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D-36 権現坂VSパンドラ

「魔道化リジョン」闇【魔法使い族・効果】☆×4
「魔道化リジョン」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに魔法使い族モンスター1体を表側攻撃表示でアドバンス召喚できる。②:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。自分のデッキ・墓地から魔法使い族の通常モンスター1体を選んで手札に加える。
ATK1300 DEF1500


 過去に書いたSSを大改変して再利用しています。

 権現坂はディヴァインを倒した。
 それでも、脅威は去ったわけでない。新たなる刺客が迫ろうとしている。
 周囲の空間が揺らいでいく。
 気がつけば、権現坂は薄暗い部屋に立っていた。壁一面に拷問器具や仮面が飾られている。床の大きな窪みには、魔法陣が描かれている。権現坂と対峙するかのように立っているのは、仮面の奇術師であろうか。その右手甲には、ディヴァインと同様に痣が刻印されている。ショットガンシャッフルをして、デッキをディスクへセットする。

「私はパンドラ。スフィンクス様の命により、あなたとデュエルをします」

 パンドラは天井から垂れている鎖を引いた。拘束具が飛びだして、パンドラと権現坂の両足をロック。窪みの円周上で、巨大鋸が高速回転をしだす。

「奇術師パンドラが、世紀の大脱出ショーをお目にかけましょう! 大仕掛けな奇術に使われる、回転式の鋸です。こいつが移動するレールには、数字が描かれている。ライフポイントが減るたびに、足へと近づいてくるのですよ。負けた方が身を刻まれる悪夢のゲーム!」

 パンドラは説明を続ける。互いの足元に、小箱が置かれている。相手ライフを0にできれば、開いて鍵を取りだせるという。そいつで拘束を解ける。

「楽しませてあげますよ。これから始まる、悪夢のショーをね!」

「けしからん! デュエルで命を弄ぶなど!」



『デュエル!』



【1ターン目:権現坂】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

「俺の先攻。モンスター1体を裏守備表示でセットして、ターンエンド」



【2ターン目:パンドラ】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
権現坂:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。


「私のターン、ドロー。《魔道化リジョン:攻撃力1300・Lv4》を召喚。カード1枚を伏せましょう」

「魔法カード《手札抹殺》を発動! 互いに手札全てを捨て、その枚数分だけドロー」

 パンドラが捨てたのは、《ブラック・マジシャン》2体に《死者転生》である。手札事故を《手札抹殺》で回避したようだ。権現坂も、その恩恵を被る。《超重武者装留ダブル・ホーン》や《超重武者グロウ-V》、《超重武者カブ-10》を墓地送りとする。

「自分墓地に魔法・罠は存在せず、《超重武者グロウ-V》が墓地へ送られた。デッキの上からカード5枚を確認して、好きな順番で置きなおす」


「500ポイントのライフを払い、魔法カード《スター・ブラスト》を発動しましょう。手札の《ブラック・マジシャン:Lv7》をレベル6へダウン!」

「《魔道化リジョン》が存在する限り、魔法使いを表側攻撃表示で追加召喚できる。《魔道化リジョン》をリリースして、《ブラック・マジシャン:攻撃力2500・Lv7》をアドバンス召喚!」

「《魔道化リジョン》はフィールドから墓地へ送られました。《ブラック・マジシャン》を墓地より回収!」

「セットモンスターを攻撃しましょう。ブラック・マジック!」

 道化師めいた魔法使いを生贄とし、《ブラック・マジシャン》を呼びだす。褐色肌であり、邪悪そうな面構えをしている。《魔道化リジョン》を墓地送りにしたことで、パンドラは《ブラック・マジシャン》を手札へと加えた。黒魔術師は暗黒呪文を詠唱して、黒き爆撃を放つ。権現坂が伏せていたのは、《超重武者タイマ-2:守備力300・Lv1》である。

「このカードは戦闘破壊されない」

「《ブラック・マジシャン》をリリースして、手札から速攻魔法《ディメンション・マジック》を発動しましょう。《ブラック・マジシャン:攻撃力2500・Lv7》を手札から特殊召喚して、《超重武者タイマ-2》を破壊します。ダイレクト・アタック!」

「相手が直接攻撃を宣言した。《超重武者グロウ-V》を墓地より除外し、デッキトップをめくる。そのカードは《超重武者ビッグベン-K》! 《ブラック・マジシャン》の攻撃力を0にする」

 《ブラック・マジシャン》乱舞と言えようか。邪悪なる黒魔術師は、笑みを刻みながら黒魔導を撃ちこむ。《超重武者タイマ-2》は鉄破片の塊とされた。権現坂へ暗黒魔法が迫ってくるも、不動の決闘者は微動だにせず。両目を閉じてから、右拳を突きだした。迫りくる暗黒弾を粉砕して、己へのダメージを0にする。《超重武者グロウ-V》によりデッキトップを操作したので、防御能力は確実に発動できたであろうか。パンドラは不満そうに吐き捨てる。

「くっ。ターンエンド」



【3ターン目:権現坂】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
権現坂:無し。

パンドラ:《ブラック・マジシャン:攻撃力2500・Lv7》が攻撃表示。魔法・罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。《超重武者カゲボウ-C:攻撃力500・Lv3》を召喚」

「《超重武者カゲボウ-C》をリリースして、モンスター効果を発動する。《超重武者ビッグベン-K:守備力3500・Lv8》を手札から特殊召喚!」

「その特殊召喚に対して、罠カード《黒魔術復活の棺》を発動する。《超重武者ビッグベン-K》と《ブラック・マジシャン》を墓地へ送ることで、《ブラック・マジシャン:攻撃力2500・Lv7》を墓地から復活させましょう!」

