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D-28 クロノス・デ・メディチVS紫雲院素良-後篇

「デストーイ・ハンド」装備魔法
①:自分フィールドに「デストーイ」モンスターが表側表示で存在する場合に、相手墓地からモンスター1体を対象として発動できる。そのカードを自分フィールドに「デストーイ」モンスター扱いとして特殊召喚する。このカードを、そのモンスターに装備する。このカードがフィールドから離れた時、装備モンスターを除外する。②:装備モンスターのレベルかランク1つにつき、自分モンスターゾーンに表側表示で存在する「デストーイ」モンスターの攻撃力は100ポイントアップする。


 過去に書いたSSを再利用しまくっています。《コミックハンド》を意識して考えたオリカです。

「私のターン、ドロー。《古代の機械合成獣》をリリースして、《古代の機械巨人:攻撃力3000・Lv8》をアドバンス召喚! 《デストーイ・ホイールソウ・ライオ》を攻撃するノーネ」

 《歯車街》が発動しているので、リリース1体で召喚できる。《古代の機械巨人》は金属拳を握った。緩慢な動きであるが、迫るような力強さに満ちている。ゆっくりと確実に《デストーイ・ホイールソウ・ライオ》を殴り潰す。タテガミの円形鋸を折って、ヌイグルミを無残な姿へと変える。ソラのライフも3400ポイントまで減らした。悔しそうに地団太を踏んでいる。

「これで、ターンエンド」

「たかが1体を戦闘破壊したぐらいで、調子に乗らないでねっ!」

「別に調子に乗っていないノーネ」



【5ターン目:素良】LP3400、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
素良:《デストーイ・チェーン・シープ:攻撃力2000・Lv5》が攻撃表示。魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。

クロノス:《古代の機械巨人:攻撃力3000・Lv8》が攻撃表示。フィールド魔法《歯車街》が発動中。


「僕のターン、ドロー。ターンエンド」

 《古代の機械巨人》は貫通効果を有しているせいか、《デストーイ・チェーン・シープ》を守備表示へと変更しない。キュートなヌイグルミ天使は、金属の寄生虫に憑かれている。不規則な振動を刻みながら、危うく視線を彷徨わせている。クロノスはディスク機能を使って、カードテキストをチェックした。戦闘破壊しても、800ポイントのパワーアップをして復活を遂げる。攻撃宣言をすれば、ダメージステップ終了時まで効果全てを封じられるようだ。

「オジさんもカードにしてやるからね。エクシーズ次元の負け犬どものように、狩りつくしてやるんだ」

「デュエルは光。誰かを傷つけるための手段ではないノーネ」

 ソラは怒りいっぱいに、対戦相手を睨みあげている。どういう教育を受ければ、こんな子供が闇に追いこまれるのだろう。クロノスは心を深く痛めた。それにしても、エクシーズ次元とは何だろうか。オベリスク・フォースも融合次元がどうのと言っていた。



【6ターン目:クロノス】LP2000、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
素良:《デストーイ・チェーン・シープ:攻撃力2000・Lv5》が攻撃表示。魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。

クロノス:《古代の機械巨人:攻撃力3000・Lv8》が攻撃表示。フィールド魔法《歯車街》が発動中。


「私のターン、ドロー。《古代の機械巨人》で《デストーイ・チェーン・シープ》を攻撃するノーネ」

 超重量を拳に乗せてから、《古代の機械巨人》は《デストーイ・チェーン・シープ》も叩き潰した。鉄鎖数本が地面を貫いて、青空へと伸びあがっていく。ヌイグルミ悪魔も跳躍して、自己蘇生をしてきた。攻撃力も2800ポイントまでアップしている。ソラのライフを2400ポイントまで減らせた。幼き少年は、すっかりと膨れている。

「また、僕のモンスターを破壊してくれたなっ!」

「《古代の機械歯車》を手札から捨て、魔法カード《古代の採掘機》を発動するーノ。魔法カード1枚をデッキからセットするノーネ。ターンエンド」

 デュエル・ディスクのチェック機能が働いており、セットカードは非公開となる。推理をすれば、何を仕掛けたのかは分かりそうなもの。デュエルの実力はあるようだけど、精神的にも幼い少年だ。クロノスは、そう判断をした。厳しい教育的指導と愛情が必要であろう。



【7ターン目:素良】LP2400、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
素良:《デストーイ・チェーン・シープ:攻撃力2800・Lv5》が攻撃表示。魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。

