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D-11 天上院吹雪VSレジー・マッケンジー

「黒竜の聖騎士」闇【ドラゴン族・儀式・効果】☆×4
「黒竜降臨」により降臨。「黒竜の聖騎士」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが守備表示モンスターを攻撃したダメージステップ開始時に発動する。そのモンスターを破壊する。②:このカードをリリースして発動できる。手札・デッキから「レッドアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。
ATK1900 DEF1200


 漫画版GXのキャラですね。トラゴエディアの闇から解放されているので温厚になっています。

「どうしたの、フブキ? 私のことを忘れたの?」

「いやぁ。本当に知らないんだ」

 レジ―・マッケンジーというデュエリストに絡まれて、天上院吹雪は困っていた。彼女の話によれば、吹雪はアメリカのアカデミアへ留学して、レジーと仲良くなったそうだ。そんな記憶はない。真剣に迫ってくるので困ってしまう。会った女性を忘れることはないはずだが、とにかく記憶の底を漁ってみる。デニス・マックフィールドも距離を置いて眺めている。

「でも、おかしいわ。私の知っているフブキとは違う。マンジョウメもおかしい」

 タブレットPCを観ながら、レジーは呟いた。《おジャマ・イエロー》の着ぐるみをまとった万丈目が、お笑い芸人と掴みあっている。彼女の話によれば、天上院吹雪は鳥獣使いだという。《The アトモスフィア》や《トランスフォーム・スフィア》など心当たりもない。

「悩んでいても仕方ないわ。デュエルをしましょう。何か分かるかも」

「たしかに、それが一番だね。デュエルで語りあおう」



『デュエル!』



【1ターン目:マック】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

「私の先攻。《天空の使者ゼラディアス:攻撃力2100・Lv4》を手札から捨てることで、デッキからフィールド魔法《天空の聖域》を手札に加える。そして、発動!」

「モンスター1体を裏守備表示で伏せる。ターンエンド」

 テラフォーマーを使って、《天空の聖域》を引っ張ってきた。煌びやかな夜街は、白雲上の神殿地帯へと覆われていく。プロデュエリストのデュエルに、ギャラリーも集まってきた。この聖域では、天使族の戦闘によるプレイヤーへのダメージは0になる。《シャイン・エンジェル》や《マシュマロン》を伏せられると厄介だ。吹雪は対策ぐらい取ってあるが。



【2ターン目:吹雪】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
マック:モンスター1体が裏側守備表示でセットされている。フィールド魔法《天空の聖域》が発動中。


「僕のターン、ドロー。魔法カード《紅玉の宝札》を発動! レベル7《真紅眼の黒炎竜》を手札から墓地へ送り、2枚ドロー。さらに、デッキからレベル7《真紅眼の黒竜》を墓地へ送る」


「《マンジュ・ゴッド:攻撃力1400・Lv4》を召喚するよ。この召喚により儀式魔法《黒竜降臨》をデッキから手札に加える」

「レベル4《マンジュ・ゴッド》をリリースして、《黒竜降臨》を発動! 《黒竜の聖騎士:攻撃力1900・Lv4》を儀式召喚! このカードでセットモンスターを攻撃する」

 無数の腕を蠢かせて、不気味なる神が降りてくる。儀式召喚には必須のモンスターだ。ダークアーマーをまとった竜騎士が、黒竜に乗りて降臨した。はるか上空から、雲上へと向かって急降下していく。セットモンスターを瞬時にして斬った。攻撃対象が守備表示の場合、そのモンスターをダメージステップ開始時に破壊できる。《ジェルエンディオ:守備力0・Lv4》は戦闘破壊への耐性を持っているが、あっけなく除去できた。


「《黒竜の聖騎士》をリリース。デッキから《真紅眼の黒竜:攻撃力2400・Lv7》を特殊召喚!」

「《黒鋼竜:攻撃力600・Lv1》を手札から《真紅眼の黒竜》に装備する。装備モンスターは600ポイントのパワーアップ! カード2枚をセットして、ターンエンド」

 《黒鋼竜》が飛んできて、《真紅眼の黒竜》にまとわりつく。その攻撃力は3000ポイントにも達した。トラップ《レッドアイズ・バーン》もセットしておく。《真紅眼の黒竜》が破壊されても、2400ポイントのダメージを互いに受けるもの。



【3ターン目:マック】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
マック:フィールド魔法《天空の聖域》が発動中。

吹雪:《黒鋼竜》を装備した《真紅眼の黒竜:攻撃力3000・Lv7》が攻撃表示。魔法&罠ゾーンにカード2枚をセットしている。


「やっぱり、違う。私のターン、ドロー。《ヘカテリス:攻撃力1500・Lv4》を手札から捨てることで、永続魔法《神の居城-ヴァルハラ》をデッキから手札に加える。このカードを発動!」

「私のフィールドにモンスターはいない。《アテナ:攻撃力2600・Lv7》を手札から特殊召喚!」

 天空地帯に壮麗なる大神殿が現れる。大型の天使族で構成されたデッキなのだろう。《神の居城-ヴァルハラ》を軸として攻めていく戦術か。ギリシャ神話の女神が勇ましく、光柱の中を降りてきた。パワー押しのみでは来ないだろう。天上院吹雪は身構える。

「《ホーリー・ジェラル:攻撃力1000・Lv4》を召喚」

「天使族を召喚したことで、《アテナ》のスキルを使う。600ポイントのダメージを与える」

「《アテナ》のスキルは続く。《ホーリー・ジェラル》を墓地へ送り、《天空の使者ゼラディアス:攻撃力2100・Lv4》を蘇らせる。天使族の特殊召喚により、600ポイントのダメージを受けてもらうわ」

