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D-62 観月小鳥、デュエルを始めます

「電子光虫-ウェブソルダー」光【昆虫族・効果】☆×3
このカードをX召喚の素材とする場合、昆虫族モンスターのX召喚にしか使用できない。①:1ターンに1度、自分フィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示にし、手札から昆虫族・レベル3モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。②:フィールドのこのカードを素材としてX召喚したモンスターは以下の効果を得る。
●このX召喚に成功した場合に発動する。相手フィールドの全ての表側表示モンスターは、守備力が0になり、守備表示になる。
ATK500 DEF1500


 この小鳥は天使族使いとなります。

「私もデュエル、できるかな?」

「できるに決まっているでしょ。たっぷりと、私が教えたからね。それに、あなたは遊馬のデュエルを見てきた。学んだことも、たくさんあるでしょ? 素質は十分にあるわ」

 小鳥の呟きに、リオは微笑ましそうに答える。ハートランド・シティは穏やかな陽光に照らされている。微風にくすぐられて、少女達は気持ち良さそうにしている。観月小鳥もデュエルに興味を抱いて、リオのスパルタ教育を受けていた。異世界からの侵略者により、街は物騒になっている。自分だって戦いたい。そんな気持ちもある。

「さぁて、デュエリストに挑んでいきましょう。実践で強くなるんだから」

「私は、まだ初心者だし。この前、セレナという人に負けちゃった」

「あの人も異世界人らしいわね。今の小鳥なら勝てると思うけど。適度な相手はいないかな?」

「とどのつまり、僕が相手をしましょう」

  等々力孝だ。おかっぱ頭の優等生であり、クラス委員長である。誰かと聞かれそうだけど、れっきとしたレギュラー・キャラである。いまいち目立たない属性であろうか。ナンバーズ・クラブのメンバーであり、登場回数も多い。九十九遊馬に勝ったこともあるが、当時の彼は初心者であった。今の遊馬に挑めば、ボロクソにされるであろう。

「等々力君ね。デュエルしましょう」

「とどのつまり、初心者でも全力全開でいきますよ」



『デュエル!』



【1ターン目:小鳥】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

「私の先攻ね。まずは、魔法カード《天空の宝札》を発動するよ。光属性・天使族の《アーティファクト-モラルタ》を手札から除外して、2枚ドロー」

 D・ゲイザーを目にかぶせて、D・パッドを開ける。ARヴィジョンが視界一面を覆いつくす。デュエル舞台は天空島であるようだ。どこまでも雲海が広がっており、微かな隙間からは海が見える。小鳥のデッキとマッチしているフィールドだ。
 さっそく、手札交換といく。《天空の宝札》に頼った代償として、このターンに特殊召喚は不可となる。バトルフェイズも封じられてしまう。ファーストターンでは問題無し。


「《天空の使者 ゼラディアス》を手札から捨てることで、デッキからフィールド魔法《天空の聖域》を手札に加えるわ。このカードを発動する」

「《神秘の代行者 アース:攻撃力1000・Lv2・チューナー》を召喚。この召喚により、《マスター・ヒュペリオン》をデッキ―サーチ。特殊召喚はできないか」

「カード1枚をセットして、ターンエンド」

 天空島の緑地帯に、聖なる神殿が浮びあがった。このフールドでは、天使族の戦闘により発生するコントローラーへのダメージは0となる。低攻撃力を晒しても、ひとまずは安心であろう。地球の代行天使は、召喚時に《代行者》をデッキサーチできる。《天空の聖域》の下では、《マスター・ヒュペリオン》を代わりに手札に加えられる。



【2ターン目:等々力】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
小鳥:《神秘の代行者 アース:攻撃力1000・Lv2・チューナー》が攻撃表示。フィールド魔法《天空の聖域》が発動中。魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「いきなり手強いですね。僕のターン、ドロー。フィールド魔法《光虫基盤》を発動します。昆虫族の攻守は300ポイントアップしますよ」

「《ギャラクシー・ワーム:攻撃力1200・Lv3》を召喚します。このカードの召喚時、僕のフィールドには他のモンスターはいません。これにて、リクルート効果を使えます。《ギャラクシー・ワーム:攻撃力1200・Lv3》をデッキから特殊召喚!」

