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D-30 融合次元の支配者

「憑依解放」永続罠
「憑依解放」の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分の「霊使い」モンスターは戦闘では破壊されない。②:自分の「憑依装着」モンスターの攻撃力は、相手モンスターに攻撃するダメージ計算時のみ800アップする。③:このカードが魔法&罠ゾーンに存在し、自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された場合にこの効果を発動できる。そのモンスター1体の元々の属性と異なる属性を持つ守備力1500の魔法使い族モンスター1体を、デッキから表側攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚する。


 敵側について書きます。

 そいつは突然にして現れた。
 プロフェッサーを洗脳し、多くの決闘戦士を操っている。
 その姿は、スフィンクスを連想させるもの。豪壮なる三重冠をかぶった暗黒獣。顔は闇で覆われており、どんな表情をしているのか伺えない。同一空間に存在するだけで、正気度を削られていきそうだ。そいつは、無貌の神、顔無きスフィンクス、ナイアルラトホテップと名乗った。
 ユーリ達は広間にて、そいつにひざまづく。重低音が頭上から響いてくる。

「我は神世界よりの使者。その意思を代行して、アクション・デュエルを消し去ることにした」

 ナイアルラトホテップの目的は、スタンダード次元にあるというアクション・デュエルを抹消すること。神世界というのは、神々が住む場所だという。神々の一部が、あらゆる次元を創造したらしい。ユーリには信じられないことだ。それでも、その代行者が目前に浮いている。

「神次元の者達は不満を漏らしている。アクション・デュエルは害悪であると」

 近代的な設備に覆われた空間であるも、足元には魔法陣が広がっている。ずいぶんとオカルト的な光景だ。鷹の翼で羽ばたいている顔無きスフィンクス。その近くでは、少年が嗤っている。赤い帽子をかぶっており、目元を隠している。

「タッグ・フォース次元の決闘者も、この意見には賛同している。カードは拾って発動するもんじゃない。あんなモノはデュエルと認めない。オベリスク・フォースの雑魚では心許ないよな。バリアン七皇とやらに負けたんだろう? 俺らが参戦してやるよ」

「貴様っ! 何者だ⁉」

「よせっ!」

 ユーリは止めようとするも、オベリスク・フォースの一員は突っかかる。誇りを汚されて、憤怒に燃えている。決闘盤を広げて、赤帽子の少年と向いあう。

「やるのか。いいぜ。俺はコナミ君。借りもんのデッキで遊んでやるよ」



『デュエル!』



【1ターン目:コナミ君】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

「俺の先攻。モンスター1体を裏守備表示で置く。カード3枚をセットして、ターンエンド」



【2ターン目:オベリスク・フォース】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
コナミ君:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法&罠ゾーンにカード3枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。魔法カード《影依融合》を発動する。《シャドール・ファルコン》と《シャドール・ハウンド》を手札融合して、《エルシャドール・ミドラーシュ:攻撃力2200・Lv5》を融合召喚!」

「《シャドール・ファルコン:守備力1400・Lv2》が効果によって墓地送りとなった。このカードを裏守備表示で特殊召喚する。《シャドール・ハウンド》も効果により墓地へと送られた。そのセットカードを表側攻撃表示に変更する。これが、《シャドール》の力だ!」

「残念だったな。罠カード《異次元グランド》を発動した。このターン、墓地送りとなるモンスターは除外される。よって、《シャドール・ファルコン》と《シャドール・ハウンド》は効果を使えない」

 ダークカラーのオベリスク・フォースは両拳を合わせて、融合召喚のポーズをとる。《シャドール・ファルコン》と《シャドール・ハウンド》は融合渦に呑みこまれるも、そのまま除外されしまう。カード効果によって墓地へ落されると、《シャドール》は特殊効果を発揮できるはず。それすらも封じられた。コナミ君は右手甲をあげて嗤う。そこには、スフィンクスの痣が刻まれている。


「ならば、《エルシャドール・ミドラーシュ》でセットモンスターを攻撃するまで!」

「永続罠《憑依解放》を発動! 《闇霊使いダルク:守備力1500・Lv3》は戦闘破壊されない」

「《闇霊使いダルク》のリバース効果も発揮される。闇属性である《エルシャドール・ミドラーシュ》のコントロールを奪う。

 緑髪の少女人形が、竜人形に乗っている。《エルシャドール・ミドラーシュ》はダークブレスを吐きつけるも、《闇霊使いダルク》を倒せない。ユーリやオベリスク・フォース達は目を瞠っている。ダルクの姿が、あまりにも違いすぎるのだ。カードイラスト自体、元々からして中性的であった。こちらは完全に女の子としか言様がない。レッドカラーのカチューシャでボブカットをまとめている。ノースリーブのブラウスに、ブラックのホットパンツ姿と衣装も違う。身長も低めであり、お人形さんみたいな容姿である。《D・ナポレオン》の代わりに、ドクロをかかえた《クリボー》を肩に乗せている。