クロノス:《古代の機械巨人:攻撃力3000・Lv8》が攻撃表示。フィールド魔法《歯車街》が発動中。魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「僕のターン、ドロー。どうやら、僕の勝ちで決まりだね。罠カード《デストーイ・カスタム》を発動して、《ファーニマル・キャット:攻撃力700・Lv1》を墓地から特殊召喚する。このモンスターを融合素材とするとき、《デストーイ》扱いにできる」

「魔法カード《魔玩具融合》を発動! フィールドの《ファーニマル・キャット》、墓地の《エッジインプ・DTモドキ》と《デストーイ・ホイールソウ・ライオ》を除外する」

「悪魔宿りし非情の玩具よ。刃向かう愚民を、根こそぎ滅ぼせ! 融合召喚! 現れ出でよ! 全ての玩具の結合魔獣! 《デストーイ・マッド・キマイラ:攻撃力2800・Lv8》!」

 ソラは両拳を合わせて突きだす。《エッジインプ・DTモドキ》は《デストーイ》扱いとされる。それらが融合渦へと吸いこまれていく。クマのヌイグルミが立ちあがる。その背後から鉄首二本が伸びあがった。ヌイグルミの顔を生やしている。これまでの《デストーイ》と比べても、桁違いの巨大さ。子供が目にすれば、悪夢にうなされてしまいそうだ。

「装備魔法《デストーイ・ハンド》を発動する。《古代の機械合成獣:攻撃力2300・Lv6》を、《デストーイ》扱いで相手墓地から特殊召喚する。そのレベルまたはランク1つにつき、《デストーイ・マッド・キマイラ》の攻撃力は100ポイントアップする」

 それだけじゃない。モンスター1体を奪うだけでも、《デストーイ・マッド・キマイラ》は300ポイントのパワーアップをする。攻撃力を3700ポイントまで荒れ狂う。《古代の機械合成獣》は玩具手にこねくり回されて、ホラーなヌイグルミへと変えられてしまった。主に牙を剥ける。ソラは勝利の確信に溺れきっている。クロノスが何を仕掛けているのか、全く考慮していないようだ。


「《デストーイ・マッド・キマイラ》で《古代の機械巨人》を攻撃するよ」

「速攻魔法《リミッター解除》をリバース! 《古代の機械巨人》の攻撃力は倍になるノーネ」

 《古代の採掘機》によって伏せられた速攻魔法だ。《古代の機械巨人》は赤く染まり、鉄拳を振りあげる。6000ポイントのパワーを、《デストーイ・マッド・キマイラ》へぶつけた。ピンクのベアーを粉砕して、綿と鉄片の雨を降らせる。反撃の戦闘破壊に成功して、ソラのライフも100ポイントまで追いこめた。幼き少年は呆然としている。《リミッター解除》の代償は重く、関節部分を中心として壊れかかっており、今にも崩れてしまいそうだ。

「それを使ったら、エンドフェイズに《古代の機械巨人》は破壊されるんだよね。それなら、大丈夫だ。ターンエンド」

 《古代の機械巨人》は自壊した。クロノスのフィールドにはモンスターはなく、ソラのフィールドには《古代の機械合成獣》と《デストーイ・チェーン・シープ》が残っている。《デストーイ・ハンド》のエフェクトにより、《デストーイ・チェーン・シープ》は3400ポイントまでパワーアップしている状態で。それゆえに、紫雲院素良は慢心していた。



【8ターン目:クロノス】LP100、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
素良:装備魔法《デストーイ・ハンド》を装備した《古代の機械合成獣:攻撃力2300・Lv6》&《デストーイ・チェーン・シープ:攻撃力3400・Lv5》が攻撃表示。

クロノス:フィールド魔法《歯車街》が発動中。


「私のターン、ドロー。《古代の機械兵士:攻撃力1300・Lv4》を召喚」

「魔法カード《古代の機械爆弾》を発動するノーネ。《古代の機械兵士》を破壊して、その攻撃力の半分だけ、ダメージを与えるーノ」

「そんな……」

 《古代の機械巨人》は崩壊するも、勝負は簡単についた。《古代の機械兵士》は爆弾を投げつけて、ソラを吹きとばした。ライフポイントも0にまで落とした。わなわなと身震してから、怒鳴りだす。年相応の子供らしく、癇癪を大爆発させている。紫雲院素良の全身が輝きだした。少年は焦りだす。



「僕が負けるはずがないんだ。もう一度、勝負をしろよ。今度は絶対に潰してやるから! くそっ! 帰還装置が……。待ってよ。もう一回だけ戦って勝つから……」

 その言葉を残して、ソラは消えていった。





【D-28:勝者はクロノス・デ・メディチ!】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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