スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

D-125 海馬瀬人VS深海の戦士

「バージェストマ・オレノイデス」通常罠
①:フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。②:罠カードが発動した時、その発動にチェーンしてこの効果を墓地で発動できる。このカードは通常モンスター(水族・水・星2・攻1200/守0)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。この効果で特殊召喚したこのカードはモンスターの効果を受けず、フィールドから離れた場合に除外される。


 カード名が日本語に訳されてない罠もあります。勝手に訳して使っています。

 海馬瀬人は融合次元に突入して、アカデミア校舎内を奥へと向かっていた。
 この大扉の向こうに、悍ましい気配を感じる。大邪神・顔無きスフィンクスの控えているという広間がある。そいつを従わせれば、あの決闘者を冥府から呼びだせるはず。その前に、門番のごとく構えている《深海の戦士》を蹴散らさなければ。

「久しぶりだな。海馬瀬人。スフィンクス様のおかげで、私は地獄から蘇った。貴様らに敗れた我々は、臥薪嘗胆の思いで、デュエルの腕を磨いてきた。貴様を倒して、恨みを雪ぐ」

「ふぅん。憐れな男だ。大下幸之助。そうやって、利用され続けるがいい」



『デュエル!』



【1ターン目:深海の戦士】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

「私の先攻。戦争で重要なものは下準備であるな。カード4枚をセットして、ターンエンド」



【2ターン目:海馬】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
深海の戦士:魔法&罠ゾーンにカード4枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー」

「古代生物よ、その力を発揮せよ。罠カード《バージェストマ・マーレラ》を発動。罠カード《バージェストマ・マーレラ》をデッキから墓地へ送る」

「俺の場にモンスターは存在しない。魔法カード《予想GUY》を発動する。《ブラッド・ヴォルス:攻撃力1900・Lv4》をデッキから特殊召喚!」

「《バージェストマ・ピカイア》を手札から捨てることで、罠カード《バージェストマ・ピカイア》を発動する。2枚ドロー。この罠にチェーンを行い、《バージェストマ・マーレラ:攻撃力1200・Lv2》を墓地より特殊召喚する。この効果によって現れし古代生物は、モンスター効果を受けない」

「《ブラッド・ヴォルス》をリリースして、《クリスタル・ドラゴン:攻撃力2500・Lv6》をアドバンス召喚。《バージェストマ・マーレラ》を攻撃するまで!」

「《クリスタル・ドラゴン》が戦闘行為をしたバトルステップに、レベル8のドラゴン《青眼の白龍》をデッキサーチする気か。そうはいかない。《バージェストマ・ディノミスクス》を手札から捨て、罠カード《バージェストマ・ディノミスクス》を発動しよう。《クリスタル・ドラゴン》を除外する」

「このトラップにチェーンを行い、《バージェストマ・ピカイア:攻撃力1200・Lv2》を墓地から通常モンスター扱いとして特殊召喚する」

 植物のごとき古代生物が触手を伸ばして、《クリスタル・ドラゴン》を呑みこんだ。そのアドバンス召喚時での除外であるため、《青眼の白龍》は呼ばれない。
 《バージェストマ・マーレラ》と《バージェストマ・ピカイア》がフィールドにそろう。攻撃力こそ低いが、大下幸之助は水属性モンスターを並べていく。


「カード2枚をセットして、ターンエンド」

「罠カード《バージェストマ・オレノイデス》を発動する。セットしたばかりのカード1枚を破壊するとしよう。《バージェストマ・ディノミスクス:攻撃力1200・Lv2》をチェーン発動して墓地より特殊召喚する。若造の浅知恵ごとき、大人の前では通用しない」



【3ターン目:深海の戦士】LP4000、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
深海の戦士:《バージェストマ・マーレラ:攻撃力1200・Lv2》&《バージェストマ・ピカイア:攻撃力1200・Lv2》&《バージェストマ・ディノミスクス:攻撃力1200・Lv2》が攻撃表示。魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。

海馬:魔法&罠ゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《バージェストマ》3体が並んでいる状態か。数の上での物量戦が戦いにおいて有効なのは、古今東西の兵法書に記されている。 例えば……」

「貴様の蘊蓄など、どうでもいい。早くデュエルを進めろ!」

「貴様っ。レベル2の《バージェストマ》3体で、オーバーレイ・ネットワークを構築! 《バージェストマ・アノマロカリス:攻撃力2400・R2・O×3》をエクシーズ召喚!」

「ORU1体を取り除く。セットカードを破壊だ!」

「怪物と呼ばれし男も、その程度か。破壊対象となった速攻魔法《青き眼の威光》を発動する。《青眼の白龍》は《バージェストマ・アノマロカリス》の動きを封じる」

 《バージェストマ》らが光渦へ吸いこまれていく。青き古代海中生物が、そこから吐きだされる。トラップをORUにしているので、破壊能力も使用可能だ。SS2な点も厄介であろうか。
 空中を海中のように泳いで、セットカードを噛み砕こうとするも、海馬社長は《青き眼の威光》をリバースさせる。《青眼の白龍》はデッキから墓地へと送られた。《バージェストマ・アノマロカリス》は恐怖心を植えつけられて、攻撃を封じられてしまう。


