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D-23 鮫島校長VS紫雲院素良

「サイバー・オーガ・プロトタイプ」地【機械族・効果】☆×4
「サイバー・オーガ・プロトタイプ」の②の効果は、1ターンに1度しか使用できない。①:このカードのカード名は、手札・フィールドに存在する限り「サイバー・オーガ」として扱う。②:このカードを自分メインフェイズに手札から墓地へ捨て、自分デッキまたは墓地から「サイバー・オーガ」2体を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
ATK1600 DEF900


 過去に書いたSSを再利用しています。《サイバー・オーガ》のサポート・オリカですね。

 デュエル・アカデミアは融合次元からの襲撃を受けていた。生徒達は次々とカードに変えられてしまい、ティラノ剣山らが何とか応戦している状態だ。オベリスク・フォースは強すぎる。校長室へも侵略者は襲いかかる。鮫島校長は仮面の決闘者軍を倒していくも、新たなる刺客を迎えることに。彼は溜息を吐いた。相手の姿に驚愕しているようだ。

「君のような子供までが、デュエリストをカードに変えるとは……」

「僕は紫雲院素良。さすがは、アカデミアの校長先生だね。こいつらで程度は物足りないでしょ? 僕とデュエルをしてくれないか?」

 大きな飴を舐めながら、愛らしい少年は挑戦してくる。その双眸で闇が渦巻いている。何者かに支配されているかのように。デュエルに勝てば、この闇を解き放てるだろうか。鮫島は決闘を受けることにした。広大なる校長室での戦いが始まろうとしている。

「よかろう。君は幼いが容赦はしない」

「そうでなくちゃ困るよ」



『デュエル!』



【1ターン目:鮫島】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

「私の先攻。《サイバー・エスパー:攻撃力1200・Lv4》を召喚。カード1枚を伏せて、ターンエンド」

 スマートな人型兵器が金属翅を広げて、天井間近へと浮びあがった。両脚はドリルのごとく尖っている。黄色い電光輪を、断続的に吐きだす。怪電波を発している様子が、ソリッド・ヴィジョンで視覚的に表現されている。



【2ターン目:素良】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
鮫島:《サイバー・エスパー:攻撃力1200・Lv4》が攻撃表示。魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「僕のターン、ドロー」

「《サイバー・エスパー》が攻撃表示で存在している。そのドローカードを確認させてもらう。《融合》か。君も融合召喚をするようだね」

 《サイバー・エスパー》が表側攻撃表示で存在すれば、相手がドローしたカードをチェックできる。情報アドバンテージを得られるのだ。怪光線を発して、紫雲院素良の引いたカードを強制公開させる。1枚程度を晒されても、そこまでの脅威はない。


「《ファーニマル・マウス:攻撃力100・Lv1》を召喚するよ。モンスター効果を使って、《ファーニマル・マウス:攻撃力100・Lv1》2体をデッキから特殊召喚!」

「手札の《エッジインプ・シザー》と、フィールドの《ファーニマル・マウス》3体を《融合》!」

「悪魔の爪よ! 野獣の牙よ! 神秘の渦で1つとなりて、全てを噛み砕け! 融合召喚! 《デストーイ・シザー・ウルフ:攻撃力2000・Lv6》!」

 ネズミのマスコットらが可愛らしくそろう。この特殊能力を使えば、このターン、《デストーイ》しかエクストラデッキから呼びだせない。鋏型の金属悪魔も現れて、融合渦へと巻きこまれていく。紫雲院素良は両拳を合わせて、融合召喚を完成させる。青狼のヌイグルミが跳びだしてきた。鋏が生えて、口中では三白眼がぎらついている。ソラからも不気味な臭いが漏れている。


「《デストーイ・シザー・ウルフ》は融合素材の数だけ攻撃できるんだ。いっくよ!」

 《デストーイ・シザー・ウルフ》に跳び乗られてしまい、《サイバー・エスパー》は機械片へと変えられた。ライフを3200ポイントまで抉られる。さらなる連続攻撃を浴びれば、鮫島の敗北確定となるだろう。サイバー流道場の元師範代だけあり、その程度では追いつめられない。一息を吐いてから、トラップカードをリバースさせる。

「モンスターが戦闘破壊されたことで、罠カード《バイロード・サクリファイス》を発動する。《サイバー・オーガ:攻撃力1900・Lv5》を手札から特殊召喚!」

「パワーでは僕が勝っているね。続けて攻撃するまで」

「《サイバー・オーガ》を手札から捨てることで、その戦闘を無効にする。《サイバー・オーガ》の攻撃力は2000ポイントアップする」

「これじゃあ、バトルフェイズは終了するしかない。カード2枚をセットして、ターンエンド」

 鋼鉄の機械鬼は、《デストーイ・シザー・ウルフ》を掴んで投げ返した。3900ポイントのパワーともなれば、ソラも手を出せない。鮫島の番が回ってくれば、圧倒的な力で攻められるはず。紫雲院素良は余裕満々で、棒付き飴を味わっているようだが。



