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D-2 赤馬零児VSペガサス・J・クロフォード

「トゥーン・スターダスト・ドラゴン」風【ドラゴン族・トゥーン・効果】☆×8
①:このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。②:自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在し、相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、このカードは直接攻撃できる。③:フィールドに表側表示で存在する「トゥーン・ワールド」が破壊される場合、このカードを代わりにリリースできる。その後、自分デッキからトゥーンモンスター1体を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
ATK2500 DEF2000


 これまで書いてきた遊戯王SSとは、物語としてつながっていません。

 インダストリアル・イリュージョンのビルディングにて。
 ペガサス・J・クロフォードは驚愕していた。空間が揺らいだかと思えば、そこから青年が歩いてきたのだ。なぜか、ジャパニーズ忍者までもが従っている。眼鏡を押しあげて、青年が口を開く。

「私は赤馬零児というものだ。さっくだが、デュエルをしてもらう」

 前田隼人だけでなく、バンデット・キースも起きあがりながら眺めこんでいる。赤馬零児という決闘者は、デュエル・モンスターズの創始者に挑もうとしている。得体の知れない者であるが、ペガサスは勝負を受けることにした。



『デュエル!』



【1ターン目:赤馬】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

「私の先攻か。永続魔法《地獄門の契約書》を発動する。《DDスワラル・スライム》をデッキサーチ」

「《DDスワラル・スライム》と《DDネクロ・スライム》を手札融合!」

「「誇り高き騎士よ。災い封じこめし坩堝に融けこみ、真の王と生まれ変わらん! 融合召喚! 出でよ! 神の威光伝えし王! 《DDD神託王ダルク:攻撃力2800・Lv7》!」

「カード2枚をセットして、ターンエンド」

「ワッツ!」

 ペガサスさえも知らないカードが、続々と現れる。スライムどもが溶けあって、悪魔と化したのようなジャンヌ・ダルクとなる。《DDスワラル・スライム》を使えば、《融合》も必要としないようだ。
 ペガサスは手札を確認する。《DDD神託王ダルク》はバーンダメージをライフ回復へと反転させる。マジック《シャドー・トゥーン》でのダメージも狙えないだろう。



【2ターン目:ペガサス】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
赤馬:《DDD神託王ダルク:攻撃力2800・Lv7》が攻撃表示。永続魔法《地獄門の契約書》が発動中。魔法&罠ゾーンにカード2枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。マジック《トゥーンのもくじ》で、フィールド魔法《トゥーン・キングダム》を引きだしマース。このカードを発動デース」

「相手フィールドのみにモンスターがいるので、《トゥーン・サイバー・ドラゴン:攻撃力2100・Lv5》を手札から特殊召喚!」

 大きな本が開いて、そこから古城が飛びだした。機械竜もフィールドへとテレポートしてきた。カイザー亮のメイン・モンスターも、アメリカン・コミックのキャラクターのごとくデフォルメされている。愛嬌たっぷりに挑発をしだす。
 《トゥーン・キングダム》が発動したことで、ペガサスのデッキからカード3枚が裏向きで除外される。その代わりに、《トゥーン》モンスターは無敵の生命体となれる。


「あなたが何者かは分かりませんが、本気で行きマース。装備魔法《コミック・ハンド》を発動! 《DDD神託王ダルク》を《トゥーン》モンスター扱いとして奪いマース」

「《DDD神託王ダルク》でダイレクト・アタック!」

 《トゥーン・ワールド》の存在を発動条件として、《コミック・ハンド》が《DDD神託王ダルク》を捉えて丸めこむ。異次元の英雄悪魔は、キュートな悪戯少女とされてしまった。《トゥーン・サイバー・ドラゴン》と哂いあってから、主へと剣を向ける。羽を広げての高速突進も効いて、赤馬零児のライフは1200ポイントまで落ちていく。

「相手の攻撃宣言時に、罠カード《DDDの契約変更》を発動していた。《DD魔導賢者ケプラー:攻撃力0・Lv1P》をデッキ―サーチ」

 レベル4以下の《DD》Pモンスターを、手札へと出社させる。赤馬零児は眼鏡のブリッジを押しあげるのみ。今のダメージにも揺るがない。《コミック・ハンド》を除去できれば、《DDD神託王ダルク》は帰ってくるだろう。デュエル・モンスターズの創始者には通用しないが。


「《トゥーン・サイバー・ドラゴン》と《DDD神託王ダルク》をリリースして、《トゥーン・アンティーク・ギアゴーレム:攻撃力3000・Lv8》をアドバンス召喚!」

「カード1枚をセットして、ターンエンド」

 歯車仕掛けの機械巨人が起きあがる。コミカルにされたようなデザインだ。召喚されたターンにアタックできないのが、《トゥーン》モンスターのウィークポイント。このモンスターが攻撃する場合、相手は魔法・罠カードでカウンターできない。貫通効果までも有する。《トゥーン・キングダム》によって、あらゆる破壊から護られている。赤馬零児には不利すぎる状況であろう。



【3ターン目:赤馬】LP1200、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
赤馬:永続魔法《地獄門の契約書》が発動中。魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。

ペガサス:《トゥーン・アンティーク・ギアゴーレム:攻撃力3000・Lv8》が攻撃表示。フィールド魔法《トゥーン・キングダム》が発動中。魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《地獄門の契約書》により、1000ポイントのダメージを受ける」

