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D-37 九十九遊馬VS紫雲院素良-前篇

「ゴゴゴゴリラ」地【獣族・効果】☆×4
①:このカードが表側守備表示で特殊召喚された場合、このカードは表側攻撃表示となり、このカードの元々の攻守は入れ替わる。②:このカードをフィールドからX素材としてX召喚したモンスターは、以下の効果を得る。
●このX召喚に成功した場合、相手フィールドに表側攻撃表示で存在するモンスター1体を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。
ATK0 DEF2000


 過去に書いたSSを再利用しています。《ドドドドスコイ》というオリカを使ってましたが、ニューオリカに変更しました。

 鉄男が集合場所に来なかった。小鳥と一緒に待っていれば、アストラルが騒ぎだす。異様な力を感じたらしい。嫌な予感もして向かってみれば、鉄男が決闘者にやられていた。少年が怪光線を放って、親友をカードにする。ギャラリーが悲鳴をあげて逃げていく。

「あっけないね。エクシーズ使いの負け犬ちゃんは」

 キャンディーを舐めて、ケラケラと哂っている。九十九遊馬へ視線をやると、あざとく小首を傾げだす。観月小鳥は怖がって、一歩さがってしまう。邪悪さを湛えた表情を向けられたのだ。無理もないだろう。友達を閉じこめたカードを弄ばれて、遊馬は怒りを爆発させる。

「お前っ! 鉄男に何をした⁉」

「デュエルをして、カードにしたんだ。君には不思議なのが憑いているね」

「遊馬。彼には私が視えるようだ」

「誰かは知らないけど、鉄男を元に戻せ!」

「僕に勝てたら戻るんじゃない? エクシーズ使いの雑魚には無理だけどね」

 彼も融合次元から来たのだろうか。ドルべやギラグが追いはらったと、遊馬達は耳にしている。一度は撤退するも、再び侵攻をしてきたのだろう。ドン・サウザンドの匂いも微かにするのは気のせいか。アストラルは考える。青髪少年は無邪気に、お菓子を味わっている。笑顔の奥からは、狩人のような視線を刺してくる。油断をしないように、遊馬へ注意をしておく。

「僕は紫雲院素良。君もカードにしてあげるよ」

「お前なんかに負けない!」



『デュエル!』



【1ターン目:遊馬】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「俺の先攻、ドロー。《ドドドガッサー》を手札から墓地へ送り、魔法カード《オノマト連携》を発動する。《ガガガマジシャン》と《ゴゴゴゴーレム》をデッキから手札に加える」

「モンスター1体を裏守備表示でセット。カード3枚をセットして、ターンエンド」

 《ドドドボット》を伏せておいた。通常召喚する場合には、裏守備表示でセットしなければいけないから。守備力は1900ポイントもあるけど、戦闘破壊される可能性も低くはないだろう。アストラルが助言をしなくとも、九十九遊馬は対策を打っている。



【2ターン目:素良】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
遊馬:モンスター1体を裏守備表示でセットしている。魔法&罠ゾーンにカード3枚をセットしている。


「僕のターン、ドロー。《ファーニマル・ドッグ:攻撃力1700・Lv4》を召喚する。この召喚により、《エッジインプ・シザー》をデッキから手札に加える」

「手札の《ファーニマル・ベアー》、《ファーニマル・ラビット》、《エッジインプ・シザー》、フィールドの《ファーニマル・ドッグ》を《融合》するよ。現れでちゃえ! 全てを引き裂く密林の魔獣! 《デストーイ・シザー・タイガー:攻撃力1900・Lv6》!」

「この融合召喚により、フィールドのカード4枚を破壊する」

「破壊はさせない。罠カード《ブレイクスルー・スキル》を発動する。《デストーイ・シザー・タイガー》の特殊効果は無効になる」

 紫雲院素良は遊馬のフィールドを壊滅させるつもりだ。《ファーニマル》複数を使っての融合召喚。《デストーイ・シザー・タイガー》を融合渦から呼びだした。トラのヌイグルミから鋏が突きだして、獰猛なるがままに暴れだす。《ブレイクスルー・スキル》を発動させることで、遊馬は破壊効果を止めた。パワーアップ効果も封じている。ソラはキャンディを噛みだす。