「レベル3の《ギャラクシー・ワーク》2体で、オーバーレイ・ネットワークを構築! 《電子光虫-スカラジエータ:攻撃力1800・R3・O×2》をエクシーズ召喚!」

「このカードで《神秘の代行者 アース》を攻撃しますよ!」

 等々力孝の周囲のみ、電子空間が揺らめいている。《ギャラクシー・ワーム》とは、カイトの使いそうなモンスター。光輝く大芋虫達は光渦に呑みこまれて、スカラベを呼ぶ。《電子光虫》は機械的なデザインである。この巨大虫は、ラジエーターらしきモノを回しているようだ。それを蹴とばして、《神秘の代行者 アース》にぶつける。戦闘ダメージこそ発生しないが、《電子光虫-スカラジエータ》は惑星天使を光玉へと変えてしまう。

「《電子光虫-スカラジエータ》は戦闘破壊したモンスターを、自分のORUにできるのですよ」

「カード1枚をセットして、ターンエンド」



【3ターン目:小鳥】LP4000、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
小鳥:フィールド魔法《天空の聖域》が発動中。魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。

等々力:《電子光虫-スカラジエータ:攻撃力2100・R3・O×3》が攻撃表示。フィールド魔法《光虫基盤》が発動中。魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。フィールドは《天空の聖域》なので、《死の代行者 ウラヌス:攻撃力2200・Lv5・チューナー》を手札から特殊召喚する。モンスター効果を、さらに発動するわ。《裁きの代行者 サターン:Lv6》をデッキから墓地へ送ることで、このカードのレベルを6にする」

 天王星の代行天使だ。漆黒に包まれており、死神めいた姿をしている。杖を振るうと、空間に裂目が開き、そこから《裁きの代行者 サターン》が冥府へと送りこまれる。《死の代行者 ウラヌス》は、そのモンスターとレべルが同じになる。
 《電子光虫-スカラジエータ》の特殊効果を使えば、暗黒天使の能力を封じられたであろう。しかし、1ターンに1度という回数制限もある。《マスター・ヒュペリオン》を警戒して、ORUを温存してきた。等々力孝なら、そうするであろう。《神秘の代行者 アース》によりデッキサーチしたカードは情報公開される。それこそが牽制材料となる。小鳥は分かっていた。


「《創造の代行者 ヴィーナス:攻撃力1600・Lv3》を召喚するね。1500ポイントのライフを払い、《神聖なる球体:守備力500・Lv2》3体をデッキから特殊召喚!」

 金星の代行天使を降臨させる。女性天使は神々しく輝くと、美しき光球体を現す。2500ポイントまでライフを減らすも、モンスター3体を増やせた。《電子光虫-スカラジエータ》のORUを使ってくるかと、小鳥は緊張していた。《マスター・ヒュペリオン》を怖れてのことか、等々力は冷汗を流している。観月小鳥は内心でガッツポーズ。


「レベル2の《神聖なる球体》2体で、オーバーレイ・ネットワークを構築! 《神騎セイントレア:攻撃力2000・R2・O×2》をエクシーズ召喚!」

「このカードで《電子光虫-スカラジエータ》を攻撃するわ!」

「《マスター・ヒュペリオン》は召喚しないのですか。ORU2体を取り除いて、《電子光虫-スカラジエータ》の特殊効果を使います。《神騎セイントレア:守備力0》を守備表示に変更して、モンスター効果もターン終了時まで無効にします」

 《電子光虫-スカラジエータ》はORUを蹴りつける。ケンタウルス型の聖騎士へとぶつけて、守備体勢に強制変更させる。《神騎セイントレア》はORUを有している限り、戦闘破壊されない。ORU1体を消費すれば、戦闘相手を手札へと戻せる。さすがに、等々力少年も焦ったようだ。《神騎セイントレア》の攻撃態勢を解くも、観月小鳥の攻勢まで解いたわけでない。

「《死の代行者 ウラヌス》で《電子光虫-スカラジエータ》を攻撃する。《創造の代行者 ヴィーナス》でダイレクト・アタック!」

 暗黒天使は杖先から闇を放つ。《創造の代行者 ヴィーナス》は光を注ぐ。《電子光虫-スカラジエータ》は闇波動に呑みこまれた。等々力のライフは2300ポイントまで落ちていく。
 小鳥は考える。等々力は次のターンで猛反撃をしてくるだろう。《神聖なる球体》はもちろん、《創造の代行者 ヴィーナス》や《死の代行者 ウラヌス》も破壊されかねない。《電子光虫-スカラジエータ》を特殊召喚されると、ORUにされる危険度も高い。《天空の聖域》に護られているといえども、天使を失っていけば敗北させられてしまう。遊馬なら、さらなる備えもしておくだろう。幸いにして、忍者・月影に貰った新兵器もある。