「どういうことだ。カードイラストが変わっているじゃないか……」

「カードイラストを自分好みに合わせて描きかえる。我が特殊能力である」

 顔無きスフィンクスの重低音が響く。ユーリ達は戦慄した。これが大邪神の力であるのか。やりたい放題じゃないかと。ダルクは可愛らしい少女姿となっても、ヤンチャ少年ぽい表情をしている。杖をかかげて、《エルシャドール・ミドラーシュ》を従わせる。効果破壊に耐性を有しているとはいえ、コントロール奪取までは防げない。

「くっ。モンスター1体を伏せる。カード1枚をセットして、ターンエンド」



【3ターン目:コナミ君】LP4000、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
コナミ君:《エルシャドール・ミドラーシュ:攻撃力2200・Lv5》が攻撃表示。《闇霊使いダルク:守備力1500・Lv3》が守備表示。魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。

オベリスク・フォース:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。《闇霊使いダルク》と闇属性である《エルシャドール・ミドラーシュ》を墓地へ送り、《憑依装着-ダルク:攻撃力1850・Lv4》をデッキから特殊召喚する。この方法により特殊召喚したんだ。《憑依装着-ライナ:攻撃力1850・Lv4》をデッキサーチ。こいつを召喚!」

 ダルクの姿は、憑依装着となっても変わらない。《憑依装着-ライナ》の姿こそ変わらないが、衣装だけ変わっていた。シスターのように修道服をまとっている。カードイラストでは魔導服を着ていたのに。これも、顔無きスフィンクスの仕業であろうか。《エルシャドール・ミドラーシュ》は墓地送りとなり、オベリスク・フォースは《影依融合》を墓地より回収する。


「《憑依装着-ダルク》でセットモンスターを攻撃する。《憑依解放》の効果を忘れるなよ。モンスターの攻撃を仕掛ける場合、800ポイントのパワーアップをする」

「罠カード《堕ち影の蠢き》を発動する。《シャドール・ドラゴン》をデッキから墓地へ送り……」

「ライフ半分を払い、カウンター罠《神の宣告》を発動するぜ。そいつを無効にして破壊する」

 《堕ち影の蠢き》は《神の宣告》により、発動自体を封じられた。《シャドール・ドラゴン》をカード効果によって墓地へ送れば、《憑依解放》を破壊できたであろうに。ダルクはネクタイを揺らして、クリボーへ支持を出す。ドクロを投げさせて、《シャドール・リザード:守備力1000・Lv4》のメタルボディを粉砕した。2650ポイントのパワーによる貫通攻撃ゆえ、オベリスク・フォースのライフを2350ポイントまで減らす。

「《シャドール・リザード》のリバース効果を発動する。《憑依装着-ライナ》を破壊!」

「まぁ、いいや。手札から速攻魔法《ディメンション・マジック》を発動しておく。《憑依装着-ダルク》をリリースして、《ブリザード・プリンセス:攻撃力2800・Lv8》を手札から特殊召喚」

「《ブリザード・プリンセス》でダイレクト・アタック!」

 《シャドール・リザード》は戦闘破壊されるも、金属破片を破裂させる。《憑依装着-ライナ》は全身を傷つけられ消滅した。《憑依装着-ダルク》をリリースして、氷の王女ちゃんを呼びだす。愛らしい容姿をしているも、彼女の怪力ぶりは凄まじい。彼女は氷の巨大球体を叩きつけて、オベリスク・フォースを床へと転がせた。そのライフは0と落ちていく。

「まっ、俺の勝ちだ。このデッキはスフィンクスに返しておくぜ。俺のタイプじゃねぇ」

 こうして、コナミ君は去っていった。





 顔無きスフィンクスは、前脚を振りあげる。それを床へと叩きつけた。床一面に魔法陣が広がって、そこからデュエリストの群れが湧きあがっていく。彼らの右手甲には、スフィンクスの痣が刻まれている。邪神は重低音ボイスを這わせた。

「異次元より決闘者を呼びだし操る。我が能力をもって、スタンダード次元を滅する!」





【D-30:勝者はコナミ君!】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

漫画版ARC-Vでは黒咲のRRエクシーズモンスターは相手とのライフ差が条件で攻撃力がアップする効果みたいですね。召喚しただけでこの効果は強いですね。漫画版のセルゲイそのものですね。今回は遊矢のペンデュラムスケールのカード効果が使われましたね。そして遊矢は二重人格ではなく四重…。

No title

 スターダストさん、レスありがとうございます。

 漫画版の黒咲は、独特の《RR》を使うようですね。ダメージを受けても逆転できる感じですか。

 こちらの遊矢は、すでにユートらを取りこんでいますね。そこへ至った過程も気になります。
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