「へぇー。さっきの太っちょよりは強いね。《ファーニマル・ラビット》を融合素材にしたから、《ファーニマル・ドッグ》を回収するよ」


「融合召喚は続くけどね。魔法カード《魔玩具融合》を発動する」

「《ファーニマル・ベアー》と《エッジインプ・シザー》を墓地融合!」

「悪魔の爪よ! 野獣の牙よ! 今一つとなりて、新たな力と姿を見せよ! 融合召喚! 現れでちゃえ、すべてを切り裂く戦慄のケダモノ、《デストーイ・シザー・ベアー:攻撃力2200・Lv6》!」

「セットモンスターを攻撃するよ!」

 ソラは遊馬を見下している。慢心している様子が、表情に漏れている。さらなる融合を仕掛けてきた。モンスターを墓地から除外しての融合召喚。大きすぎるクマのヌイグルミから、鋏の刃が伸びてくる。《ドドドボット》へタックルをぶつけて、マシーンボディをガラクタに変えた。そのまま呑みこんで、パワーアップを果たそうとする。

「《デストーイ・シザー・ベアー》が戦闘破壊に成功したから、《ドドドボット》を装備カードにする。攻撃力も1000ポイントアップするね」

「そうはさせない。罠カード《ガードゴー!》を発動する。《ドドドボット:守備力1900・Lv4》は戦闘破壊された。このカードを復活させる。さらに、《ガガガマジシャン:守備力1000・Lv4》と《ゴゴゴゴーレム:守備力1500・Lv4》を手札から特殊召喚!」

「いっぱい並べても無駄だね。《デストーイ・シザー・タイガー》で《ガガガマジシャン》を攻撃する」

 《ガガガマジシャン》はレベル変更能力を有している。ディスク機能で効果を調べてから、攻撃宣言を続けてきた。《デストーイ・シザー・タイガー》が刃を振りかざして襲いかかる。マジシャンは組み伏せられた。紫雲院素良は飴を咥えて、舐めはじめる。

「みんな、やっつけるから。ターンエンド」



【3ターン目:遊馬】LP4000、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
遊馬:《ドドドボット:守備力1900・Lv4》&《ゴゴゴゴーレム:守備力1500・Lv4》が守備表示。魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。

素良:《デストーイ・シザー・タイガー:攻撃力2500・Lv6》&《デストーイ・シザー・ベアー:攻撃力2800・Lv6》が攻撃表示。


「俺のターン、ドロー。《ゴゴゴゴリラ:攻撃力0・Lv4》を召喚!」

「レベル4《ゴゴゴゴリラ》と《ドドドボット》で、オーバーレイ・ネットワークを構築! 《No.39 希望皇ホープ:攻撃力2500・R4・O×2》をエクシーズ召喚!」

「《ゴゴゴゴリラ》をエクシーズ素材にしたので、《デストーイ・シザー・ベアー》をバウンスさせる」

 ホープはゴリラのように胸を叩く。《デストーイ・シザー・ベアー》にゴリラ・パンチをぶつけて、エクストラデッキへと押し返した。《デストーイ・シザー・タイガー》をバウンスさせた方がよさそうだが、再度の融合召喚をされたら厄介だ。遊馬は考えてプレイをしている。この調子であれば、さらなる決闘大会でも活躍できるだろう。アストラルは友に感心を抱く。


「《ゴゴゴゴーレム:攻撃力1800》を攻撃表示に変更する」

「《No.39 希望皇ホープ》で《デストーイ・シザー・タイガー》を攻撃する。《ゴゴゴゴーレム》でダイレクト・アタック!」

 《デストーイ》が減ったことで、《デストーイ・シザー・タイガー》の攻撃力は2200ポイントまでダウンしている。白き希望戦士が大剣を振りあげて、路上を駆けていく。ホープ剣・スラッシュをヒットさせて、ヌイグルミ悪魔をまっぷたつにした。《ゴゴゴゴーレム》の巨体による体当たりも決まり、ソラのライフは1900ポイントまで落ちていった。幼い少年は起きあがり、飴を噛み砕く。

「あまり調子に乗らないでね。エクシーズ使いのくずがっ!」

「俺が勝ったら、鉄男を元に戻してもらうからな!」





【D-37:後半へ続く】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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