 機械・虚無僧は尺八を吹いて、エース・モンスターを呼びだす。その特殊召喚をトリガーとして、《黒魔術復活の棺》を発動されてしまう。《ブラック・マジシャン》もろとも、《超重武者ビッグベン-K》は魔導棺に閉じこめられた。そのまま、墓地へと引きずりこまれる。《ブラック・マジシャン》は蘇り、空中へ浮かびあがった。邪悪な眼差しを、対戦相手に刺してくる。


「俺の墓地には、魔法・罠カードがない。《超重武者ホラガ-E:守備力600・Lv2・チューナー》を手札から特殊召喚する。《超重武者装留シャイン・クロー》を手札から装備して、攻守を500ポイントアップ! これで、ターンエンド」



【4ターン目:パンドラ】LP3500、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
権現坂:《超重武者装留シャイン・クロー》を装備した《超重武者ホラガ-E:守備力1100・Lv2・チューナー》が守備表示。

パンドラ:《ブラック・マジシャン:攻撃力2500・Lv7》が攻撃表示。


「私のターン、ドロー。魔法カード《千本ナイフ》を発動! 《超重武者ホラガ-E》を破壊する」

「《超重武者カゲボウ-C》を墓地除外することで、《超重武者》を対象とした効果を無効にする」

 《ブラック・マジシャン》がナイフを大量に浮かばせた。それらを魔力で高速射出していく。虚無僧型の機械兵が、《超重武者ホラガ-E》の前に立ちはだかる。尺八を吹いて、バリア装置を起動させた。マシンガンのようにナイフを撃ちこまれるも、ことごとく弾き返す。《ブラック・マジシャン》の専用魔法も通じない。パンドラも焦ってきたのか、悲鳴のごとく攻撃宣言を絶叫させる。

「《ブラック・マジシャン》よ! ブラック・マジックを唱えよ!」

「《超重武者装留シャイン・クロー》を装備したモンスターは、戦闘破壊されない!」

 《ブラック・マジシャン》が杖先に闇魔力を凝縮してから、一気に大爆発させた。《超重武者ホラガ-E》は黒炎流に包囲されるも、機械腕が全て防いでくれる。ダメージも発生しないので、回転鋸は止まっている状態だ。権現坂昇へ1mmたりとも近づかない。

「これが不動流というモノか。何とも固すぎる。ターンエンド」



【5ターン目:権現坂】LP4000、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
権現坂:《超重武者装留シャイン・クロー》を装備した《超重武者ホラガ-E:攻撃力500・Lv2・チューナー》が攻撃表示。

パンドラ:《ブラック・マジシャン:攻撃力2500・Lv7》が攻撃表示。


「俺のターン、ドロー。不動流の本気は、この程度ではない。《超重武者装留シャイン・クロー:攻撃力500・Lv2》を装備状態から特殊召喚する!」

「《超重武者テンB-N:攻撃力800・Lv4》を召喚。この召喚により、《超重武者カブ-10:守備力2000・Lv4》を墓地から特殊召喚する」

「レベル4《超重武者テンB-N》とレベル4《超重武者カブ-10》に、レべル2《超重武者ホラガ-E》をチューニング!」

「荒ぶる神よ。千の刃の咆哮と共に、砂塵渦巻く戦場に現れよ! シンクロ召喚! いざ出陣! 《超重荒神スサノ-O:守備力3800・Lv10》!」

 《超重武者装留シャイン・クロー》は《超重武者ホラガ-E》の装備状態から解除されて、モンスター状態となる。《手札抹殺》により墓地待機をしている《超重武者カブ-10》は、《超重武者テンB-N》の特殊効果で復活した。小武者が法螺貝を吹いて、シンクロを始める。《超重武者ビッグベン-K》よりも豪気な荒神機が、権現坂の前で構えこむ。パンドラは後悔を始めた。《手札抹殺》を使ったことを。権現坂を大きく有利にしている気がする。


「俺の墓地には、魔法・罠カードがない。《超重荒神スサノ-O》の特殊効果を発動! 相手墓地から魔法カード《死者転生》を自分陣地に伏せる。さっそく、使うぞ! 手札1枚を捨てることで、《超重武者装留ダブル・ホーン》を墓地より回収する」

「手札から《超重武者装留ダブル・ホーン》を、フィールドから《超重武者装留シャイン・クロー》を、《超重荒神スサノ-O》に装備する。守備力は4300ポイントにまでアップ!」

「《超重荒神スサノ-O》は守備表示のまま攻撃できる。《ブラック・マジシャン》を斬る!」


『クサナギソード斬!』


 《超重武者装留ダブル・ホーン》は強豪なる角になり、《超重武者装留シャイン・クロー》は鋭き爪となり、《超重荒神スサノ-O》に機甲装着された。その超重量ボディが、《ブラック・マジシャン》へ向かって突進する。守備力を攻撃力として扱うため、4300ポイントのパワーとなっている。黒魔術師も抵抗して、暗黒魔法を撃ってきた。そんなものは薙ぎ払い、敵本体を一刀両断に叩くのみ。パンドラのライフを1700ポイントまで減らした。回転鋸が奇術を喰らおうと迫っていく。

「《超重武者装留ダブル・ホーン》の装備効果により、《超重荒神スサノ-O》は連続攻撃を可能とする。ダイレクト・アタック!」

 パンドラは悲鳴をあげる。強烈な一撃を叩きこまれて、ライフポイントを0にする。



 権現坂の勝利となったが、安心はできない。巨大鋸が回転しながら、敗者の足を切断しようと迫っているのだ。権現坂は何とか、相手も救おうと駆けだす。鋸を圧倒的な腕力により殴りつけ、強引にも止めてしまう。パンドラは袖から小鍵を出した状態で、言葉を失った。





【D-36:勝者は権現坂!】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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