「レベル2《神聖なる球体》に、レベル6《死の代行者 ウラヌス》をチューニング! 《ゼラの天使:攻撃力2800・Lv8》をシンクロ召喚!」

「カード1枚をセットして、、ターンエンド」

 《神聖なる球体》は二星となり、《死の代行者 ウラヌス》の変化した六重輪を抜けていく。《大天使ゼラート》のごとき天使が現れて、天空島の周囲を飛びまわる。忍者・月影の渡してくれたカードだ。エクシーズをマスターするだけでは足りない。小鳥は異世界の召喚方法も勉強している。



【4ターン目:等々力】LP2300、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
小鳥:《ゼラの天使:攻撃力2800・Lv8》&《創造の代行者 ヴィーナス:攻撃力1600・Lv3》が攻撃表示。《神騎セイントレア:守備力0・R2・O×2》が守備表示。フィールド魔法《天空の聖域》が発動中。魔法&罠ゾーンにカード2枚をセットしている。

等々力:フィールド魔法《光虫基盤》が発動中。魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「ここまで強いとは思いませんでした。もう、観月小鳥さんを初心者だとは思いませんよ。僕のターン、ドロー。罠カード《光虫異変》を発動します。《ギャラクシー・ワーム:攻撃力1200・Lv3》2体を効果無効にして、墓地から特殊召喚!」

「レベル3の《ギャラクシー・ワーム》2体で、オーバーレイ・ネットワークを構築! 《電子光虫-スカラジエータ:攻撃力1800・R3・O×2》をエクシーズ召喚!」

「このカードからORU2つを取り除きます。《電子光虫-スカラジエータ》を再構築して、《電子光虫-コアべージ:攻撃力2200・R5・O×1》をエクシーズ召喚!」

「永続罠《マクロ・コスモス》を発動するわ。墓地へ送られるカードは除外される」

 電子蝶が光を散らしながら羽ばたく。ORU2つをコストにして、ランク3・4のインセクト・エクシーズに重ねて特殊召喚できる。このタイミングで、小鳥は永続罠をリバースさせた。《ギャラクシー・ワーム》2体はORU扱いで墓地送りとなるはず。《マクロ・コスモス》により、異次元へと吸いこまれる。除外されている相手カード1枚につき、《ゼラの天使》は100ポイントのパワーアップ。攻撃力は3000にまで高まっている。


「《電子光虫-ウェブソルダー:攻撃力500・Lv3》を召喚しますよ。このカードを守備表示にすることで、《電子光虫-センチビット:守備力500・Lv3》を手札から特殊召喚!」

「レベル3の《電子光虫》2体で、オーバーレイ・ネットワークを構築! 《電子光虫-スカラジエータ:攻撃力1800・R3・O×2》をエクシーズ召喚!」

 電子蜘蛛は自ら守備表示となり、レベル3の昆虫族を手札から守備表示で特殊召喚させる。電子百足を呼びだした。《電子光虫-ウェブソルダー》はフィールドでエクシーズ素材となった。《電子光虫-スカラジエータ》に特殊効果を追加させる。エクシーズ召喚時に、相手モンスター全てを守備表示とし、その守備力も0にするというものを。《電子光虫-センチビット》も、守備表示モンスターへの全体攻撃という特殊能力を付与する。
 《電子光虫-スカラジエータ》はエクシーズ召喚されると同時に、スパークを放つ。《ゼラの天使》は天空島へと墜落させられる。《創造の代行者 ヴィーナス》も守備体勢へと屈された。相手モンスターの表示形式を変更したことで、《電子光虫-コアベージ》は墓地の《電子光虫-スカラジエータ》をORU扱いで取りこむ。


「ORU1つを取り除き、《電子光虫-コアベージ》のモンスター効果を発動します。《神騎セイントレア》は守備表示ですね。デッキへ戻します」

「《電子光虫-スカラジエータ》で《ゼラの天使》と《創造の代行者 ヴィーナス》を攻撃します。《電子光虫-コアベージ》でダイレクト・アタックをすれば、僕の勝ちです!」

「たしか、《アーティファクト-モラルタ:守備力1400・Lv5》は天使族ね。永続罠《奇跡の降臨》を発動して、このカードを除外状態から特殊召喚!」

「このカードを相手ターンに特殊召喚した。《電子光虫-コアベージ》を破壊!」

「ORU2つを取り除いて、《電子光虫-スカラジエータ》の特殊能力を発動します。《アーティファクト-モラルタ》を攻撃表示に変更して、特殊効果をターン終了時まで無効にします」