 《契約書》を残してしまえば、スタンバイフェイズにライフを要求されてしまう。《DDD神託王ダルク》がいてくれば、このダメージを生命回復へと変えれたであろう。赤馬零児は200ポイントまでライフを減らされた。前田隼人はガッツポーズをしそうな勢いだ。
 
「どうやら、あなたは崖っぷちまで追いこまれたようデース」

「このぐらいのリスクは計算内だ。勝利というリターンを得る。《地獄門の契約書》の効果を使って、《DD魔導賢者ガリレイ:攻撃力0・Lv10P》をデッキから手札へ加える」

「《DDネクロ・スライム》と《DDスワラル・スライム》を墓地融合!」

「自在に形を変える神秘の渦よ。異形の神を包みこみ、今一つとなりて新たな王を生みださん! 融合召喚! 生誕せよ! 《DDD烈火王テムジン:攻撃力2000・Lv6》!」

 《DDネクロ・スライム》を墓地除外すれば、《DDD》を融合召喚できる。炎の異次元悪魔が剣盾を構える。せっかくの融合召喚であるが、《トゥーン・アンティーク・ギアゴーレム》にパワーで負けている。赤馬社長にとって、《DDD烈火王テムジン》は中間管理職にすぎない。彼の実力が、わずかにも片鱗を見せようとする。


「スケール1《DD魔導賢者ガリレイ》とスケール10《DD魔導賢者ケプラー》を、ペンデュラム・ゾーンにセッティング!」

「《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン:攻撃力3000・Lv8P》2体を手札からペンデュラム召喚!」

「な、なんデスカ? こんなの、ありえまセーン!」

 《DD魔導賢者ガリレイ》と《DD魔導賢者ケプラー》が高い天井近くまで浮かび、振り子の両端となる。規則正しい揺れは、手足の無い大悪魔を降臨させる。バンデット・キースやデザイナー達は唖然としている。この次元には存在しないカードだ。赤馬零児は決闘経営を進ませる。

「《DD》が特殊召喚されたことで、《DDD烈火王テムジン》の特技を発揮する。《DDD神託王ダルク:攻撃力2800・Lv7》を墓地から特殊召喚する」

「ユーがモンスターを特殊召喚したことにより、トラップ《トゥーンのかばん》を発動しマース。そのモンスターをデッキへ戻しマース」

「永続罠《誤封の契約書》を発動するまで。罠カードの効果を無効化する」


「レベル8《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》で、オーバーレイ・ネットワークを構築!」

「2つの太陽が昇るとき、新たな世界の地平が開かれる! エクシーズ召喚! 現れいでよ! 《DDD双暁王カリ・ユガ:攻撃力3500・R8・O×2》! 」

 銀河を彷彿とさせるような光景だ。光粒子が星々のように輝きながら渦巻いている。それは玉座を吐きだす。そこに創業者が堂々と腰かける。《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》は墓地へ送られず、《DDD双暁王カリ・ユガ》のORUとなっている。これまでの概念を覆すようなプレイングに、ペガサスの脳すらも追いつけない。

「《DDD双暁王カリ・ユガのエクシーズ召喚により、フィールドのカード効果は無効化される。もっとも、ORU1つを取り除き、フィールドの魔法・罠カードを一掃しておくが。《契約書》も破棄だ」

 《DDD双暁王カリ・ユガ》の指先から、稲妻を撃ちだした。夢の古城も虚しく崩されていく。《DDD神託王ダルク》は、《地獄門の契約書》と《誤封の契約書》をシュレッダーにかけている。

「《DDD双暁王カリ・ユガ》で《トゥーン・アンティーク・ギアゴーレム》を攻撃する。《DDD神託王ダルク》と《DDD烈火王テムジン》により、ダイレクト・アタック!」

 《トゥーン・アンティーク・ギアゴーレム》は機械手で殴りかかろうとするも、《DDD双暁王カリ・ユガ》の落した雷を浴びせられる。《トゥーン・ワールド》を消されてしまえば、トゥーンモンスターは無敵さを失う。機械巨人は魂を抜かれたかのように倒れこむ。《DDD神託王ダルク》と《DDD烈火王テムジン》から斬撃を受けて、ペガサスはライフポイントを0にされてしまった。膝を屈すると、赤馬零児が手を差し伸べてきた。



「ミーの負けですか……」

「デュエルを交わしたことで、互いの理解も深まった。取引を願いたい」

「ワッツ?」

「ナンバーズというモンスター・シリーズのリストがある。サポートカードも含めて創ってほしい」

「ナンバーズ? 聞いたことないんだなぁ」

 忍者がファイルを差しだす。前田隼人は背後から覗きこんでいる。《No.102 光天使グローリアス・ヘイロー》というカードが目に入った。





【D-2:勝者は赤馬零児!】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

シュレツダー「呼ばれた気がした」
テムジンは社員をどんどん呼び出し、上司の命令で墓地から契約書を取ってくる……中間管理職(確信

No title

 U太さん、レスありがとうございます。

 テムジンは赤馬社長にこき使われていますね。チンギス・ハンが元ネタらしいですが、元の初代皇帝も大変そうです。
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