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D-1 ペガサス・J・クロフォードVSバンデット・キース

「トゥーン・ビッグホーン・マンモス」闇【獣族・トゥーン・効果】☆×5
①:このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。②:自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在し、相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、このカードは直接攻撃できる。③:このカードが自分モンスターゾーンに表側表示で存在する限り、相手モンスターは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。
ATK2000 DEF1000


 デュエルSSを手軽に書いてみました。ストーリー性は超薄いです。

 ペガサス・J・クロフォードは驚愕した。インダストリアル・イリュージョンのビルディングに、バンデット・キースが乗りこんできたから。前田隼人も唾を飲みこんでいる。

「久しぶりだな。てめぇに復讐するため、地獄の底から這いあがってきたぜ!」

 警備員は何をやっているんだ。そんな疑問を吹きとばすほどに、キースの容貌は悪魔じみていた。サングラスで双眸は隠されているが、表情全体で伝わってくる。デザイナー達は遠回りに怯えていた。プレイヤーとしてデュエルモンスターズの黎明期を築いた決闘者も、ここまで堕ちてしまったのか。そんな溜息も静寂中に響く。

「知っているぜ。千年アイテムとやらを失ったから、インチキもできないってな」

「たしかに、大きな力に頼っていた私は愚かでした。でも、今のあなたになら負けまセーン」

「自信満々だな。今すぐにでも始めようじゃないか。てめぇを殺す」



『デュエル!』



【1ターン目:ペガサス】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

「私の先攻。フィールド魔法《トゥーン・キングダム》を発動デース。フィールドでは、《トゥーン・ワールド》として扱います。デッキトップからカード3枚を裏側表示で除外しマース」

「《トゥーン・ゴブリン突撃部隊:攻撃力2300・Lv4》を召喚!」

 巨大な絵本が開かれて、メルヘンチックな居城を吐きだす。そこから、ゴブリンの群れが駆けてきた。ディズニー・ワールドの住人かと思わせるような、コミカルなデザイン。鉄棍棒を振り回して、ならず者を威嚇する。

「カード3枚をセットして、ターンエンド」



【2ターン目:キース】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ペガサス:《トゥーン・ゴブリン突撃部隊:攻撃力2300・Lv4》が攻撃表示。フィールド魔法《トゥーン・キングダム》が発動中。魔法&罠ゾーンにカード3枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。《リボルバー・ドラゴン》と《ブローバック・ドラゴン》を手札《融合》! こいつで、てめーをぶっ殺す! 《ガトリング・ドラゴン:攻撃力2600・Lv8》を融合召喚!」

「罠カード《トゥーンのかばん》を発動デース。デッキへ戻ってもらいマース」

「シット! 手札から速攻魔法《融合解除》を発動する。《ガトリング・ドラゴン》をエクストラデッキに戻して、《リボルバー・ドラゴン:攻撃力2600・Lv7》と《ブローバック・ドラゴン:攻撃力2300・Lv6》を墓地から特殊召喚だ!」

 ガンドラゴンをフュージョンさせる。大型車輪を回転させて、銃型の機械巨竜が迫ってくる。ガトリングガンとなっている三頭が、獲物を見下す。ペガサスは怯まずに、悠々と罠カードをリバースさせた。コミカルなカバン・モンスターに襲われるも、《ガトリング・ドラゴン》は分裂回避。《リボルバー・ドラゴン》と《ブローバック・ドラゴン》は、キースの前で唸りあげる。


「《ガトリング・ドラゴン》のスキルを使っても、《トゥーン・ゴブリン突撃部隊》を破壊できまセーン」

「《ブローバック・ドラゴン》をフィールドに出せた。こいつの特殊効果を発動する。コイントスを3回行い、2回以上が表ならば、《トゥーン・キングダム》を破壊する」

 《トゥーン・キングダム》が存在する限り、トゥーンモンスターが破壊される代わりに、デッキからカード1枚を裏向きで除外できる。トゥーンは無敵の生命体となる。《リボルバー・ドラゴン》や《ガトリング・ドラゴン》による効果破壊も狙えないだろう。このリスク程度では、デッキ破壊へ追いつめられない。《ブローバック・ドラゴン》に賭けよう。