 《電子光虫-コアベージ》は電子翅を羽ばたかせて、大風を巻き起こす。《神騎セイントレア》を吹きとばした。《アーティファクト-モラルタ》を精神体が持ちあげて、異次元より割りこんできた。電子蝶を斬ろうとする。相手ターンで特殊召喚するだけで、表側表示のカード1枚を破壊できるのだ。《電子光虫-スカラジエータ》はラジエーターを蹴りとばして、破壊行為を妨害した。
 《電子光虫-スカラジエータ》は《ゼラの天使》と《創造の代行者 ヴィーナス》を戦闘破壊するも、《マクロ・コスモス》により除外となる。ORU扱いとして取りこめない。《電子光虫-コアベージ》は《アーティファクト-モラルタ》へ空中体当たりを決めた。バトルダメージは与えられないが。


「《アーティファクト-モラルタ》を守備表示で出してくるとは、小鳥さんも悪魔ですね。迷っちゃいましたよ。《光虫基盤》の効果発動です。《電子光虫-コクーンデンサ》を手札から、《電子光虫-コアベージ》のORUにします」

「《電子光虫-コアベージ》からORU2つを取り除きます。このカードを再構築して、《電子光虫-ライノセバス:攻撃力2600・R7・O×1》をエクシーズ召喚!」

「これで、ターンエンドです」



【5ターン目:小鳥】LP2500、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
小鳥:フィールド魔法《天空の聖域》&永続罠《マクロ・コスモス》が発動中。

等々力:《電子光虫-ライノセバス:攻撃力2900・R7・O×1》&《電子光虫-スカラジエータ:攻撃力2100・R3・O×0》が攻撃表示。フィールド魔法《光虫基盤》が発動中。


「私のターン、ドロー。《ゼラの天使:攻撃力2800・Lv8》は除外された。次のスタンバイフェイズに、異次元より帰還するわ。このカードを特殊召喚!」

「魔法カード《マジック・プランター》を発動! 永続罠《マクロ・コスモス》は表側表示ね。このカードを墓地へ送って、2枚ドロー」


「《英知の代行者 マーキュリー》を手札から除外することで、《マスター・ヒュペリオン:攻撃力2700・Lv8》を手札から特殊召喚!」

「ORU1つを取り除きます。《電子光虫-ライノセバス》は相手フィールドで最高守備力のモンスターを破壊します。《ゼラの天使》を効果破壊となりますね」

「手札から速攻魔法《禁じられた聖杯》を発動する。《電子光虫-ライノセバス》は400ポイントのパワーアップをするけど、モンスター効果は無効化される」

 電子甲虫が猛突進をする。《ゼラの天使》は青空へと舞いあがり、角先に触れる寸前で避けきる。等々力は驚愕している。《地砕き》を内蔵した《電子光虫》のエース。この切札すらも回避するとは。《マジック・プランター》を採用しているのも、永続罠を多様しているせいだろう。小鳥ちゃんは、九十九遊馬の成長を見続けてきたんだ。とてつもない才能を秘めているかもしれない。


「《裁きの代行者 サターン》を墓地除外して、《マスター・ヒュペリオン》の特殊効果を発動するよ。《電子光虫-ライノセバス》を破壊する」

「これで、勝負を決めるわよ! 《ゼラの天使》で《電子光虫-スカラジエータ》を攻撃する。《マスター・ヒュペリオン》でダイレクト・アタック!」

 太陽天使が灼熱を噴きあげる。天空島を燃やしてしまいそうなほどの勢い。熱波が島の周囲を包みこむ。視覚効果だけでも、本当に熱くなってきそうだ。《マスター・ヒュペリオン》は紅炎を掌から放って、《電子光虫-ライノセバス》を瞬時にして蒸発させる。《ゼラの天使》は蚊のように飛びまわり、《電子光虫-スカラジエータ》を斬りつけた。等々力の除外モンスターは5体。3300ポイントまでパワーは上昇している。直接攻撃に焼かれて、等々力は敗北させられた。

「等々力君に勝てたっ!」

 素直に喜ぶ観月小鳥を見て、リオは微笑んでいた。等々力孝も悔しそうだけど、どこか嬉しそう。





【D-62:勝者は観月小鳥!】





「どきんっ! 小鳥ちゃんっていうんだ。可愛いーっ!」

「リオっていう子も超絶美少女だね。ようし! 2人とも仲良くなってもらうからね!」

 観戦者に危険人物が混ざっていた。大庭ナオミ。タッグフォース次元の決闘者である。




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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