅惑の女王 Lv5》が無ければ、このカードは動かせない。うーんと迷ってみれば、親友達が助けてくれる。

「他のクラスメイトにも当たってみましょう。《魅惑の女王 Lv5》を持っている人がいるかも」

「本当に、ありがとう。ももえとジュンコには、いつも助けられている」

「それは私達の方ですわ。明日香さんがいたから、頑張ってこれました」

 アカデミアを卒業しても、2人とつきあっていきたい。明日香は胸内で呟いた。早乙女レイが《女王親衛隊》と《アリュール・マジック》を持っていた。ライバル関係にあるも、快く交換してくれる。せっかくだから、アリュール・クィーン・デッキを組んで決闘もしたい。校内中を巡っていると、クロノス教諭が《魅惑の女王 Lv5》を渡してくれた。

「このカードは、私向きでないノーネ。あなたにふさわしーノ」

「《魅惑の女王》は扱いが難しーノ。創意工夫が必要なノーネ」

 彼の言うとおりだ。レベル3から進化させなければ、特殊効果を発揮できない。《レベルアップ!》も意味を成さない。《アームド・ドラゴン》や《ホルスの黒炎竜》と比べても、スキルが要求される。それでも、友の協力があってコンプリートできた。みんなの前で活躍させたい。



 天上院明日香は決闘場にて、対戦相手と向いあう。リボンで桃色髪を飾った女子生徒が、つり目で見据えてくる。後輩との共同授業をすることになった。ももえやジュンコが、階段席から応援してくれる。3年生としての実力を示したいところだ。

「初めまして。ブルー女子の一年生です。ヤァン・ディレと申します。よろしくお願いします」

「私の方こそ、よろしく。楽しいデュエルをしましょう」

「亮様のご友人ですよね?」

「そうだけど」

「ボクが勝てたら、亮様と会ってもいいですか?」

 丸藤亮のファンであろうか。紅潮しきった顔で、モジモジとしている。初々しい態度に可愛らしさを感じられる。デュエルの勝敗に関係なく、紹介してもいいだろう。少女はポシェットから何かを取りだす。ビーカーやガラスケースだろうか。左腕に包帯を巻いているけど。ヤァン・ディレの表情の変わりように、嫌な予感がしてくる。

「ビーカーに保存しているのは、亮様の髪の毛です。こちらは、亮様の捨てたペットボトルです。宝物ですよ。ボクを切ったカッターナイフもあります。これで亮様を刻めば、ボク達は結ばれますね」

 恍惚としている。とんでもない発言をした気もする。絶対に会わせてはいけない。心臓を悪くしているのに、ショックで悪化しかねない。デュエルに負けると、大事件になりそうだ。《魅惑の女王》を中心としたデッキをセットする。



『デュエル!』



【1ターン目:ヤァン・ディレ】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「ボクの先攻ですね。《不死武士:攻撃力1200・Lv3》を召喚します。亮様ソックリでイケメンですね」

「えっ⁉」

「カード1枚をセットして、ターンエンド」

 彼女の美的感覚を理解できない。こんな少女も、将来的に結婚をするだろうか。子供ができれば、その子は苦労しそう。《不死武士》は自己蘇生できるも、自分墓地は戦士族のみというのが発動条件だ。戦士族デッキを組んでいるはず。



【2ターン目:明日香】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ヤァン・ディレ:《不死武士:攻撃力1200・Lv3》が攻撃表示。魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《魅惑の女王 Lv3:攻撃力500》を召喚するわ。特殊能力を使って、《不死武士》を装備カードとする。フィールドが空いたので、ダイレクト・アタック!」

 お洒落な貴婦人が、ロッドを突きつける。《不死武士》を誘惑して、杖先へと吸いこむ。レベル3のモンスターを召喚してくれて助かった。装備カードにすれば、自己蘇生もできないだろう。《魅惑の女王 Lv3》は炎弾を撃ちこんで、ヤァン・ディレのライフを3500ポイントまで炙った。

「カード2枚をセットして、ターンエンド」



【3ターン目:ヤァン・ディレ】LP3500、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
ヤァン・ディレ:魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。

明日香:《不死武士》を装備した《魅惑の女王 Lv3:攻撃力500》が攻撃表示。魔法&罠ゾーンにカード2枚をセットしている。


「さすがは、亮様につきまとっているストーカー。けっこう、やるわね。ボクのターン、ドロー。《未来サムライ:攻撃力1600・Lv4》を召喚する。《融合武器ムラマサブレード》を装備することで、800ポイントのパワーアップ!」

「《未来サムライ》で《魅惑の女王 Lv3》を攻撃するよ!」

「ストーカーは、あなたでしょ! 罠カード《ドゥーブルパッセ》を発動! 《魅惑の女王 Lv3》の攻撃力分だけ、ダメージを与える。《未来サムライ》の攻撃をダイレクト・アタックにする」

 《魅惑の女王 Lv3》は華麗に踊り、ヤァン・ディレを蹴りあげる。そのライフを3000ポイントまで減らした。《未来サムライ》からの戦闘破壊より守れたが、直接攻撃が迫ってくる。明日香は刀で斬られてしまい、ライフを1600ポイントまで落とす。

「ストーカーへの天誅は続きます。カード1枚をセットして、ターンエンド」

 《未来サムライ》はデュアルモンスター。再度召喚をすると、モンスターを破壊できる特殊能力を有している。《融合武器ムラマサブレード》は効果破壊できない。それでも、この状況を突破できる。明日香のターンを迎えることで、《魅惑の女王》はレベルアップできるから。ももえやジュンコが集めてくれたんだ。絶対に勝たなきゃ。





【後半戦へ続く】





 遊城十代は手すりにもたれて、観戦をしていた。ユベルも一緒に眺めている。

「明日香なら《魅惑の女王》を使いこなせるさ。それにしても、ヤァン・ディレって怖いな」

「僕に言わせれば、修行不足だよ。彼女の愛は、スケールが小さすぎる」




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

ユベルさんは人生経験豊富だから小さく見えるのはシカタナイネー。しかしこの人からあの子が生まれてくるとは……とりあえず、未来の彼氏さんに合掌。

No title

 U太さん、感想ありがとうございます。

 あのキャラクターの母親であります。夫も苦労して、娘さんも逃げてしまうという悲劇に。
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