「《天空の聖域》が存在するという条件で、《ホーリー・ジェラル》は墓地へ送られた。私のライフを1000ポイント回復する」

 バーンにライフ回復まで駆使するとは。宝石天使の輝きを受けて、レジーのライフは5000ポイントまでアップしていく。《アテナ》は天使族を墓地から特殊召喚してくる。バーン能力と相まって強力なもの。杖先から撃ってきた雷を浴びて、吹雪のライフは2800ポイントまで焼かれている。この調子では、《レッドアイズ・バーン》も使えないだろう。


「手札から速攻魔法《魔法効果の矢》を発動する。装備魔法扱いの《黒鋼竜》を破壊して、500ポイントのダメージを与える。これで、《真紅眼の黒竜》の攻撃力も2400ポイントにダウンするわね」

「君は強いね。《黒鋼竜》がフィールドから墓地送りにされたことで、《レッドアイズダークネスメタルドラゴン》をデッキサーチ!」

「《アテナ》で《真紅眼の黒竜》を攻撃するわ」

 《真紅眼の黒竜》は裁きの雷に焼かれつくした。《魔法効果の矢》によるダメージもあり、ライフを2100ポイントまで減らされてしまう。《天空の使者ゼラディアス》からのダイレクト・アタックを受ければ、天上院吹雪の敗北は決まる。男性天使は翼を広げて、大空から斬りかかってきた。そう簡単に負けるわけにはいかない。ファンも応援してくれるから。

「ドラゴン族が戦闘破壊されたね。《霊廟の守護者:守備力2100・Lv4》を手札から特殊召喚するよ。ノーマル・モンスターが戦闘破壊されたことで、《真紅眼の黒竜》を墓地から手札に加える」

「さすがね。ターンエンド」

 老竜人が降りてきた。《天空の使者ゼラディアス》では《霊廟の守護者》を戦闘破壊できない。ノーマル・モンスターであるドラゴンも回収してくれる。相手の手札は0枚。このまま、エンドフェイズに入るしかない。



【4ターン目:吹雪】LP2100、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
マック:《アテナ:攻撃力2600・Lv7》&《天空の使者ゼラディアス:攻撃力2100・Lv4》が攻撃表示。フィールド魔法《天空の聖域》&永続魔法《神の居城-ヴァルハラ》が発動中。

吹雪:《霊廟の守護者:守備力2100・Lv4》が守備表示。魔法&罠ゾーンにカード2枚をセットしている。


「僕のターン、ドロー。《黒竜降臨》を墓地より除外して、《真紅眼融合》をデッキから手札に加える」

「ドラゴンをアドバンス召喚する場合、《霊廟の守護者》は2体分のリリースにできる。このカードをリリースして、《真紅眼の黒竜:攻撃力2400・Lv7》をアドバンス召喚!」

「魔法カード《黒炎弾》を発動! 2400ポイントのダメージを与える」

 《真紅眼の黒竜》は大きく羽ばたいて、レジー・マッケンジーに上空から迫る。《黒炎弾》を吐きつけて、自身の攻撃力分だけダメージを与える。2600ポイントまでライフを燃やした。この魔法を使えば、このターンに《真紅眼の黒竜》は攻撃宣言が不可となる。さらなる《レッドアイズ》を呼んで、迅速なる勝利へとつなげよう。


「《レッドアイズ》の存在により、永続罠《真紅眼の鎧旋》を発動する。《真紅眼の黒炎竜:攻撃力2400・Lv7》を墓地から特殊召喚する」

「レベル7の《レッドアイズ》モンスター2体で、オーバーレイ・ネットワークを構築! 《真紅眼の鋼炎竜:攻撃力2800・R7・O×2》をエクシーズ召喚!」

「ORU1体を取り除く。《真紅眼の黒竜:攻撃力2400・Lv7》を墓地から特殊召喚する」

 さっきのデュエル後に、デニス・マックフィールドがくれたモンスターだ。目を合わせると、ウィンクをしてきた。ORUを有している限り、カード効果によって破壊されない。相手が効果を発動させる度に、500ポイントのダメージを与える。実に強力な特殊能力を持っている。序盤から出しておけば、相手にとって脅威となるはず。

「《真紅眼の黒竜》を除外して、《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン:攻撃力2800・Lv10》を手札より特殊召喚する。モンスター効果を発動して、《真紅眼の黒炎竜:攻撃力2400・Lv7》を墓地より特殊召喚する」

「《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》で《アテナ》を、《真紅眼の黒炎竜》で《天空の使者ゼラディアス》を攻撃する。《真紅眼の鋼炎竜》でダイレクト・アタック!」

 《レッドアイズ》3体による黒炎放射が、雲地帯を舐めつくしていく。《天空の聖域》の加護が働いており、天使を戦闘破壊してもバトルダメージを与えられない。直接攻撃だけは別だ。《真紅眼の鋼炎竜》の放った黒炎弾は、レジー・マッケンジーのライフポイントを0にまで蒸発させた。拍手と歓声が周囲一帯から湧いてくる。



「このデュエルではっきりしたわ。あなたは私の知っているフブキとは違う」

 レジー・マッケンジーは小さく呟いた。
 後日、彼女は知ることになる。天上院吹雪のお茶目な一面を。




【D-11:勝者は天上院吹雪!】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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