【3ターン目:鮫島】LP3200、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
鮫島:《サイバー・オーガ:攻撃力3900・Lv5》が攻撃表示。

素良:《デストーイ・シザー・ウルフ:攻撃力2000・Lv6》が攻撃表示。魔法&罠ゾーンにカード2枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《サイバー・オーガ・プロトタイプ》を手札から捨てることで、《サイバー・オーガ》2体をデッキと墓地から手札へ加える」

「《サイバー・オーガ》2体を《融合》する。《サイバー・オーガ・2:攻撃力2600・Lv7》を融合召喚!」


「《サイバー・オーガ・2》で《デストーイ・シザー・ウルフ》を攻撃する。攻撃対象の攻撃力の半分だけ、《サイバー・オーガ・2》はパワーアップできる」

「残念だけど、それは通さないよ。罠カード《びっくり箱》を発動! 《サイバー・オーガ・2》の攻撃を無効にする。《サイバー・オーガ》を墓地へ送り、その攻撃力分だけ、アタック・モンスターをパワーダウンさせるからね!」

 《デストーイ・シザー・ウルフ》の攻撃力の半分だけ、《サイバー・オーガ・2》はダメージステップ・エンドまでパワーアップできる。そんな能力を塗り潰すかのように、素良は罠を起動させる。ボクサーグローブが《びっくり箱》から吐きだされて、《サイバー・オーガ》を殴りつけた。鋼鉄鬼は宙に放物線を描いてから、仲間へとぶつかる。折れた角に刺されて、《サイバー・オーガ・2》は1700ポイントまでパワーダウンさせられた。金属隗という巨体が床へ沈んでいる。ソラはペロペロ・キャンディーを舐めながら、無邪気に笑っていた。

「魔法カード《ハンマーシュート》を発動する。攻撃力の最も高い《デストーイ・シザー・ウルフ》を破壊する。ターンエンド」

 《サイバー・オーガ・2》は起きあがり、巨大槌を振りおろす。《デストーイ・シザー・ウルフ》はペチャンコに押し潰された。これで、連続攻撃を回避できる。もはや、純粋無垢な子供笑みではない。ソラから零れている雰囲気が、薄灰色に濁ってきている。



【4ターン目:素良】LP4000、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
鮫島:《サイバー・オーガ・2:攻撃力700・Lv7》が攻撃表示。

素良:魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「こっちのアカデミア校長だと期待はしていたけどね。この程度か。僕のターン、ドロー。罠カード《融合準備》を発動。《デストーイ・ホイールソウ・ライオ》をエクストラ・デッキから見せる。《エッジインプ・ソウ》をデッキサーチして、《融合》を墓地から手札へ加える」

「《エッジインプ・ソウ》と《ファーニマル・ライオ》を手札《融合》!」

「悪魔宿りし鉄の歯よ。牙剥く野獣と1つとなりて、新たな力と姿を見せよ。融合召喚! 現れ出ちゃえ! すべてを切り裂く百獣の王! 《デストーイ・ホイールソウ・ライオ:攻撃力2400・Lv7》!」

「こいつのモンスター効果で、《サイバー・オーガ・2》を破壊して、その攻撃力分のダメージを受けてもらうよ!」

 キャンディーを噛み砕いて、棒を投げ捨てる。ソラの笑顔は歪みきっている。バトルシティ映像の決勝戦で目にした、マリク・イシュタールのようだ。顔面に回転鋸を融合させた獅子が、《サイバー・オーガ・2》へ体当たりを仕掛けてきた。鋭い爪を振りかざす凶暴さ。鋼鉄製の皮膚すらも、火花を吹かせながら切断していく。大爆炎に包まれて、鮫島のライフは600ポイントまで追いこまれた。このターン、《デストーイ・ホイールソウ・ライオ》は直接攻撃できないが。


「《エッジインプ・DTモドキ:攻撃力1300・Lv4》を召喚して、墓地の《デストーイ・シザー・ウルフ》と攻守を同じくする。ダイレクト・アタック!」

「君は何者だ?」

 小物を寄せ集めたヌイグルミもどきは、青狼姿となりて駆けていく。《デストーイ》を自分墓地から選んで、その攻守を得たようだ。鮫島に喰らいつき、そのライフポイントを0へと屠った。ソラが光を放つと、鮫島はデュエルモンスターズのカードとなる。そいつを掴んで、悪魔少年は呟く。

「そこそこ実力はあるようだけど、僕には勝てないね。遊城十代という決闘者だったら、僕の相手になれるかな。顔無きスフィンクスというヤツが、プロフェッサーに契約をもちかけてきた。赤馬零児の協力者となりうる邪魔者は潰さないとね」





【D-23:勝者は紫雲院素良!】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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