「さすがは、海馬社長か。カード3枚をセットして、ターンエンド」



【4ターン目:海馬】LP4000、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
深海の戦士:《バージェストマ・アノマロカリス:攻撃力2400・R2・O×2》が攻撃表示。魔法&罠ゾーンにカード4枚をセットしている。

海馬:無し。


「俺のターン、ドロー。儀式魔法《カオス・フォーム》を発動する。レベル8《青眼の白龍》を墓地より生贄とすることで、《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン:攻撃力4000・Lv8》を儀式召喚! 《バージェストマ・アノマロカリス》を攻撃する!」

 《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》は相手の効果対象とならず、効果破壊もされない。《バージェストマ・アノマロカリス》のORUを取り除いても破壊不能である。
 《深海の戦士》こと、大下幸之助は焦る。《バージェストマ・ハルキゲニア》を発動させても、《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》の攻守を半分にできない。《バージェストマ・カナディア》により、裏守備表示に変更できない。
 混沌のマキシマム・バーストが全身から放たれた。《バージェストマ・アノマロカリス》は光の砲撃で消されそうになるも、主は特殊効果を活かす。

「罠カード《バージェストマ・エルドニア》を発動する。《バージェストマ・アノマロカリス》の攻守は500ポイントアップする。フィールドの罠が墓地へ送られたことで、《バージェストマ・アノマロカリス》の特殊能力を発揮する。デッキトップをめくる。《くず鉄のかかし》か。手札に加えるぞ!」

 深海の戦士は、2900ポイントまでライフを削られた。
 《バージェストマ・アノマロカリス》を粉砕されたのは痛すぎる。大下幸之助の築いていった戦略は、《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》のみで潰されてしまった。《バージェストマ》の効果は対象を取ることが多いゆえ、全く通用しない。
 海馬社長は感情をこめずエンド宣言をした。



【5ターン目:深海の戦士】LP2900、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
深海の戦士:魔法&罠ゾーンにカード4枚をセットしている。

海馬:《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン:攻撃力4000・Lv8》が攻撃表示。


「私のターン、ドロー。カード1枚をセットして、ターンエンド」



【6ターン目:海馬】LP4000、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
深海の戦士:魔法&罠ゾーンにカード5枚をセットしている。

海馬:《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン:攻撃力4000・Lv8》が攻撃表示。


「俺のターン、ドロー。魔法カード《巨竜の羽ばたき》を発動する。《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》を手札へ戻すことで、魔法・罠全てを破壊する。このカードを手札から捨て、魔法カード《トレード・イン》を発動だ。2枚ドロー」

 大下幸之助が焦るのも無理はない。《くず鉄のかかし》ではなく、《ディメンション・ウォール》を伏せていたからだ。《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》を利用しての逆転勝利は不可能となる。しかし、貫通能力持ちの竜が消えたのは、地獄に仏であろう。守備力の低いモンスターでも、壁として機能するゆえに。《深海の戦士》は叫ぶ。

「罠カード《バージェストマ・レアンコイリア》を発動する。除外されている《青眼の白龍》を墓地へ戻す。罠カード《バージェストマ・マーレラ:守備力0・Lv2》を墓地から特殊召喚!」


「その程度で守れると思ったか。俺のフィールドにモンスターは存在しない。《カイザー・ブラッド・ヴォルス:攻撃力1900・Lv5》を手札から特殊召喚する。《激昂のミノタウルス:攻撃力1700・Lv4》を召喚。獣戦士全てに貫通能力を与える。2体で攻撃をだ!」

 重々しい足音が響く。巨獣戦士の連係攻撃が決まる。《激昂のミノタウルス》は戦闘斧を振りおろして、《バージェストマ・マーレラ》を斬った。《カイザー・ブラッド・ヴォルス》からの直接攻撃を受けて、《深海の戦士》は倒れた。
 海馬瀬人は敗者に目もくれず、大扉を開けようとする。



「貴様は海馬瀬人。先に来ていたのか」

 ジャック・アトラスが背後から叫ぶ。万丈目準や沢渡シンゴ、タイラー姉妹までそろっている。
 そこに、赤馬零児まで合流してきた。彼は海馬社長に声をかける。

「この扉の向こうに、顔無きスフィンクスが控えている。アカデミアを支配している大邪神。最善の備えをしても、我々が勝てる望みは絶望的だ」

 海馬瀬人は黙って、荘厳なる扉を開ける。ピケルとクランが大きく描かれた特別性だ。
 大広間への隙間が広がるにつれて、少女達の歌声が大きくなっていく。ミエルとプリンセス・コロンが舞台上で、「鏡のデュアル・イズム」を熱唱していた。セラはギターを演奏している。薄暗いホールで、サイリウムが無数に蠢いている。おっさん達が汗を振りまきながら踊って、野太い声をあげている。外なる世界より招かれし、大きなお友達だ。顔無きスフィンクスは、スカートの中を狙って下方から必死で撮りまくっていた。

「ついに、ここまで来たか。しかし、暗黒の儀式は終盤を迎えようとしている。我は大邪神・顔無きスフィンクス。愚かな人間どもめ。ここに辿りついたことを後悔するがいい。這い寄る混沌の究極なる恐ろしさを、脆弱なる魂に刻むがいい」

 大邪神の恐声が、海馬一行を喰らうように轟いた。





【D-125:勝者は海馬瀬人!】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。