「1500ポイントのライフを払い、カウンター罠《神の通告》を発動しマース。《ブローバック・ドラゴン》のモンスター効果を無効にして破壊デース」

 《神の通告》は起きあがり、稲妻を放つ。トリガーを引かれる間もなく、自動拳銃の機械竜は木端微塵のスクラップにされた。ペガサスのライフは2500ポイントまで減っている。特殊召喚も封じれるカウンター・トラップであるが、ライフコストの大きさを考慮して、《トゥーンのかばん》を使ったのだろう。キースは歯軋りをする。


「まだ、こいつが残っている。《ツインバレル・ドラゴン:攻撃力1700・Lv4》を召喚。コイントスを2回やり、どっちも表なら、《トゥーン・キングダム》を破壊してやる」

 ダブルデリンジャー・タイプのガンドラゴンが歩いてきた。《ブローバック・ドラゴン》よりは小型だ。重なった銃口を向けるも、銃弾を撃てない。どちらも、コインは裏を出しているから。《トゥーン・キングダム》の除去は失敗した。キースは青筋を立てて、攻撃宣言を叫ぶ。

「ケッ! 《リボルバー・ドラゴン》で《トゥーン・ゴブリン突撃部隊》を攻撃する」

 シリンダーを回して、頭部と両腕からの連続射撃。ゴブリンどもは悪戯小僧みたいに笑いながら避けていく。銃弾を浴びても、大きな絆創膏を貼られるだけ。《トゥーン・キングダム》の加護により戦闘破壊もされない。ペガサスはライフ300とデッキ1枚を失ったのみだ。


「カード1枚をセットして、ターンエンド」

「罠カード《トゥーン・マスク》を発動デース。《トゥーン・リボルバー・ドラゴン:攻撃力2600・Lv7》をデッキから特殊召喚しマース」

 《トゥーン・ワールド》の存在により発動できる。《リボルバー・ドラゴン》のレベル以下であることを条件として、トゥーンモンスターをデッキからも特殊召喚する。《リボルバー・ドラゴン》をデフォルメした容姿に、キースがぶち切れた。何という嫌がらせだ。あまりの怒りぶりに、言葉すら発せないようだ。青筋を額に増殖させて、ぷるぷる拳を奮わせている。



【3ターン目:ペガサス】LP2200、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
ペガサス:《トゥーン・リボルバー・ドラゴン:攻撃力2600・Lv7》&《トゥーン・ゴブリン突撃部隊:攻撃力2300・Lv4》が攻撃表示。フィールド魔法《トゥーン・キングダム》が発動中。

キース:《リボルバー・ドラゴン:攻撃力2600・Lv7》&《ツインバレル・ドラゴン:攻撃力1700・Lv4》が攻撃表示。魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《トゥーン・リボルバー・ドラゴン》の特殊能力を使いマース。コイントスを3回行い、2回以上が表ならば、そのセットカードを破壊しマース」

「幸運の女神は微笑んでくれました。3回とも表デース」

「ふざけんなっ! 速攻魔法《神秘の中華鍋》をリバース! 《ツインバレル・ドラゴン》をリリースして、1700ポイントのライフ回復をする。このターンは生残る」

 《トゥーン・リボルバー・ドラゴン》は高笑いをしながら、BB弾を撃ちまくってくる。キースは破壊される前に、《ツインバレル・ドラゴン》をライフポイントへと変えた。5700ポイントもあれば、直接攻撃を受けまくっても大丈夫と計算したようだ。ペガサスは微笑む。


「私の勝ちデース。魔法カード《トゥーン・ロールバック》を発動しマース。《トゥーン・リボルバー・ドラゴン》は連続攻撃が可能となりマース。《トゥーン・ゴブリン突撃部隊》と一緒に総攻撃デース」

「てめーっ!」

 《トゥーン・リボルバー・ドラゴン》は再び、BB弾を撃ちこむ。《トゥーン・ゴブリン突撃部隊》も対戦相手を囲んで、リンチをしだす。攻撃宣言をすれば、バトルフェイズ終了後に守備表示となる。キースのライフポイントは0となったので関係ないが。星条旗がらのバンダナも外れてしまい、バンデット・キースは絨毯へ倒れこんだ。


 拍手が静かに響く。空間が揺らいで、何者かが歩いてきた。


「忍者?」

「なぜ、ジャパニーズ忍者が?」

 前田隼人が呟いた。フランツも驚いている。眼鏡の銀髪青年が立っている。その傍らには、なぜか忍者が控えていた。ちょっとモブ顔の忍者である。

「さすがは、デュエル・モンスターズの創始者か。次は私が相手をしよう」





【D-1:勝者はペガサス・J・クロフォード!】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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